現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > あのロゴは何? スーパーGTのマシンに付いているスポンサーの正体とは

ここから本文です

あのロゴは何? スーパーGTのマシンに付いているスポンサーの正体とは

掲載 更新
あのロゴは何? スーパーGTのマシンに付いているスポンサーの正体とは

 自動車関連企業からレジャー産業まで多岐にわたる

 今シーズンも4月8日に開幕戦(岡山)を迎える、スーパーGT。主要チームにはそれぞれチームカラー=スポンサーカラーがあり、応戦するファンはその旗やグッズをもって、サーキットに駆けつける。そうしたスーパーGTのチームとファンにとって、切っても切れない関係にある主要チームのスポンサーについておさらいしてみよう。

ホンダだけじゃない! F1を支える日本の企業たち

・カルソニック

 星野一義率いるチームインパルの「カルソニック IMPUL GT-R」のスポンサー、カルソニックカンセイ。1938年創業の日本ラジエーター製造株式会社が母体で、今年でちょうど創業80周年。シルエットフォーミュラ時代、1982年に星野一義がドライブした「シルビアターボ」に「日本ラヂエター」のステッカーを張ってスポンサーになって以来、ずっと星野一義とチームインパルを応援。じつはモータースポーツ史上、世界最長のタイトルスポンサーの記録で、今年もチームインパルをサポートする。

 グループA時代のR32GT-Rから、「カルソニックブルー」のイメージが定着し、JTCC、JGTC、そしてスーパーGTと、星野/GT-R/カルソニックはいつもセット。エアコンやラジエターをはじめ、総合自動車部品メーカーとして、世界15カ国で、幅広い製品づくりに励んでいる。

・ウェッズスポーツ

 LEXUS TEAM WedsSport BANDOHのスポンサーでホイールメーカーのウェッズ。1985年のグループAレースから、スポンサー活動を開始。JTCC、JGTC、スーパーGTと、トヨタ系のレーシングチーム、「レーシングプロジェクトバンドウ」と一体になって、トップカテゴリーで戦ってきた。

 織戸学、谷口信輝、青木孝行、片岡龍也、荒 聖治などが、このチームで活躍。2017年の鈴鹿1000kmでは、小林可夢偉もこのチームから参戦していた。日本で初めてアフターパーツのホイールを販売した(1969年)、カスタムホイールのパイオニア。日本初のアルミ鍛造3ピースホイール もウェッズスポーツの製品だ。(『RACINGFORG(レーシングフォージ)』1977年)

・ケーヒン

 ケーヒンは、NSX-GTを走らせる「KEIHIN REAL RACING」のスポンサー。創業は1956年で、株式会社京浜精機製作所としてスタート。自動二輪用のキャブレターを製作し、ホンダの「ドリーム号」や富士重工の「ラビット号」に採用され、1963年以降、ホンダに四輪用のキャブレターも納入する。

 以後、キャブレターやフューエルインジェクションシステムのトップメーカーとなり、ホンダ系の部品メーカーでは最大手の総合システムメーカーだ。レースの世界でも、F1からスーパーGT、二輪レースまで、トップカテゴリーの燃料供給システムを開発している。2009年から、スーパーGTの「KEIHIN REAL RACING」をスポンサードしている。

・ZENT

 1991年のF1GPで、鈴木亜久里がドライブしたエスポ・ラルースのスポットスポンサーとして、モータースポーツのスポンサー活動を開始したZENT。ZENTは、愛知県豊田市に本社がある、パチンコホールのチェーン事業の会社で、会社名は株式会社善都。

 片山右京がドライブしたティレル・ヤマハのスポンサーでもあり、1992年からトヨタチームのスポンサーとしてルマン24時間レースにも参戦。国内レースでは、JTCC、JGTCをサポートし、スーパーGTの初年度、2005年にはZENT セルモスープラ(ドライバー/立川祐路 高木虎之介)で、ドライバーズチャンピオンを獲得した。

 2013年は、ZENT CERUMO SC430(ドライバー/立川祐路 平手晃平)で、ドライバーズ・チームのダブルタイトルに輝く。今シーズンも、ZENT CERUMO LC500(ドライバー/立川祐路 石浦宏明)のメインスポン サーであるとともに、フェルナンド・アロンソがドライブする、世界耐久選手権のトヨタTS050 HYBRIDのスポンサーになっている。

・DENSO

 カーエアコンをはじめ、自動車エレクトロニクスのトップ企業であるDENSO。1949年、日本電装株式会社として創業し、自動車部品の世界シェアはナンバーワン。トヨタグループの1社だが、その規模は中小の自動車メーカーを上回る。

 モータースポーツには、1960年代からチーム協賛や製品開発・供給などに関わっており、GTレースでは、1997年からサードチームのスポンサーに。2018年もLEXUS TEAM SARDをサポートし、ヘイキ・コバライネン、小林可夢偉という元F1ドライバーコンビを擁して参戦する。

 GT300クラスでは、SUBARU BRZ R&D SPORTのスポンサーにもなっている。そのほかWRC、WEC、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、全日本ラリーに参戦するTOYOTA GAZOO Racingのマシンにも、DENSOのロゴが貼ってある。スーパー耐久やダカールラリーなども応援しており、モータースポーツ全般と事情に関わりの深いメーカーだ。

こんな記事も読まれています

「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
カー・アンド・ドライバー
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
くるまのニュース
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
くるまのニュース
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
くるまのニュース
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
ベストカーWeb
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
AUTOSPORT web
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索
BRZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村