スーパー耐久シリーズ第3戦「スーパー耐久レース in オートポリス」は、7月27~28日にオートポリスにおいて5時間レースとして開催され、全7クラス37台の車両が出走。気温30℃、路面温度50℃を超える真夏の厳しいレースとなったが、ST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3 (リー・ジェフリー/太田格之進/チェン・ディーン/リアン・ジャトン)が初優勝を果たした。トップチェッカーを受けた81号車DAISHIN GT-R GT3(今田信宏/藤波清斗/坂口夏月/渡会太一)は、1周減算のペナルティを受け4位となった。
今回はST-3、5クラスの設定がなく、ST-X(全4台)、ST-Z(全11台)、TCR(全3台)、ST-Q(全5台)、ST-1(全1台)、ST-2(全7台)、ST-4(全6台)の7つのクラスでの大会となった。
■ホンダドライバーがメルセデスをドライブ。外国籍チームで貴重な経験積んだ太田格之進「今後どんなチャンスがやってきても、活かせるはず」
27日に行なわれた公式予選はA、Bドライバーのベストタイム合算で争われ、81号車GT-Rがポールポジションを獲得。33号車メルセデス、23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)、31号車DENSO LEXUS RC GT3(永井宏明/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀)が続いた。
28日11時3分に決勝レースがスタート。ポールから飛び出した81号車GT-Rの藤波が2周目に1分50秒574というこのレースのファステストラップを叩き出し、後続を引き離して独走態勢を作った。序盤に23号車メルセデスが2番手に順位を上げ、フロントロウスタートの33号車メルセデスは他クラス車両との接触でドライブスルーのペナルティを受け4番手まで順位を落とした。
スタートから1時間が経った頃、1コーナー手前のホームストレートでST-Zクラスの2番手を争っていた52号車埼玉GB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)と20号車NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z(田中優暉/平峰一貴/大木一輝)が接触し、20号車Zは左側のガードレールに激しく接触し2回転して1コーナーのグラベルでストップ。このアクシデントでセーフティカー(SC)が導入されることとなった。
SC先導は21分続き、この間に最初のピット作業を済ませるチームが多かった。ST-Xクラスの2番手だった23号車メルセデス(元嶋から中山)、トップの81号車GT-R(藤波から今田)、4番手の33号車メルセデス(リーからチェン)、3番手の31号車RC F(小高から嵯峨)もピットインしてドライバー交代を行なった。
38周完了したところでレースはリスタート。23号車メルセデスの中山が81号車GT-Rのジェントルマンドライバーである今田を51周目のブリッジ手前で逆転しトップに立った。レースの折り返し点近くなった2時間20分を経過すると、2番手の81号車GT-R(坂口へ)、4番手の31号車RC F(小山へ)、3番手の33号車メルセデス(リアンへ)、トップの23号車メルセデス(元嶋へ)が2回目のドライバー交代。トップ2台の差は15秒程度を保ったまま、最も暑い時間帯での走行を続けた。
最後のドライバー交代は残り1時間半となった頃、105周で3番手の33号車メルセデスが太田へ交代。108周で31号車RC F(小高)、109周で81号車GT-R(藤波)、111周で23号車メルセデス(DAISUKE)の順でピットストップを済ませた。しかしこのピットワークで81号車GT-Rのエンジンがかからず、チームは押し掛けを行ないコースへ。トップ23号車メルセデスとの差を30秒ほどに縮めた矢先に、81号車GT-Rには「1周減算」のペナルティが宣告された。
81号車GT-Rの藤波は、23号車メルセデスを駆るジェントルマンドライバーのDAISUKEを追い、129周目の1コーナーで逆転。その後も差を広げていったが相手をラップダウンにできるような時間は残っていなかった。
3番手の33号車メルセデスをドライブする太田は終盤の135周目1コーナーで23号車メルセデスを捕らえ2番手、実質的なトップに躍り出た。レースは5時間が経過し150周でチェッカー。33号車メルセデスが参戦2戦目で嬉しい初優勝を果たした。2位は23号車メルセデス、3位は31号車RC Fで、81号車GT-Rは表彰台に3.5秒及ばなかった。
11台が出走したST-Zクラスは、26号車Raffinee 日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治)がポールポジションを獲得し、昨年のチャンピオンである52号車スープラ、25号車 Raffinee 日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(植松忠雄/松田次生/佐藤公哉/名取鉄平)、20号車Z、885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVO(HIRO HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)が続いた。
26号車Zが序盤からレースをリードし、スタートから1時間が経過した頃に前述のアクシデントが発生したが、52号車スープラには影響はなく2番手をキープ。3番手は885号車スープラとなった。レースは最後のピット作業でタイヤ無交換作戦を採った52号車スープラがトップを奪い開幕戦以来の2勝目を挙げた。2位は26号車Z、そして3位には地元Team Noahの5号車マッハ車検GR Supra GT4 EVO(塚田利郎/金丸ユウ/森田真心/冨田自然)がゴールし、このクラス初の表彰台を獲得した。
ST-TCRクラスは97号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC(遠藤光博/中野信治/辻本始温/桝本隆介)、98号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC (KIZUNA/リ ジョンウ/山本聖清)が1-2フィニッシュ。
ST-1クラスは2号車シンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)が143周をトラブルなく完走し優勝した。
ST-2クラスは予選2番手の225号車KTMS GR YARIS(一條拳吾/奥本隼士/小林利徠斗/中村仁)が開幕戦以来の2勝目を挙げた。
ST-4クラスは、ディフェンディングチャンピオンの41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/尾崎俊介)が今季初優勝を遂げた。
3メーカーの開発車両が走るST-Qクラスは、92号車GR Supra Racing Concept(加藤恵三/松井孝允/河野駿佑/山下健太)の1台のみが完走。他の4台はトラブルもあり残念ながら完走とはならなかった。
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