CLARベースで電動化 エンジン版も維持
BMWの新型EV「iX5」は2026年に登場し、その後、3年間で合計6車種の新製品が発表される。
【画像】このまま発売しても違和感ないぞ!【燃料電池搭載のBMW iX5ハイドロジェンを写真で見る】 全25枚
注目すべきは、トヨタと共同開発したパワートレインを採用する水素燃料電池搭載のiX5が2028年にラインナップに加わる予定であることだ。これに続き、2030年までに既存モデルの燃料電池バージョンが複数発売される予定だ。
来年発売予定のバッテリーEVのiX5に加え、第5世代となる新型「X5」も登場する。1999年の発売以来、X5の累計販売台数は220万台を超えている。新型X5には、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドの各駆動系が搭載予定となっている。
AUTOCARが入手した情報によると、「ノイエクラッセ」プラットフォームを採用するiX3とは異なり、iX5とX5はともに「クラスター・アーキテクチャー (CLAR)」プラットフォームの改良版をベースとするようだ。
この決定は、ベストセラーのX5にエンジン車を一通り用意し続ける必要があるためだと考えられている。EV用に開発されたノイエクラッセに切り替えると、パワートレイン設計を大幅に変更する必要があり、過剰な追加コストが発生してしまう。
X5とiX5の両方が、現在12億7000万ポンド(約2500億円)かけて改装中の米スパータンバーグ工場で生産されるという事実も、CLARの採用理由の1つであると考えられる。
いずれにせよ、この2車種にもノイエクラッセと同じ新要素が導入される予定だ。例えば、iX5には第6世代の電気駆動装置、エネルギー密度の高い円筒形セルを使用した新世代バッテリー、そして高電圧の800V電気アーキテクチャーが採用される。
CLARプラットフォームにノイエクラッセの要素を取り入れるプロセスについて、BMWの研究開発部門責任者であるフランク・ウェーバー氏は次のように説明している。
「我々は今、柔軟性が求められる段階にある。これまでのプラットフォームの認識から脱却しなければならない」
「多様性あるポートフォリオを構築するには、主要コンポーネント(エンジン、モーター、バッテリーセル、車載コンピューター、制御ユニット、アプリケーション機能、ソフトウェアのアップグレード)の使用方法とネットワーク化が重要だという認識が強まっている」
「重要なのはプラットフォームの構造そのものではなく、個々のコンポーネントとその使い方ということだ」
改良版CLARプラットフォームは、新型のX6およびX7にも採用される。米国のディーラーに提供された情報によると、第2世代のX7は2027年に、第4世代のX6は2028年に発売されるという。
そこからiX6とiX7が誕生する予定であり、これによりBMWのSUVラインナップすべてにEV版が加わることになる。
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