約30年ぶり高性能セダン 全長5m超
ロータスの新型EVセダンの正式名称が「エメーヤ(Emeya)」に決定した。9月7日に初公開の予定である。
【画像】ロータスの次世代を引っ張っていく高性能EV【新型エメーヤとエレトレを写真で見る】 全41枚
これまでコードネーム「タイプ133」として知られ、一時は「エンヴィア(Envya)」と命名されると噂されていたが、ロータスの命名法に従って「E」から始まるエメーヤと名付けられることになった。また、公開された予告画像では特徴的な形状のLEDヘッドライトとシルエットが確認できる。
ロータスは、エレトレを「世界初のハイパーSUV」と呼んでいるように、新型エメーヤを「ハイパーGT」と表現している。これは、スーパーカーに匹敵するパワーとパフォーマンスを誇示するものである。
新型エメーヤは、ロータスにとって1990年代初頭のカールトン以来となる高性能セダンであり、中国と米国を主なターゲットとし、中国の工場で生産予定である。全長約5mで、ロータスがこれまで生産してきた中で最も豪華なクルマになると言われている。
タイカンGTSに並ぶパフォーマンス
以前、開発テスト中のプロトタイプがカモフラージュをまとった姿で目撃されたことがある。4ドアのセダンまたはハッチバックスタイルとなることは明らかだ。
パフォーマンス志向のEVセダンというエメーヤの開発コンセプトは、ロータスの兄弟ブランドであるポールスターの次期型セダン「5」と似ている。しかし、ロータスのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル氏は、ジーリー・グループという共通の親会社を持ちながらも互いに明確に差別化されたものになると示唆した。
エアサスペンション、リアアクスル・ステアリング、アクティブロールコントロール、アクティブエアロダイナミクスなど、SUVのエレトレと同様の技術が導入される見込みだ。
詳細はまだ明らかにされていないが、エレトレを忠実に踏襲すると予想されている。つまり、エントリーグレードではツインモーターから最高出力約610psを発揮し、トップグレードの「エメーヤR(仮称)」はより強力なリアモーターによって出力を900ps以上に引き上げる可能性が高い。
バッテリーも、112kWhパックをエレトレと共有し、640km以上の航続距離を達成する可能性がある。EPAプラットフォームは、最大420kWの急速充電に対応している。
ロータスの商務責任者であるマイク・ジョンストン氏は、ポルシェ・タイカンのようなライバルとの比較について、AUTOCARに次のように答えた。「パフォーマンスに関しては、ハンドリングと0-100km/h加速の両方において、良い位置にいるでしょう」
「充電に関しては、エレトレと同じプラットフォームを使うので、10%から80%まで20分以内で充電できます。(エメーヤには)エレトレから重要な点をいくつも取り入れており、それが差別化につながると思います」
シューティングブレイクなど派生型も登場?
ジョンストン氏はまた、シューティングブレイクのような派生バージョンの計画は今のところないとしながらも、「消費者の嗜好が変化し、新しい市場セグメントが出現し、新しい技術が登場することで、新しいことが可能になります。そして、わたし達は常に新たな機会を模索し、投資に対するリターンを最大化できるように努めています」と述べている。
ロータスは今のところ、2026年までの製品ロードマップしか発表していない。計画はすでに進行中だが、ジョンストン氏は市場の変化に応じてラインナップを変更する可能性を示唆した。
「現時点での製品計画は、現在ある3車種(エヴァイヤ、エミーラ、エレトレ)と、将来登場する3車種です。この計画は動的に実行しなければなりません。どうすれば市場の可能性を最大限に引き出せるかを常に検討しています」
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