家から出るときは、どんな人でもお気に入りのものをひとつは身につけているのではないでしょうか。
それは靴であったり、バッグであったり、時計であったり、人によって纏(まと)うアイテムはさまざまですが、何か一つでも「お気に入り」のものがそばにあれば、おのずと気分は上がるものです。
マツダの基幹車「デミオ」も消えた! 車名は「マツダ2」へ デザイン刷新で9月発売
マツダ 「MAZDA2」 2019年7月18日に、マツダ「デミオ」から車名変更をしたコンパクトハッチバック車のコンセプトがまさにそれで、「マツダ2」は「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」とされています。車名変更とともに内外装の質感や走行性能、乗り心地や静粛性までもが刷新され、「運転して感じる質感」の領域にもこだわって作られたといいます。
今回は、そんなマツダ2のこだわりについて、特別な2人のゲストを招いたトークセッションが都内でおこなわれました。
参加したゲストのひとりである秋貞 美際さんは、フラワーデザイナーであり、東京都世田谷区でフラワーショップも営んでいます。秋貞さんは、マツダ2の印象について以下のようにコメントしています。
「私たちの回りに当たり前のようにあるものでも、それに少しの工夫を加えることで、特別なものに変えることができます。シンプルななかにも少しのこだわりや上質さをプラスする。そうすることで生きていることを実感でき、ラヴィエヴェル(美しい人生)を送れるようになるんです。
マツダ2を始めて見たとき、各部に散りばめられたこだわりによって静かな上質を感じさせてくれました。シートに座ると、『ちょっと上質』『ちょっとこだわっている』をすごく感じるんです。このクルマに乗れば、いつもの毎日が素敵なものに変わっていく予感がしますね」
※ ※ ※
そしてこの日は、秋貞さんがマツダ2のインテリアイメージに合わせたハーブをコーディネートして車内に置いてくれていました。
マツダ2のブルーグレーのインテリアには、1日の始まりを予感させる爽やかな香りが特徴のゼラニウムを、ネイビーのインテリアには暖かな夕暮れどきをイメージさせるローズマリーを、ブラウンのインテリアには、甘さのなかにもスパイスを感じる香りの、ラベンダーとアフリカンハーブバジルを組み合わせたアレンジメントがそれぞれ用意されていました。
マツダ2のインテリアを眺めていると、秋貞さんがイメージしたそれらのシチュエーションがふっと湧いてくる感覚に陥ります。これから始まるワクワクや、ほっとする安心感。ずっとそこに居たくなるような不思議な魅力を感じることができるのです。
さらに、マツダ2のカラーデザイナーである吉田早織さんは、マツダ2のカラーコンセプトについてこのようにコメントしています。
「マツダ2のカラーをデザインするにあたって、『自分らしい心地よい空間』を感じてもらえるように努めました。
高価なものに身を包むのではなく、ちょっとこだわったもので自分らしさを表現する。光と影のなかにあるようなうつろいや豊かさをイメージし、1日の始まりを後押しするような。
そんな、どんな人にでも直感で“良い”と思ってもらえるカラーコーディネートをマツダ2には用意しています」
正しい姿勢を保つことで得られる効果。そしてそれを実現するシートへのこだわりとは マツダ車すべてにいえることですが、マツダ2も「正しい運転姿勢」ができるシートが与えられています。その「正しい運転姿勢」について教えてくれたのは、デューク更家公認スタイリストプロフェッサーである山田 紫津子さん。
マツダ 「MAZDA2」 山田さんは質を高めるウォーキングを得意としており、この日は報道陣に対して、仙骨を立てるための簡単なエクササイズも教えてくれました。
エクササイズをする前にまっすぐと立つと、山田さんが身体を「ドン」と押してくれます。もちろん上半身はふらつきますが、「まぁこれくらいふらつくだろう」という程度で違和感は感じません。
そのあと教えてもらったエクササイズを実践すると、山田さんがまた身体を押してくれました。すると、驚くことに今度は上半身がふらつきません。これは、仙骨が立つエクササイズをしたために、身体のバランス感覚が適正に戻ったからだといいます。
「仙骨が立つことによって正しい姿勢が取れるようになり、心も身体も元気になることができます。姿勢を正せばスタイルも良くなりますし、気分も上がってきます。クルマに乗っている姿ももちろん美しくなりますから、マツダ2のシートは人を輝かせることのできるシートだと思います」と山田さんはコメントしました。
また、マツダ 車両開発本部の元吉菜織子さんはマツダ2のシートについて以下のようにコメントしています。
「マツダのシートのコンセプトは、『お尻フカク・背筋スーッ』です。山田さんがいってくれたように、骨盤がしっかり立つシートを作ることで、疲れない姿勢で運転することができるんです。
骨盤が立ち、背骨がきちんとS字カーブを描くシートであれば、余分な力を使わずに済みますし、身体のバランスも常に適正に保てます。マツダ2のシートは、ドライバーが力を入れずに脱力した姿勢で運転することができるシートです。そして、その姿勢こそが最も疲れず、クルマを最もコントロールしやすい状態なんです」
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今回のトークセッションでは、クルマの機能的な部分やメカニカルな部分についてはほとんど触れられることはありませんでしたが、マツダ2に触れて感じる感覚的な良さのワケを知ることができました。
走行性能の高さや内装のマテリアルなどは、クルマを選ぶにあたってとても大切な要素であることは間違いありませんが、マツダ2はそれらスペック的なものだけではなく、直感的に「良い」と思える、人の感性の部分にまで訴えかけるように作られていることが分かりました。
何気ない日常を素敵な日に変え、自分らしく生きるためのクルマ。そしていつしか、手放せないお気に入りのアイテムのひとつになる。その魅力こそがマツダ2のもつ本質なのかもしれません。
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