現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > すげぇ… トヨタ「街乗り最適スポーティカー」誕生! 見た目&中身が良い、話題の新型「プリウス」の魅力とは

ここから本文です

すげぇ… トヨタ「街乗り最適スポーティカー」誕生! 見た目&中身が良い、話題の新型「プリウス」の魅力とは

掲載 20
すげぇ… トヨタ「街乗り最適スポーティカー」誕生! 見た目&中身が良い、話題の新型「プリウス」の魅力とは

■新型プリウス…HEVの実力はいかに

 2023年3月15日に発売されたトヨタ「プリウスPHEV」、先行して同年1月10日にハイブリッド車も販売されており、5代目となる新型プリウスが出揃ったカタチとなります。
 
 世界初公開の時から大きな話題となっていた新型プリウスですが、市街地や高速道路などリアルな使い方では、どのような印象となるのでしょうか。

【画像】これがプリウスなのか…? カッコよさ増した! 赤ボディの新型プリウスを画像で見る(48枚)

 1997年に登場した初代モデルから圧倒的な燃費性能を備えた「新世代のエコカー」としてハイブリッド車の普及をけん引し続けてきたプリウス。

 5代目となる新型プリウスは、その姿が2022年11月16日に世界初公開されました。

 その特徴は、昨今のトヨタデザインに通ずる「ハンマーヘッド」のフェイスデザインや、第2世代TNGAプラットフォームによる低重心化などによる「シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形」を表現。これにより、世界中で「カッコいい」と大きな話題を呼びました。

 また進化したハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車(1.8リッター/2リッター)とプラグインハイブリッド車(2リッター)をラインナップ。

 それぞれのターゲットユーザーについて、開発責任者の大矢賢樹氏は次のように話しています。

「1.8リッターハイブリッド車は法人のお客様に加え、経済性を求められるお客、2リッターハイブリッド車は『クラウン』や『アルファード』などからのダウンサイザーをターゲットにしています。

 一方のプラグインハイブリッド車は、さらなるパフォーマンスを求めるお客さまや、従来比50%以上となったEV航続距離など日常での使い方を意識する人などがターゲットです」

 このようなターゲットを想定しているといいますが、それぞれの「走り」にはどのような特徴があるのでしょうか。

 以前にハイブリッド車をサーキット(富士スピードウェイ ショートコース)で試乗した印象は、1.8リッター(FF)がキビキビと軽やかに走るのに対して、E-Fourは四輪をしっかりと適宜駆動させて走る印象を受けました。

 2リッター(FF)では、1.8リッターと200ccしか違わないのにまったく別のクルマといえるほどの加速感を感じたうえ、大本命といえるE-Fourでは高出力モーターを搭載することで、ハンドル操作に応じてクルマが意のままに動く感覚や、タイトな上りコーナーでも踏めば踏むほど前に進む感覚が味わえ、これまでのハイブリッド車やスポーツカーとはまた異なる次元の魅力を持ったクルマというのが最初の印象です。

 一方のプラグインハイブリッド車は、高効率のダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーの組み合わせで最高システム出力223馬力を発揮し、0-100km/h加速で6.7秒をマークするといいます。

 このような特徴により、サーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)で試乗した印象は、先代モデルから大幅に進化した加速性能で、ゼロ発進時やタイトコーナーから一気にアクセルを踏み込むという場面でも力強いモーターの加速を実感しました。

■今度はリアルな公道で印象をチェック!

 2023年4月中旬にみなとみらい(神奈川県横浜市)周辺で公道試乗を実施しました。

 ハイブリッド車は、他のクルマと混じって法定速度で走行する分には基本的にEV走行がメインとなります。

 ただし、バッテリー残量やアクセルの踏込み具合に応じてエンジンが始動する他、エンジンの暖気が十分でない場合にはEVモードなどでもしばらくはエンジンがかかった状態での始動となるようです。

 とはいえ、先代モデルよりもEV走行可能な実速度域が上がっており、街中で運転している限り、基本的にエンジン走行とモーター走行の切り替えはほぼわかりません。

 このあたりの制御について前出の大矢賢樹氏は「シームレスな制御に関しては特に注力して開発を行った」と説明しています。

 またプラグインハイブリッド車では、ハイブリッド車同様に先代モデルから大幅に進化しています。

 EV走行距離(カタログ値・WLTCモード)は17インチタイヤで105km、19インチタイヤで87kmとなっていましたが、試乗した日は気温が高かったことも影響してか、19インチタイヤでもメーター表示93kmとなるなど、日常での使用範囲を十分にまかなえる数値となっていました。

 プラグインハイブリッド車では、ハイブリッド車と違い、電池残量がある限りEV走行が可能なため、登坂や合流などでアクセルペダルを踏み込んでもエンジンは掛かりません。

 また新型プリウスのプラグインハイブリッド車は、トヨタ「ハリアー」やレクサス「NX」の同仕様よりも一世代新しいものとなっています。

 これにより、システム制御にも改良が加えられていることで、アクセルペダルの踏み込みに応じた加速感やモーターの繋がり感がより自然なものになっているのが体感出来ました。

 同じく、ブレーキにも改良が加えられており、先代モデルは蓄圧タイプのものを採用していましたが、新型プリウスではオンデマンドポンプ加圧タイプを採用。

 これにより、ブレーキを踏んだときの「カックン」という動きがほぼ抑えられ、滑らかなで意のままの減速感を味わえます。

 また新型プリウスのハイブリッド車は徐々に納車された人も増えて来ており、購入者からの声について前出の大矢賢樹氏は次のように話しています。

「新型プリウスを購入されたお客からは『デザイン良くて購入した』という声や、『試乗してみて走りが良かった』というコメントを多く頂いています。

 また様々なメディアでデザインや走りを褒めて頂いて、それを見たお客さまが『その通りだった、購入して良かった』と言って頂けております」

※ ※ ※

 そのデザイン性の高さから世界に衝撃を与えたと言っても過言ではない新型プリウス。

 見た目だけでなく、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車はそれぞれ「街乗りに最適なスポーティカー」としての走りの味も持っており、まさに完璧なクルマと言えるかもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
レスポンス
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
AUTOCAR JAPAN
勝田貴元選手は甘口派!! 好きなトッピングが衝撃!! モリゾウさんもカレー大好きだった件
勝田貴元選手は甘口派!! 好きなトッピングが衝撃!! モリゾウさんもカレー大好きだった件
ベストカーWeb
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
くるまのニュース
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
バイクのニュース
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
AUTOCAR JAPAN
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
レスポンス
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
Auto Messe Web
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
motorsport.com 日本版
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
くるまのニュース
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
レスポンス
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
LE VOLANT CARSMEET WEB
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクブロス
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
くるまのニュース
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
バイクのニュース
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
カー・アンド・ドライバー
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

20件
  • 名前変えた方が売れるんじゃない?
  • 実物を見るに、タイヤの外径がデカ過ぎて車高が高いからかっこ悪い。

    ボディデザインは良いのに…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村