現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベストセラーのミュンヘン製コンパクトSUV BMW X2の中古モデルをテスト&徹底チェック その性能と価値は?

ここから本文です

ベストセラーのミュンヘン製コンパクトSUV BMW X2の中古モデルをテスト&徹底チェック その性能と価値は?

掲載 1
ベストセラーのミュンヘン製コンパクトSUV BMW X2の中古モデルをテスト&徹底チェック その性能と価値は?

BMW X2(F39): 中古車テスト。ファッショナブルなダイナモ。BMW X2の初代(F39)は2023年にモデルチェンジした。これにより中古車が安くなった。バイエルンのコンパクトSUVはどんな人に最適なのか?

コンパクトSUVモデルがブームだ。2017年秋に発表された「X2」で、BMWはこのトピックに独自のタッチを与えた。比較的フラットなデザイン、エステートクーペスタイルの流麗なリアエンド、そして大半の競合車よりもはるかにダイナミックなセットアップにより、レーゲンスブルク工場で生産されたミュンヘン製モデルはファンの心を捉えた。技術的には、「X2」は「UKL2」プラットフォームの末裔として、「X1」シリーズや「ミニ カントリーマン」と多くの部品を共有するモジュラーチャイルドである。これによりコストを削減し、長期的には消耗部品の供給を簡素化することができる。

今度はゴルフRの番だ!フォルクスワーゲン ゴルフ 8のフェイスリフトは続く 新型VW ゴルフ R ヴァリアントのテストと全情報!

Mスポーツサスペンションを装備したX2は、コーナリングで横への傾きをほとんど見せず、快調にコーナーを駆け抜ける。BMW X2中古車:他の追随を許さない総合的な上質感全長4.36メートルのBMWは、コンパクトな遺伝子が退屈を意味しないことを証明している。5枚のドアを持つ「X2」の屈強なボディは、その外向的なデザイン言語と非常に優れたエアロダイナミクス(空気抵抗係数0.28)で際立っている。リアに向かって鋭く立ち上がるウィンドウラインと、頑丈なCピラーに配されたBMWのロゴが印象的だ。双子のテクノロジーモデルである「X1」とは対照的に、スポーツアクティビティクーペとしての「X2」は、よりスタイリッシュだ。ホイールベースは同じであるにもかかわらず、室内空間は狭くなっている。フロントとリアのインテリアは、スポーツ仕立てのスーツのようだ。

着座位置、iDriveコントローラーを備えた伝統的なドライバー重視のコックピットエルゴノミクス、そして全体的な質感は、このクラスでは他の追随を許さない。パチパチというノイズは、低温時にダッシュボードから聞こえる程度だ。ハイライトは、オプションの特大パノラミックルーフだ。取り外し可能な中間フロアを備えた470リットルのラゲッジルームはよく考えられている。小型のエステートカーとほぼ同等の実用性を持たせるため、BMWは「X2」に、ラッシングアイに加え、小さなメッシュサイドポケットや3分割式リアバックレストなど、気の利いたディテールを施している。

ベーシックなエンジンでも十分な性能BMW X2は幅広いリクエストに応えることができるように、ハロゲンライトなど地味なディテールのベーシックバージョンに加え、「アドバンテージ」、「Mスポーツ」、「MスポーツX」の各モデルが用意された。特別色のガルバニックゴールド、サンセットオレンジ、ミサノブルーは、視認性の高いアクセントとなっている。モデルによって、17インチから20インチのホイールが用意されているが、特に後者はサスペンションの快適性コストを著しく高め、長期的には繊細なフロントアクスルのコントロールアームに大きな負担をかけることになる。

高級エンジンとヘッドアップディスプレイなどの豪華装備で、新型「X2」は6万ユーロ(約1,000万円)の壁を軽々と突破した。残念なことに、パークディスタンスコントロール、リバースカメラ、機能性に優れたカメラベースのドライビングアシスタントシステムなどの各種アシスタントは、それぞれ数百ユーロ(数万円)の追加料金がかかる。

クーペのようなリアエンド。140馬力という控えめなエンジン出力でも不自由することはない。走り:X2はそのダイナミックな野心を隠すことはない。我々が運転した140馬力のベーシックな3気筒エンジンと前輪駆動(sDrive)でも、客観的には申し分ない。192馬力の「20i」は、より縦方向のダイナミクスを発揮する。ダイナミックなハイフライヤーは306馬力の「M35i」で、xDrive全輪駆動のみが用意された。ディーゼルエンジンは150馬力(18d)から231馬力(25d)、燃費はリッターあたり14.2kmから20kmで、ダイナミックな「X2-Naturell」に完璧にマッチする。

220馬力のプラグイン「xDrive25e」は、技術的に複雑で、新車として節税モデルとして購入される可能性が高い。電気駆動のリアアクスルを持つ。シャシーはエンジンから独立している。我々のテスト車では、コンフォートモードでも比較的固めだったが、不快ではなかった。ステアリングの反応挙動は爽快なほど俊敏だ。X2には前輪駆動のsDriveが標準装備され、全輪駆動の高価なモデルにはxDriveと表示される。

拡張可能なレッグレストを備えた優れたマニュアルスポーツシートは、Mスポーツパッケージの一部である。

しかし、「X2」に対するオフロード志向には最初から別れを告げるべきだ。地上高はわずか16cm(スポーツサスペンション装着時は15cm)、傾斜角は13度で、轍のあるダートトラックではすでに手も足も出ない。そうでなければ、低いフロントエプロンに高価な損傷を与える危険性がある。

X2のオーナーは、全体的にわずかな問題を抱えることになるBMWは2年間の保証を提供し、その後3年間の保証、3年間の塗装保証、12年間のサビスループロテクション保証を提供した。全体として、「X2」のオーナーが不満に思う問題はわずかである。エクステリアミラーはケーブルの不具合で故障するケースもある。パノラミックルーフのシールが外れることもある。

我々のお気に入り・納得のオールラウンド品質・模範的なレベルの品質・驚くほどダイナミックな走行性能不満な点・比較的高価なメンテナンス・高い中古車価格

ヘッドライトの曇りはよく批判される。高速走行時の風切り音の増加やドアシールのきしみも問題だ。ウィンドウレギュレーターがストライキを起こすこともある。連邦自動車交通局(KBA)のデータベースには7件のリコールが登録されている。トラックロッドの問題(2019年)、ロールオーバーセンサーの問題(2020年)、高電圧バッテリーのショートの危険性(2020年)、シートベルトのボルトの問題(2021年)、マイクロガスジェネレーターの問題(2022年)、高電圧バッテリーの火災の危険性(2022年)などである。

結論:コンパクトなサイズと優れた品質を持つダイナミックなクロスオーバーとして、「X2」の中古車は高い評価を得ている。しかし、良い個体は需要が高く、それに応じて価格も高い。

フォトギャラリー:BMW X2中古モデルチェックBMW X2の初代(F39)は2023年にモデルチェンジした。そのため中古車が安くなっている。コンパクトSUVモデルがブームだ。2017年秋に発表されたX2で、BMWはこのトピックに独自のタッチを与えた。比較的フラットなデザイン、エステートクーペスタイルの流麗なリアエンド、そして大半の競合モデルよりもはるかにダイナミックなセットアップにより、ミュンヘン製モデルはファンの心を捉えた。X2は、そのダイナミックな野心を隠すことはない。我々が試乗した140馬力のベーシックな3気筒エンジンと前輪駆動(sDrive)でも、客観的には申し分ない。192馬力の20iは、より縦方向のダイナミクスを発揮する。ダイナミックなハイフライヤーは306馬力のM35iで、xDrive全輪駆動のみが用意された。Text: Lars JakumeitPhoto: Christoph Börries/AUTO BILD

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

628.0810.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

145.9738.0万円

中古車を検索
X2の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

628.0810.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

145.9738.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村