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「NDロードスター+ビキニトップ」の、オープンカーとは異なる爽快感。RF用も開発中?

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「NDロードスター+ビキニトップ」の、オープンカーとは異なる爽快感。RF用も開発中?

オープンカーは、はたで見ているより涼しくないのが実情。とくに夏場は、直射日光をあびるのでかなりの暑さ。直射日光を防いで、なおかつオープンらしい爽快感が味わえるのが、初代ロードスターで採用していたリアスクリーンの開閉機能で、通称「NA開け」。初期モデルにしか採用されていなかったこの機能をNDロードスターで実現した「ビキニトップ」を紹介する。

一度使うとやめられない、想像以上に気持ちいい「ビキニトップ」
「NA開け」ってそんなにいいか? オープンカーなんだからオープンにすればいいのに、なんて思っていた頃があった。しかし、実際にビキニトップに乗ってみると、これが想像以上に気持ちイイ。直射日光を避けつつ風が抜けていくので、オープンエアーを感じることができるのだ。

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残念ながら2代目(NB)と3代目(NC)、現行型(ND)のロードスターで純正採用されなかったこの「NA開け」を、NDロードスターで再現したのが「ビキニトップ」というアイテムだ。国内ではあまり知られていないが、海外ではメジャーなカスタムパーツなのだ。

宮城県・仙台市にあるロードスターショップの「ケンオート」では、カリフォルニアにある「Project G」製のビキトップを取り扱っている。これを装着した試乗車に乗ってみると思った以上のオープンエアー感で、これが最高に爽快で気持ちいいのだ。海岸線を走ったなら、気分はまさにロードトリップ in カリフォルニアだ。

これまでビキニトップはスタイルのひとつだと思っていたが、これはれっきとした「機能パーツ」。真夏でも、オープンらしさを存分に堪能できるのだ。

2015年11月、米国ラスベガスで開催されたSEMAショーで初公開された「MAZDA SPYDER CONCEPT」は、NDロードスターをベースにしたビキニトップ仕様だった。インテリアもビキニトップとコーディネートされるなど、このままコンプリートカーとして販売してもいいくらいの完成度だったことを覚えている。

ないなら作ってしまえ!のDIY精神で手作りビキニトップを制作
2020年11月、NDロードスター用のビキニトップを製作したという情報を得て、取材に行った。その頃はまだ試作品を製作中だった。これを作っているのは、オーダーメイドで車椅子や椅子を製作している高橋良明さん。NDロードスターのオーナーからの声を受けて、ビキニトップの制作に取り組んでいる。

本来ならば、2021年5月に開催予定だったロードスター軽井沢ミーティングで完成品を公開する予定だったが、10月に延期。そこまで待てないので新潟県の「おはくが」(おはよう国上ミーティング)で取材することができた。そこにはビキニトップを装着した3台のロードスターが勢揃い。どれも色が異なり個性的! しかも、オーダーメイドらしく、刺繍も入っている。

開発者の高橋さんに開発秘話を聞いた。

「はじめにNDロードスターの中古幌を購入し、分解するところからスタートしました。前方フレームを適当な長さにハンドグラインダーでカットし、次に幌をビキニトップに合うデザインでカット。それを型紙用の型にしました。それを元にして帆布を購入し、試作第1号を作りました。

実際にセットしてみると想像以上にシワがより、指で摘まみながら修正していきました。 この作業を繰り返しながら、引っ張る方向性や補強も考慮し、さらに走行中のバタつきを検証。そしてようやく満足のいく、第1号が誕生したというわけです(黒のND)。

次に手がけたNDには、メーカーオプションのロールバーを装着していました。これに取り付けるとたるみが出現・・・(泣)。型紙から作り直し、修正を繰り返しながら2号機が誕生しました。なので、2種の型紙があります」

すべて手作業なので販売ベースではないものの、取り付けたオーナー達は一様に「気持ちいいです」と絶賛! 現在は、ロードスターRFのビキニトップ仕様を開発しているというので、完成しだいレポートしたい。

[ アルバム : ロードスター ビキニトップ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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