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【今売れているクルマは?】9月の欧州新車販売ランキング トップ10 EVが史上初の首位

掲載 更新 13
【今売れているクルマは?】9月の欧州新車販売ランキング トップ10 EVが史上初の首位

テスラが史上初の首位獲得

テスラのモデル3がフォルクスワーゲン・ゴルフを上回った。9月、欧州市場で最も売れたクルマは史上初めてEVとなった。

【画像】9月の欧州販売トップ10【各モデルを写真で見る】 全148枚

また、モデル3は欧州以外の国に本拠を置くメーカーのクルマとしても、初めてベストセラーとなった。9月の登録台数は約2万4600台で、市場シェアは2.6%に相当する。

自動車関連データ会社のJATO Dynamicsは、「販売店は半導体不足による新車の在庫問題に引き続き直面しています。その結果、多くの消費者が新車を1年以上待ちたくないと考え、中古車市場に目を向けています」と述べている。

新車登録台数は、半導体不足による新車不足が原因となり、全体で25%減の96万4800台にとどまった。電動モデルは44%増の22万1500台となり、ディーゼル車は51%減の16万7000台を記録した。

JATO Dynamicsは次のようにコメントしている。

「今年、業界はパンデミックにうまく対応しましたが、現在は新たなサプライチェーンの課題に直面しています。EVの人気の高まりは心強いものの、他のセグメントで見られる大きな落ち込みを相殺するほどの販売力はまだありません」

テスラは今月の成功により、24%のシェアでEV市場をリードしている。フォルクスワーゲン・グループは22%、ステランティスは13%、ヒュンダイ・キアは11%近いシェアを持つ。

プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)では、フォード・クーガが3385台を販売してトップとなり、BMW 3シリーズが僅差で続いている。

販売ランキング 1~3位

1. テスラ・モデル3 2万4591台 58%増

テスラ・モデル3は、EVとして初めて、また欧州以外で生産されたクルマとして初めて、JATOの販売台数ランキングのトップに立ち、これまで以上の人気を博している。9月に2万4591台が売れ、昨年同時期と比べて58%増となり、圧倒的な強さを誇っていたフォルクスワーゲン・ゴルフを首位から引きずり下ろした。

2. ルノー・クリオ 1万8264台 23%減

前年同月比で23%減となったものの、今年9月のクリオの販売台数は1万8264台で、2位に返り咲いた。クリオは今年初め、1.6Lのガソリンエンジンと2基の電気モーターからなる新しいハイブリッド・パワートレインを搭載した。

3. ダチア・サンデロ 1万7988台 8%減

ダチア・サンデロは、最近値上げが発表されたにもかかわらず、依然として最も安いクルマの1つとして知られている。スタイリッシュに生まれ変わった新型サンデロは、LEDヘッドライトやインフォテインメント・タッチスクリーン(上級グレード)など、一部の人にとってはプレミアムともいえる装備を備えている。最新のクリオと同じプラットフォームを採用しており、その手頃な価格が大成功の要因であることは間違いない。

販売ランキング 4~6位

4. フォルクスワーゲン・ゴルフ 1万7507台 39%減

フォルクスワーゲン・ゴルフは9月に3つ順位を下げ、テスラ・モデル3に首位の座を譲った。ゴルフは常に欧州のベストセラー車であり、GTIクラブスポーツやRなど派生モデルも多く、今後も人気は続くと思われる。

5. フィアット500 1万6349台 3%減

フィアットの人気車500(チンクエチェント)は、9月に欧州全域で1万6349台を販売したが、中でもEVモデルが好調だった。最大320kmの航続距離を誇り、今月初めには赤一色の新モデルも発売された。

6. ヴォグゾール/オペル・コルサ 1万5502台 41%減

コルサの販売台数は、昨年の同時期と比べて41%減の1万5502台と大幅に減少した。しかし悪いことばかりではなく、1か月ぶりにトップ10入りを果たした。コルサは昨年、デザインを一新し、新しいエンジンとEVモデルを追加して若返りを図った。

販売ランキング 7~10位

7. プジョー2008 1万4931台 16%減

プジョー2008は、1万4931台を販売し、9月のトップ10に再登場した。このスタイリッシュなクロスオーバー車は、これまでもベスト10に入っていたが、今月はフォルクスワーゲンTロックやヒュンダイ・ツーソンなどのライバルを抜いてクラストップに立った。

8. ヒュンダイ・ツーソン 1万4088台 40%増

新型ヒュンダイ・ツーソンは、欧州における同社のベストセラー車であり、目新しいスタイリングと選択肢豊富なパワートレインを備えていることから、発売以来、常にトップ10入りを続けている。

9. プジョー208 1万3895台 31%減

プジョー208は、2020年9月と比較して31%の販売減となったものの、トップ10入りに成功している。新型208はプジョーの新しいデザイン哲学に沿って大規模なモデルチェンジが行われ、ディーゼル、EV、ハイブリッドといった各パワートレインを設定した。

10. ルノー・キャプチャー 1万3715台 36%減

ルノー・キャプチャーは、ハイブリッドのEテック仕様が登場したことで、9月もトップ10入りを果たした。1万3715台を販売し、フォルクスワーゲンTロックやフォード・プーマなどのライバルをリストから追い出している。

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みんなのコメント

13件
  • >新型ヒュンダイ・ツーソンは、欧州における同社のベストセラー車であり、

    欧米ならともかくベンチマークとされる車を多く造って
    いる欧州なのに韓国車がベストセラーになるほど選ばれ
    てるのには驚く。
    今の日本で韓国車は考えられない。
  • まぁこうなるワナ意外と早かったけどw
    BEVに否定的なここの住民には耳の痛い情報がこの先続くだろw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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