現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いまでもRX-7のロータリーエンジンが新品で買えるとかマジか! マツダの「旧車乗り」を見捨てない姿勢に脱帽!!

ここから本文です

いまでもRX-7のロータリーエンジンが新品で買えるとかマジか! マツダの「旧車乗り」を見捨てない姿勢に脱帽!!

掲載 26
いまでもRX-7のロータリーエンジンが新品で買えるとかマジか! マツダの「旧車乗り」を見捨てない姿勢に脱帽!!

 この記事をまとめると

■旧車を維持していくためにはパーツ供給の有無は非常に重要な問題

「同じモデル」「同じ程度」の古いフェラーリなのに価値が段違い! フェラーリのお墨付き「クラシケ」ってなに?

■マツダは旧型車のパーツを「CLASSIC MAZDA」としてリリースしている

■「CLASSIC MAZDA」ではロードスター(NA)とRX-7(FC及びFD)のパーツを復刻している

 旧車オーナー最大の悩みは絶版パーツの手配

 クルマを維持していく上で必要不可欠なものは多く存在するが、補修パーツの供給は非常に重要な要素となるだろう。博物館のように展示しておくだけならば、見える範囲の内外装パーツさえしっかりしておけば美しい状態をキープし続けることも難しくないが、乗り続けるという観点で見てみると、定期的に交換が必要なパーツや経年劣化で交換が必要になるパーツがどうしても出てきてしまう。

 もちろん、その車種が現行車種である間は基本的にどんな部品でも供給されることがほとんどだが、そのモデルが絶版、もしくは旧型車となると徐々に供給されないパーツも増えてきて、いずれは車検や走行に必要な重要なパーツでさえも出なくなることも珍しくない。

 そのクルマを愛している人からすれば信じられない事態ではあるが、自動車メーカーとしては毎年複数台の新型車が登場するなかで、台数が減る一方の旧型車の部品をいつまでも生産して保管しておくことは、コストを圧迫することにもなるため、企業としてはやむを得ない判断ともいえるのだ。

 そんななか、旧型車のパーツを積極的にリリースし続けているメーカーがある。それがマツダだ。2017年12月から初代ロードスター(NA型)のレストアサービスを開始し、それに伴って絶版となったパーツの再生産を始めたのである。

 このサービスは「CLASSIC MAZDA」と名付けられ、当初は初代ロードスターのみが対象となっていたが、2020年12月からはRX-7(FC及びFD)の復刻パーツも手がけるようになり、現在はNAロードスターが約190部品、FC/FD型RX-7で約90部品が復刻されているのだ。

 もちろん、生産コストの問題やすでに当時のサプライヤーが廃業してしまっているなど、すべての部品が復刻されているワケではないが、需要が高く要望が高いものを中心に復刻されているため、長く乗りたいと考えるユーザーにとっては非常にありがたいサービスとなっている。

 購入方法も難しいことはなく、最寄りのマツダディーラーで一般的な部品を購入するのと同じ感覚で注文することができる。公式サイトに復刻部品の一覧と部品番号、価格も掲載されているのもありがたいポイントだ。

 ちなみに復刻パーツばかりが注目を集めがちだが、そもそもマツダはロードスターやRX-7の部品をもとから多く供給しており、同年式の他車種よりは維持しやすい環境が備わっていた。

 RX-7のアイデンティティでもあるロータリーエンジンに至っては、いまだに新品のベアエンジン本体が供給されているほどなのだ。

 ただ、この復刻パーツサービスや長きに渡るパーツ供給も慈善事業ではなくビジネスであるため、あまりに利益が出ない状態が続くと廃止となる可能性も大いにある。そのため、ユーザーとしては必要な部品があればできれば中古などではなく新品の部品を買うなど、その事業を支える行動が必要ともいえるだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
ベストカーWeb
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
Auto Messe Web
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
Auto Messe Web
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
Auto Messe Web
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
VAGUE
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
Auto Messe Web
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
AUTOCAR JAPAN
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
VAGUE
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
AUTOCAR JAPAN
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
WEB CARTOP
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
乗りものニュース
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
くるまのニュース
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
WEB CARTOP
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
くるまのニュース
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
レスポンス
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
Auto Messe Web
10年前に一目ぼれしたディーゼルコンパクトを今さら愛車にしてみたら、ただ懐かしいだけじゃなかった【旧車系新企画「ちょいふるジョイフル」はじめます(2) スタッフブログ特別編】
10年前に一目ぼれしたディーゼルコンパクトを今さら愛車にしてみたら、ただ懐かしいだけじゃなかった【旧車系新企画「ちょいふるジョイフル」はじめます(2) スタッフブログ特別編】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

26件
  • hir********
    エンジンもいけるんか!!!
    そしたら素体をゲットすればいけるってとぉ!?
  • goo********
    前々から聞いてたが、とんでもない話。初めて聞いた時は驚いた。
    ローターにハウジングにエキセンシャフトに……今でも作られてるなんてね。
    価格は知らんけど、今でもメーカーが作る新品パーツに交換可と言うのは凄い事だ。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村