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輸入車なのに圧倒的な下取り価格! いまジープ・ラングラーが大人気なワケ

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輸入車なのに圧倒的な下取り価格! いまジープ・ラングラーが大人気なワケ

 この記事をまとめると

■いまジープ・ラングラーの下取り価格が高い

いまバカ売れの「ジープ・ラングラー」はどの世代も「ひと目でジープ」! 80年のワイルド過ぎる歴史を調べてみた

■3年の間に新車価格が200万円以上アップしたことが理由のひとつ

■ヘビーデューティなSUVの人気が高まっていることも関係している

 アンリミテッドだと3年落ちで600~700万円ほど

 現行ジープ・ラングラーのアンリミテッドに乗る知り合いが、ディーラーから買い替えを勧められて迷っているという話を聞いた。

 よくある話と思われるかもしれないが、買い替え候補として勧められているのもまたラングラー。現在所有しているのは3.6リッターV6自然吸気エンジンを積んでおり、買い替えを勧められているのは2リッター4気筒ターボという違いはあれど、見た目はほとんど同じだ。

 ではなぜ迷っているかというと、下取り額が良いから。

 現行ラングラーのアンリミテッドはデビュー当時、500万円以下で買えた。ところがその後少しずつ値上がりし、2022年6月1日現在では700万円を超えている。下取り額がいくらかは忘れてしまったけれど、たしかデビュー当時の新車価格とさほど離れていなかった。となれば新車に乗り換えたくなる気持ちはよくわかる。

 裏を返せば現行ラングラーは、中古車市場でも高く売れるということになる。たしかに某中古車サイトを見ると、アンリミテッドだと3年落ちであっても600~700万円ぐらいはする。

 高値安定の理由のひとつは先に書いたように、新車価格がたった3年あまりの間に200万円以上もアップしたことだろう。売れているので値段を上げていったのかもしれない。ビジネス面で見ればもちろん正しいことだ。

 いま買うなら多少無理してでも現行型がおすすめ

 そしてもうひとつ。ヘビーデューティなSUVの人気がここへきて高まってきていることは外せない。

 多くのメーカーが相次いでSUVを送り出しているが、多くはセダンやハッチバックをベースとした車種であり、本来SUVが持っていたタフ&ラフな車種は少ない。そんななかでラングラーやジムニー、ランドクルーザーといった、本物のクロスカントリー性能を備える車種に注目が集まるのは、自然な流れだろう。

 その結果ジムニーは、今なお1年ぐらい待つと言われているし、昨年登場したランドクルーザー300系に至っては、オフィシャルサイトに納車まで4年程度という記述がある。

 ラングラーも新車については納車待ちの可能性がある。それがすぐに手に入る中古車の高値安定に結びついていることも想像できる。

 この先ガソリン価格が1リッター500円ぐらいになれば状況は変わってくるだろうが、しばらくはSUV人気は続くはず。でもラングラーのようなヘビーデューティな車種は、歴史と伝統がないと生み出せないので、しばらくは人気が持続しそうだ。

 だからといって、ひと世代前のラングラーを狙うのはどうかと思う。というのも現行型は、最小回転半径が小さくなったり、右ハンドルのドライビングポジションが適正化されたり、自動車税が安く抑えられる2リッターターボがあったり、日本への適応能力が格段に増しているからだ。

 ラングラーを買うなら多少無理してでも、現行型のほうがいい。

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みんなのコメント

6件
  • 自衛隊の頃、三菱ウイルス左ハンドルで、フロントガラスを倒して走り回ってたな。ウイルス社はクライスラーに吸収されたとか。ガソリン車でGM社のもあった。カーゴトラック。
    このジープラングラーも面影あるね。ランクルと言い勝だ。
  • 本物のクロカンが売れていると言ってもクロカンするわけじゃなくて、ファッションでしょう。行くのはオートキャンプ場くらいか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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