200馬力ディーゼルを搭載した米国の伝説的なオフローダーをバーゲン価格で購入できる。
オフロード性能に優れた「ジープ ラングラー」は、市販オフロード車の中でもトップクラスの性能を持っている。これは、現行のJLシリーズでも同様だが、このシリーズは現在プラグインハイブリッド車のみとなっている。そのため、クラシックなディーゼルを搭載することを好む人は、中古車市場で、リーズナブルな個体を見つけることができれば、満足することができるだろう。
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2番目に高いトリムレベル「サハラ」の「ジープ ラングラー2.2 CRDi」は、2020年9月に初登録され、これまで1人のオーナーしかいなかったそうだ。しかし、ショートホイールベースのラングラーの本当の性能はあまり使われていない。なにしろ、オンボードコンピューターはわずか13,500kmしか表示していないのだ。
「ラングラー」に搭載される2.2リッターディーゼルエンジンは、出力200馬力(トルク450Nm)を発揮する。4輪駆動車には、必ず8速オートマチックトランスミッションが搭載された。2ドアモデルでありながら、ランプアングル26.2度という優れたオフロード性能を備えている。
世界の果てまで快適
今回提供されている「ジープ ラングラー」は、全長「わずか」4.33mのショートバージョンだ。この「ラングラー サハラ」には、LEDヘッドライト、シートヒーター、リバースカメラ、オートエアコン、そしてレザーインテリアなどの快適装備が搭載されている。
ブラックの「ラングラー」は、中古車市場で、現在、53,780ユーロ(約752万円)という適正価格で販売されている。2020年のベーシックモデルの旧定価とほぼ同じ価格である。幸いなことに、ラングラーにこのバージョンがなくなったことによる価格の大幅な高騰には至っていないようだ。
【ABJのコメント】わが国でも大人気なジープ、特にこの「ラングラー」は大ホームランといってもいい人気者である。「普通の」モデルから硬派な「ルビコン」や、長大な「グラディエーター」までとにかく大ヒット。街で見かけない日はないほどの大人気と言っていい。大きなガタイだが乗ってみればアメリカ車らしくイージーでエアコンも効いて快適。大きさと燃費(といってもめちゃくちゃ悪いわけではない)さえ気にしなければ、毎日の移動や買い物にもまったく問題はない。「メルセデス ゲレンデヴァーゲン」などよりもはるかに快適で安楽と断言してもいい。人気があることにまったく疑問なしの一台といえよう。
そんな「ラングラー」にディーゼルエンジンを搭載したという魅力的な一台が今回の「サハラ」なのだが、本当に残念ながら日本にはガソリンエンジンモデルしか輸入されていないため、このディーゼルエンジンモデルは大変魅力的だ。個人的には欲しいとさえ思う。
だが値段は・・・、約750万円はちょっと高いかな、と感じたのだが、調べてみると2020年モデルの「ラングラー アンリミテッド サハラ」の日本で売られているガソリンエンジンモデルもだいたい700万円であった。なんだか「ラングラー」といえば300万円、400万円くらいで買えるのだろう、と思っていたのはとうの昔の話で、今や中古車でも800万円は当たり前の自動車になっていた。内容を考えれば、この金額も十分に理解できるし、「ゲレンデヴァーゲン」や「ランドクルーザー」の高騰ぶりを見れば納得はできるが、いつの間にか自動車の価格は確実に上がっているんだと実感できる今回の一台である。(KO)
Text: Jens Borkum 加筆: 大林晃平 Photo: Mattern GmbH
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みんなのコメント
JLが最初に出たのは2018年、サハラのローンチ(特別仕様車)が車体価格530万
現在全く同じ型式のサハラが830万
カマロのLTRSが18年に出て530万
現在同じやつが630万
ラングラーの値上げは円安だけでは説明つかない。