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ビス留めフェンダー、マッドガード……クロカン四駆ルーツの定番パーツ、その意味を知ってますか?

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ビス留めフェンダー、マッドガード……クロカン四駆ルーツの定番パーツ、その意味を知ってますか?

ディテールの追求がより“らしさ”を高める

JAOS ジャオス

5)ローダウン時の注意点とQ&A | ノア&ヴォクシー&エスクァイア フットワーク基礎講座

ビス留め風が効くオーバーフェンダーオフロードの定番パーツを紐解く

すべてのパーツには意味がある。それは、ペンギンが空を飛ばなくなったのに理由があるのと同じだ。完成度の高いスタイルアップは、偶発的に生まれたりはしない。プロダクトの根底に入り込み、ディテールに込められた意図を理解することが重要。それが例え象徴化されたものであっても。

デザインの中に潜む隠しきれない矜持

デザインが問題を解決する。例えばクロカンバンパーのブルバーは、障害物が突然現れたときにエンジンを保護するため生み出された。道なき道、広大な荒野を駆け抜けるには、あらゆる状況を想定して、備えておく必要があるのだ。1985年、そういった海外の4WD用品を輸入販売することからスタートしたジャオス。現在は本格4WDだけでなくKカーに至るまで幅広い車種を手がけており、一部の車種を除けば、ブルバーの機能はもはやマストハブではない。しかし、その思想はデザインとして受け継がれている。「クロカン4WDにとって『地面にできるだけ接しない・ひっかけないデザイン』こそが正義です。スキットプレートは障害物をスキット=滑らせて、前進するためにありますが、現実的には必要ありません。しかしイグニス用バンパーの中にも、アクセントとしてそれに近い造形を残しています」とジャオス・内田さん。

手軽さよりも過剰性能。本物であり続けることが矜持だとすれば、それはマフラーにも現れている。市販されている交換型マフラーの多くは、テールを純正バンパーの下から出すデザインを採用しているが、デモカーに装着されたマフラーは、あえて純正バンパーをカットする必要がある。それはあらゆるパーツはできるだけ地面から離れた場所にレイアウトする、という考えからだという。

マッドガードやオーバーフェンダーなど定番化したパーツも多いが、そこに込められた意味を知ることで本物らしさが高まるはずだ。

POINT1 ビス留め風が効く

オーバーフェンダー

本来の目的は、ヒット回避のためボディそのものを大きくせずに太いタイヤを履くこと。ダミーボルトは「必要だから付けている」感でヨンクらしさを演出するのが狙い。

IGNIS

オン、オフ問わない安定性が魅力のスプリング。フロント、リアともに25~30mmアップ。

単調なルーフラインにアクセントを与え、ホットハッチの雰囲気を演出。デモカーのような塗り分けもオススメ。

純正バンパー切り上げタイプのほかに純正マフラー出口を使ったシングル出しも設定。軽快な吹け上がりが魅力。

フロントスポーツカウル 7万4000円
ルーフスポイラー 4万3000円
オーバーフェンダータイプX
ジャオスフロントスポーツカウル用 6万8000円
マッドガード汎用タイプS 1万2000円
マッドガード車種別取付キット 5000円
バトルズマフラー ZS-C Ti 9万5000円
足まわり/バトルズコイル Ti-W 4万3000円
ホイール/純正(16×5.0+40)
タイヤ/グッドイヤー・ベクター4シーズン(195/55-16)

POINT2 ストラップが重要

マッドガード

泥はねや、石のはね上げによる腹下の損傷を回避するためのパーツ。巻き込み、巻き上げを防止するストラップとパンチングが実用性を高め、決してお飾りでないことをアピールする。

POINT3 デザインの変遷を辿る

クロカンバンパー

130Hilux Surf

バンパー本体はラダーフレームの先端に装着。エンジン保護が目的のため、フェンダー側にいくにつれ切り上げ。同時にアプローチアングル確保のためにフロント側も上方に向かって切り上げる。

FJ Cruiser

金属の物々しい雰囲気はなくなったが、左右の切り上げは残されている。90年代の4WDに比べ、保護する部分が増えたためバンパーの面積が大きくなっているが塗り分けで薄く見せる。

HUSTLER

モノコックボディのハスラーは大胆な切り上げはできないため、FJクルーザーと同様に塗り分けで薄く見せる。スキットプレートはなくなり、一体成型のバンパーボトム部に再現される。

現代のSUVにマッチするよう、全体的なボリュームをアップさせているのが特徴。大きなバンパーの中でアクセントになるよう、スキットプレート風造形はハスラーよりもシャープに。

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