フェラーリでのデビュー戦となったF1開幕戦オーストラリアGPで、新しいレースエンジニアとの無線でのやり取りが話題となったルイス・ハミルトン。しかし彼は、それがメディアによって過剰に取り上げられたものだと主張した。
ハミルトンはメルボルンでの開幕戦で苦戦を強いられた。チームはドライコンディションの予選でも、変化する天候下での決勝レースでもパフォーマンス不足に苦しみ、戦略ミスも重なった結果、ハミルトンは10位に終わった。
【暫定スターティンググリッド】”フェラーリの”ハミルトンがPPスタート|F1中国GPスプリント:スターティンググリッド
7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンは、今季からフェラーリで新たにレースエンジニアのリカルド・アダミと仕事をすることになったが、その無線でのやり取りの一部が放送されたことで話題を集めた。レース序盤、ハミルトンはアダミに対して「放っておいてくれ」と丁寧ながらもそっけなく指示し、繰り返しの指示を控えるよう求めた。
とはいえ、レース全体のやり取りを振り返ると、ハミルトンとアダミはレースの大部分で問題なく協力していた。ハミルトンはこれらのやり取りが、メディアによって過剰に取り上げられているとの考えを述べた。
「正直、みんな大げさに騒ぎすぎだ。あれは単なるやり取りのひとつだ」とハミルトンは言う。
「僕は『放っておいて』とすごく丁寧に伝えた。『クソが』みたいに悪態をついたわけではない。あの時僕は本当にマシンの扱いに苦労していて、集中する必要があったんだ」
「僕たちはお互いを知っていく段階にある。彼は過去にも複数のチャンピオンと仕事をしてきたし、僕たちの間には何の問題もない」
またハミルトンは、マックス・フェルスタッペンと彼のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼとの激しい無線のやり取りが同じように取り上げられないことから、ダブルスタンダードではないかと示唆した。
「他のドライバーとエンジニアの無線を聞いてみてほしい。僕より断然酷いよ」
「マックスとエンジニアの間で交わされてきたやり取りを思い出してほしい。彼のエンジニアは可哀想なことにかなりの“いじめ”を受けているのに、それについては何も書かれない。でも、僕とアダミのちょっとしたやり取りはすぐ記事になってしまうんだ」
「結局のところ、僕たちはお互いを知る段階にあるだけだ。レース後には『ねえ、あの情報は不要だし、もし伝えるならここで伝えてほしい。マシンの状態はこうだし、あの段階であの情報はいらないんだ』といった話をした。それでおしまい。笑顔で終わって、前に進むだけだよ」
ハミルトンが指摘するように、フェルスタッペンがランビアーゼに対して放った言葉がハミルトンのそれよりも過激であることも確か。昨年のハンガリーGPでは、チームの戦略に苛立ったフェルスタッペンが「なあ、今さらそんなこと言うなよ。クソみたいな戦略を選んだのはお前たちだろ? 俺は今あるもので何とかしようとしてるんだ。クソが!」と発言。これについてふたりはパドックで話し合いの場を持つことになった。
ハミルトンの新エンジニアであるアダミは、カルロス・サインツJr.や4度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルといったドライバーと仕事をしてきた経験があり、ハミルトンのスタイルに慣れるまでの間、難しいバランスを取る必要がある。
一方のハミルトンもメルセデス時代の慣れ親しんだ環境から完全に異なるチームに移籍したため、ふたりはこれからハミルトンのスタイルに合わせたコミュニケーションの改善に取り組むことになるだろう。
そんな中でハミルトンは、F1中国GPのスプリント予選で最速タイムをマーク。いきなり好結果を出してみせた。
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