■超軽量という意味を持つ「スーパーレッジェーラ」
イギリスらしい気品あるデザインを得意とするアストンマーティンが、高級スポーツカーブランドとして量産車最高峰モデルに位置する「DBSスーパーレッジェーラ」を発表したのが2018年6月27日です。
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まさに、アストンマーティンが誇るグランツーリスモのフラッグシップモデルたる風格を備えての登場でした。
スーパーレッジェーラの名が「超軽量」を意味する通り、同社のクーペモデルである「DB11」より70kg車重削減を実現し、軽量化されつつも最高出力はDB11に比べて117馬力増しの725馬力を達成。まさに、高速での長距離走行の快適性を高めたグランツーリズモと言える一台です。
V型12気筒DOHC 5.2リッターツインターボエンジンを搭載し、アクセルを軽く踏み込んだ瞬間に感じられる心地良い滑り出しは、速度を抑えがちになる都会でのドライブでも、走る楽しみを忘れさせません。
軽量化を突き詰めると乗り心地が心配という懸念も耳にしますが、硬めな乗り心地ながら振動を後に引きずらない居住性の高さに、文句なしの高評価が集まりました。
また、イギリスと言えば、スパイ映画「007」。主役のジェームズ・ボンドが色男ぶりを発揮して活躍するこのシリーズは、1962年に第1作が公開されてから人気は全く衰えていません。 そしてシリーズ第6作目となる『女王陛下の007の公開から50周年を迎える今年、50台限定でスペシャル・エディションが発表されました。
ベースとなったアストンマーティンDBSは、1969年の映画公開時にボンド・カーとして登場した、まさにジェームズ・ボンドの代名詞。「レッジェーラ・スペシャル・エディション」も、主役に負けずとも劣らない色気を漂わせるセクシーなプロポーションです。 カラーはオリジナルのアストンマーティンDBSをリスペクトした渋目のオリーブグリーンで、気品高き女王の威厳と、その奥に隠された獰猛な牙を彷彿させるニュアンスが感じられます。まさに”羊の皮を被った狼”という言葉が、これほどハマるデザインはほかに見当たりません。
アストンマーティンでは2021年までの間、ニューモデルを毎年発表するという計画を実行中。来年には新しい驚きを秘めたレッジェーラに、また出会えるのかもしれません。
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