もくじ
ー 新技術の導入に遅れも
ー ベンテイガ・ハイブリッドの評判は上々
ベントレー・ミュルザンヌ後継、完全電動化も フラッグシップの未来像しめす?
新技術の導入に遅れも
ベントレーの新CEOであるエイドリアン・ホールマークは、同社の新世代技術への対応が遅れていると認識しているようだ。しかし、新しい戦略により遅れを取り戻せると考えている。
ベントレーは初めての電動パワートレイン搭載モデルとしてベンテイガ・ハイブリッドを発表した。今年ジャガー・ランドローバーから移籍してCEOに就任したホールマークはAUTOCARに対し、「われわれは自動化、情報化、電動化について遅れをとっているかもしれません」と率直に語った。
「ベンテイガ・ハイブリッドは最初の一歩ですが、それ以上先に進む必要があります。したがって、わたしが就任以来最初におこなった変更は、電動化技術の開発を可能な限り加速させることです」
ホールマークは以前にも2005年までベントレー経営陣でセールス、マーケティング、PRを担当していた。彼は「そのため、多くのことに手を入れてきました。2025年までに、すべてのモデルにハイブリッドまたはEVの選択肢を設けます。詳細な計画は今後3カ月から6カ月の間に決定されるでしょう。今年中には、われわれの立場を明確にするつもりです」と付け加えた。
ベンテイガ・ハイブリッドの評判は上々
ホールマーク氏は、今年のジュネーブ・モーターショーで発表されたベンテイガ・ハイブリッドへの反応について「良い意味で驚いています」と語った。「ランボルギーニ、フェラーリ、ロールス・ロイス、アストン マーティン、そしてベントレー、の5つのラグジュアリーブランドの中で、最初に量産車にハイブリッドを投入しました。これに対する称賛の声やひとびとの注目度は驚異的です」
彼の予想ではベンテイガの売り上げのうちハイブリッドは10%程度になると予想しているが、明確な数字への言及は避けた。カリフォルニアでの売れ行きが鍵になると考えているようだ。「カリフォルニアは電動車において世界最先端の市場ですが、それでも電動車は3%程度です」
ベントレーが次に電動パワートレインを搭載するのは今年後半に登場予定のフライングスパーになるかもしれない。
ホールマーク氏は5年以内に完全EVのベントレーを発売する計画も認めた。しかし、その詳細については語らなかった。「5年以内にEVを発売することは決定していますが、ボディスタイルなどについてはあらゆる可能性が残されています」
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