現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが電気自動車「bZ」シリーズの第2弾「bZ3」を中国で発表。セダンタイプで航続距離は600kmオーバー!

ここから本文です

トヨタが電気自動車「bZ」シリーズの第2弾「bZ3」を中国で発表。セダンタイプで航続距離は600kmオーバー!

掲載 更新 17
トヨタが電気自動車「bZ」シリーズの第2弾「bZ3」を中国で発表。セダンタイプで航続距離は600kmオーバー!

2022年10月24日、トヨタはバッテリー電気自動車(BEV)の「bZ3」を中国で発表した。中国の自動車メーカーBYDと合弁で設立したBYD トヨタ EV テクノロジー カンパニーと一汽トヨタが共同開発したセダンタイプとなる。一汽トヨタで生産・発売する予定だ。

「電」「動」「車」の3つの角度から、斬新な体験を提供
bZ3は、2021年に発表されたクロスオーバーSUVタイプのバッテリー電気自動車、「bZ4X」に続く、BEV専用プラットフォームをベースとしたbZシリーズの第2弾だ。

電気自動車ソルテラで初ドライブ。走り出しの瞬間からスムーズで素直、しかもワクワク感が満ち溢れていた

今回公表されたのは内外装とサイズ、Cd値くらいだが、全長4725×全幅1835×全高1475mm、ホイールベースは2880mmというサイズは、現行型カムリを少し短くしたくらいのセダンだ。クロスオーバーSUVのbZ4Xより25mm幅は狭いが、全長は35mm、ホイールベースは30mm長い。

「新しい自由、新しい体験」のために、bZ3は「電」「動」「車」の3つの角度から、斬新な体験を提供するという。

「電」:斬新な電動システムで600km+の航続距離を実現
bZ3に搭載されている電動システムは、BYDのリチウムイオンLFP電池(リン酸鉄リチウムを使用)をベースに、トヨタが長年HEV開発を通じて蓄積してきた電動化技術と経験を融合して、電池構造、冷却システム、制御システムと安全監視システムを新たに設計、高品質、高効率、先進的でかつ安心・安全な電動システムだ。CLTCモード(中国独自の燃費・電費試験基準)に基づく最長航続距離は600kmを超えている。

またユーザーの安心・安全のため、電池の耐久性はトヨタの電動化技術により「10年後でも90%の電池容量を維持する(トヨタ試算値)こと」を開発目標に、電池劣化抑制に努めている。

「動」:e-TNGA採用によりファン to ドライブを実現
bZ3は、e-TNGAによる、低重心、優れた操縦安定性で意のままに、そして気持ち良い走りを実現した。ドライビングポジションは筋肉への負担が少ない姿勢とし、遠距離運転の疲労軽減に貢献することで、運転をさらに楽しめる。「走る」「止まる」「曲がる」という走りの特性には、トヨタの80年以上のクルマづくりの経験や、モータースポーツで培ってきたノウハウを活用。アクセル、ブレーキ、ステアリング作動特性を最適にチューニングし、運転者にも同乗者にも、気持ち良い乗り心地を実現した。

「車」:快適で楽しい乗車体験を届ける
クルマは単なる移動手段ではなく、家族や友人と一緒に楽しめる大切な空間だと考え、開発コンセプトを「Family Lounge」とした。「人はすべての原点」という考えの下、快適な室内空間を目指し、ユーザーの好みに合わせて情報化と知能化を推し進め、快適な室内レイアウトを実現した。

デザイン面では、車両のフロント部にbZシリーズの特徴的なハンマーヘッド形状を採用し、BEV専用パッケージによるロングホイールベースとファストバックのロングキャビンを組み合わせた伸びやかなサイドシルエットとしている。

そしてバンパーのコーナー部分には風の流れを考えたエアガイドとエアカーテンを強調し、フラットなポップアップ式のドアハンドル採用や、アルミホイール、リアバンパーまわりは空気抵抗を減らす形状とすることで、Cd値=0.218という、優れた空力性能を実現した。

インテリアでは、縦型の大型センターディスプレイを採用。それを取り囲むようにトレイ型のコンソールを一体化させており「デジタルアイランド」と名付けた。ワイヤレス充電の他、スマートフォンとマルチメディアとの連携機能も持たせ、ユーザーに新しいデジタル体験を提供する。同時に、エアコン、音楽、トランク操作等の操作機能は大型ディスプレイに集約し、音声認識機能の採用も相まって、利便性と先進性を大幅に進化させた。

現段階では、パワートレーンのスペックをはじめ、bZ3がいつ日本に導入されるかは公表されていない。だが今回公開された画像には、bZ3だけでなく新たなbZシリーズ(開発中車両)のシルエット的な画像も公開されている。プリウス的な5ドアハッチバックのように見えるが、これがbZ5?なのか、それとも・・・? Webモーターマガジンでは、今後も新たな情報が入り次第紹介していく予定だ。

トヨタ bZ3 主要諸元
●全長×全幅×全高:4725×1835×1475mm
●ホイールベース:2880mm
●Cd値:0.218
●乗車定員:5名
●電池種類:リチウムイオン電池(正極にLFP=リン酸鉄リチウムを採用)

[ アルバム : トヨタ bZ3 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
くるまのニュース
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
VAGUE
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
ベストカーWeb
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
WEB CARTOP
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
くるまのニュース
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
レスポンス
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
ベストカーWeb
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
motorsport.com 日本版
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
バイクのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
ベストカーWeb
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レスポンス
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
motorsport.com 日本版
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース

みんなのコメント

17件
  • やっとBEV車ナメてたトヨタ社長が重い腰上げたはイイが根本的な技術不足で中国のBYDに頼んで600km走る車が出来たw
    合同とか合併て言ってるが殆どBYDだよ少し調べれば直ぐに分かるw
    天下のトヨタが中国メーカーに泣き付いたのは情けないなw
  • トヨタが本気出したタイヤが取れるbzシリーズじゃんか
    大丈夫か?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.075.0万円

中古車を検索
Zの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.075.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村