2019年10月23日東京モーターショー2019で新型レヴォーグが世界初披露され、2020年1月10日の東京オートサロンで新型レヴォーグSTIスポーツ・プロトタイプが発表された。そして2020年8月20日の本日から先行予約が開始され、10月15日(木)に正式発表される予定でスケジュールは進行している。
新型レヴォーグはすべてがフルリニューアルされた新型として開発され、レガシィで培ったグランドツーリング思想を継承し、日本のための専用モデルとして発売される。
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日本の道路事情を考慮し、日本のユーザーのために生まれた新型レヴォーグは、1.8Lガソリンターボ+CVT+AWDだけのパワートレーンで展開し、グレードはGT、GT-EX、GT-H、GT-H EX、STI sport、STI sport EXの6グレードを用意。ボディカラーは8色が予定されている。
ボディサイズは参考値として全長4755mm、全幅1795mm、全高1500mm、ホイールベース2670mmという大きさで、5名乗車無鉛レギュラーガソリン使用。JC08モードで16.5km/L、WLTC平均燃費で13.6km/Lというデータになっている。
開発コンセプトと狙い
新型レヴォーグは先進の安全機能とワゴンとしてのユーティリティ、高い次元の走る喜びを併せ持つクルマとして開発されている。先進安全技術はアイサイトに代表される先進の技術、衝突安全のボディ、そしてスポーティで快適な走りをするためのボディ、サスペンション、さらにワゴン価値を含め、すべて新設計された国内専用モデルだ。
先進安全技術では次世代アイサイトおよびアイサイトXの搭載、ドライバーモニタリングシステム、アレイ式アダプティブドライブングビーム、歩行者エアバッグそして国内コネクテッドサービスなどスバル初の多くの技術が搭載されている。
ダイナミック性能では、第2世代のSGP(スバルグローバルプラットフォーム)をベースに新型1.8Lターボエンジン、電子制御ダンパーに2ピニオン電動パワーステアリング、そしてフルインナーフレーム構造などを採用し、新しい快適にな走りを表現している。
デザイン
新型レヴォーグのデザインテーマは「Perfomance×Advance」。デザインコンセプトは「BOLDER」で「Dynamic×Solid」の進化としている。
ダイナミックな躍動感を大胆に表現する、軸の通ったデザインで、今にも走り出しそうな前傾軸のデザインが基本。止まっていても走りのパフォーマンスを予感させるデザインとしている。
フロントグリルはヘキサゴングリルを中心に、塊感のある大胆な立体表現が包まれるような安心感を提供する。ヘッドラップはCシェイプ型でターンランプ一体型ポジションランプを備え、このCシェイプは水平対向をモチーフにしているともいう。そしてフロントフェンダー、リヤフェンダーともに、張り出し感があり踏ん張った力強さも表現している。
インテリアデザインでは安定、安心、愉しさを3つの軸にし、プラスして先進性を表現。ドアトリムとセンターコンソールによる囲まれ感で安心の軸を形成し、水平基調のダッシュボードで安定の軸を演出。そして大型液晶モニターで先進性の表現としている。
装備
アダプティブドライビングビーム(ADB)では複数のLEDの点灯、消灯でヘッドランプ照射範囲を切り替える最新のアレイ式を採用。このアレイ式はロータリーシャッター式に比べて、より照射範囲が広くでき、見えなかった人が見えるといったメリットがある。
リヤゲートにはモーターを内蔵したオープナーが装備され、6連星オーナメントに肘などを近づけると自動でゲートが開けられる。手がふさがった状況などでは便利な機能だ。
インテリアで注目なのはセンターに設置された大型モニターだ。新型デジタルコックピットと位置付け、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイはEXグレードに標準装備され、標準グレードにはメーカーオプションになる。そして12.3インチのフル液晶メーターもEXグレードに標準装備される。
センターの大型ディスプレイは、タブレットライクな直感的な操作ができるようになっている。ナビゲーションはもちろん、エアコン操作、スマートフォンとの連携のApple CarPlay AndroidAutoが表示でき、ナビ、エアコンは音声操作にも対応している。
ワゴン価値
座って感じるクルマとの一体感を大切に、そして走って感じる安心感を重視し、シートには拘っている。フロントスポーツシートには正しいドラポジが維持でき、疲れにくくいつまでも乗っていたいと思えるシートを目指している。ウレタン硬度やバネ特性を最適化して対応している。
またユーティリティも重視している。現行型レヴォーグより荷室幅、開口幅を拡大し、使い勝手の向上を狙っている。また荷室容量も拡大し、サブトランク空間を最大限に拡大して、従来比+29Lの69Lとしている。床上と合わせて従来比+39Lのん561Lの容量を持たせている。
また従来型で好評だった4:2:4の分割リヤシートも継続して採用している。さらにスバル初搭載となるデジタルマルチモニターと次世代スマートリヤビューカメラを採用した。これは3つのカメラ映像とリヤソナーの距離警報をモニターに一括表示する機能だ。またリヤビューミラーはデジタルルームミラーで通常のミラーとの切り替えが可能なタイプだ。
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