健康から美容へ──「美と健康は地続き」
2013年のブランド誕生以来、ドクターエアは“ボディケア機器のパイオニア”として歩んできた。ハンディーガンやマッサージシートなど、筋肉や疲労にアプローチする技術を軸に成長を続けてきた同社が、なぜ今、美容へ踏み出したのか。
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「これまでドクターエアは、マッサージを通じて“体の外側から健康を支える”製品をつくってきました。真の美しさというのは、健康があってこそ外側ににじみ出るもので、健康と美は地続きなんです。そう考えると、ビューティー領域への挑戦は、私たちにとってごく自然な流れでした」
実際、ドクターエアのブランド戦略内に当初からビューティ領域は視野に入っており、いつ踏み出すかというタイミングを常に伺っていたという。
幸い、エクサガンハイパーや3Dマッサージシートなど、定期的にヒット商品が生まれたことで、さまざまなリソースをそちらに優先的に割かねばならず、その結果、今年、新ブランド「ドクターエアビューティー」の立ち上げのタイミングに繋がったようだ。
製品群は「リフトライザー」「EMSスカルプスパ」「ミラ ジェット ドライヤー」「ミラ ブラシ」の4点。いずれも「小型・軽量」であることを徹底した設計思想で統一されている。
「いつでもどこでも手軽に持ち運び使い続けられることが、何より美容を継続するのに大切だと考えています。重くて面倒なものは結局持ち歩かないし、使い続けられません。だからこそ、私たちは“小ささ”と“軽さ”にこだわりました」
「第一印象の3秒を変える」──ブランドを象徴するメッセージ
ブランドコンセプトは「第一印象の3秒を変える」。この言葉に込めた想いについて、松本氏はこう説明する。
「最初は“アンチエイジング”、または“エイジングケア”といった、いわゆる美容の王道ワードなどを検討していました。でも、それではドクターエアらしさが出ない。
私たちが大切にしたのは、これまで健康分野で培ってきた技術をそのまま活かし、尚且つ、コンパクトで持ち運びやすく、お部屋のインテリアにも溶け込むデザインといったドクターエアらしさをしっかりと残しつつ、年齢や性別を問わず、笑顔や清潔感をサポートする家電をつくりたいと思いました」
確かに、同社がこれまで展開してきた“健康機器”の文脈から自然に拡張したコンセプトだ。
そしてこの「第一印象」というキーワードが、後に林修氏の起用に結びついていく。
林修という「先生」を起用した理由
美容ブランドの広告に“先生”こと林修氏を起用したのはかなり異例だ。しかし、その意外性こそドクターエアの狙いだったと松本氏は語る。
「社内では、林先生の個性や魅力をどう活かすか、慎重に議論を重ねました。“どうすれば先生の魅力を最大限に伝えられるか”、議論を進めるほど、最終的には『やはり林先生しかいない』という強い結論に至ったんです。
誠実さ、知性、そして言葉に宿る説得力。『第一印象は人生を変える』というメッセージを最も体現してくださるのは、林先生だと確信しました」
そして何より、できるだけ多くの“え? なんで?”“どうして林先生?”という驚きを引き出したかった。まずは興味を持って手に取ってもらうための、大切な仕掛けだったのです。
実際、撮影現場での林氏の熱量も尋常ではなかったという。
「大げさではなく何十テイクも撮り直して、自らの角度や表情を何度も確認されていました。“第一印象改革”というキャッチコピーを本気で体現してくださっていました。」
林氏が“先生”という枠を超え、ひとりの人間として印象を刷新する姿こそ、ドクターエアが描く「印象をデザインするブランド」の象徴なのだ。
ブランドを「商品群」から「物語」へ
今回の発表で特徴的だったのが、4製品を同時にローンチした点だ。松本氏はその意図を次のように説明する。
「ひとつひとつの製品は、それぞれ個性的です。とはいえ、単品だけではブランドの世界観やメッセージは伝わりません。だから、どうしても“面”で発表したかったのです。
頭皮から表情筋、髪までトータルでアプローチできるラインアップで、“内側から外側へ真の美しさを生み出す”物語を、ドクターエアのビューティーブランドとして提示したかったのです」
技術が支える“中から外へ”の美しさ
「リフトライザー」は、同社が長年培った“振動技術”を美容領域に転用した代表的モデルだ。タッピング、EMS、RF(ラジオ波)といった要素を最適化し、肌の摩擦を抑えながら筋肉へ効果的に働きかける。
「強ければいい、というものではありません。肌にとって最適な刺激を見極めるのが私たちの技術。ボディケアで培ったノウハウを“美のためのコンディショニング”に応用しました」
また、「ミラ ジェット ドライヤー」は約225gという超軽量設計。小さなボディにBLDCモーターを搭載し、風量は1.7立方メートル/min。
「ドライヤーは毎日使うもの。だから、軽さは正義です。“疲れない家電”を目指しました」
この「適切な刺激」「軽さ」「継続できる操作性」という3つの設計思想が、ドクターエアの技術的独自性を支えている。
美容家電ではなく「印象家電」
技術や機能を超えて、ドクターエアが目指しているのは“印象”そのもののデザインだ。松本氏の話を聞いていると、ドクターエアビューティーは単なる美容家電ではないと筆者は分析する——ブランドが本当に目指しているのは、“印象”そのものだ。
それは“印象を整える家電”、いわば「印象家電」とでも呼ぶべき存在だ。そうした“印象そのものを整える家電”という考え方について、松本氏はこう語る。
「私たちは“美しく見せる”より“自分らしく在る”ことを大切にしています。誰かと比べるための美ではなく、自分のハッピーを取り戻すための美。そんな思いでこのブランドを立ち上げました」
ビューティー家電分野にはすでに多くのライバルブランドが存在するが、松本氏は「真正面からの競争はしない」と語る。
「私たちは“本格美容機器”というより、“手軽に続けられる美容機器”。価格帯も2万円前後からで、日常の“隙間時間”でケアができる。競合を見るより、“自分たちの道”を行くことを意識しています」
林修が体現した「信頼の美学」──“先生力”がブランドを導いた
発表会後、林修先生のエバンジェリスト起用については、想定以上の反響があったという。
「意外なキャスティングに、驚きの声が数多くの方からあがりました。まさに狙い通りの反応ではありましたが、今回それがきっかけで、これまでドクターエアを知らなかった方々にも興味を持ってもらえたと実感しています。
これまでドクターエアを知らなかった方々にも、ちゃんと想いを説明することで、“納得”してもらえています」
バイヤーやメディア関係者からも「誠実さが伝わる」「説明に説得力がある」といった声が多く寄せられた。それについても松本氏は自信を持って語る。
「美容に詳しくない層にも刺さる。それが林先生の力なんです」
林氏が体現した“見た目改革”は、ドクターエアが掲げる「美と健康の融合」を具現化する存在となった。
未来への布石──「努力を支える家電」へ
今後の展開について松本氏は多くを語らなかったが、開発現場では既に次の構想が進んでいるという。
「詳細は言えませんが、林先生に“似合う新製品”がひとつあります。楽しみにしていてください」
美しさとは、努力の積み重ねが生む“知的な清潔感”なのかもしれない。林修氏を迎えたドクターエアの挑戦は、単なる美容を超え、“努力する人を支える家電”という新たな価値の提示へとつながっていくのかもしれない。(滝田勝紀)
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