■100万円でも現行モデルが購入可能!人気の中古ミニバン
新車市場で人気の高いミニバンは、家族や友人と出かける際に多人数で乗車ができたり、多い荷物を積み込めたりと、使い勝手が良いことから人気のジャンルです。今回は100万円を予算として、中古車市場に流通している人気のミニバンを紹介します。
ちょ、待てよ! 5m超のエスティマ後継車!? トヨタ「シエナ」がカッコよすぎる
2003年に発売されたトヨタ「シエンタ」は、狭い道路や駐車場でも取り回しがしやすい5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。現行モデルの2代目は2015年から販売されており、新車価格は180万9500円から設定されています。
中古車市場では、予算の対象となる中古車は約1200台で、数が多いのは初代モデルですが、人気オプションの有無や高年式のものなど一部を除けば、現行モデルも購入可能です。
2003年に登場した初代は、7人乗りのガソリン車でボディサイズは全長4100mm×全幅1695mm×全高1670mm-1680mmとなります。
2列目シートは片手の簡単操作で折り畳めるので、子供を抱えていたり荷物で片手がふさがっていても扱いやすいです。また、3列目シートを格納することが可能で、ラゲッジスペースを大容量に拡張することができます。
現行からはハイブリッド車も登場。ボディサイズは先代より拡大しながらも、全長4235mm-4260mm×全幅1695mm×全高1675mm-1695mmと、5ナンバーサイズに収まるコンパクトさを保っています。
アームレストと収納設備を備えたセカンドシート採用の6人乗りが新設定。さらに、2018年のマイナーチェンジではアウトドアや車中泊に便利な常用の5人乗りグレードも加わり、用途やニーズに合ったクルマを選択できます。
現行の実際の販売例を見てみると、2年から3年落ちの「Xグレード」が、修理歴ありで走行距離2万km以内、本体価格約60万円から70万円で購入可能です。条件次第では走行距離が短く、比較的年式が新しい中古車も存在しています。
シエンタと同じコンパクトミニバンとして人気なのが、ホンダの「フリード」です。
フリードは、2008年に初代モデルが発売。2016年に現行の2代目と5人乗り仕様の「フリード+」が同時に発売され、新車価格は199万7600円からとなっています。
予算内で購入可能なのは約1600台流通しており、初代を中心に購入が可能となっています。
初代のボディサイズが全長4215mm×全幅1695mm×全高1715mm-1745mmで、発売当時はガソリン車のみでしたが、2011年にハイブリッド車も登場しました。
運転席や助手席だけでなく、2列目シートの各席にもそれぞれにドリンクホルダーがあるなど、どの席に座っても収納スペースに困らない収納機能を備えています。
また、2列目シートの乗員も景色が楽しめるように、2列目、3列目の床の高さを徐々に高くした映画館のようなレイアウトになっており、便利で見晴らしの良いシートとなっています、
5人乗り仕様のフリード+(旧フリードフレックス/フリードスパイク)という大容量のラゲッジスペースを実現したモデルでは、2列目が大型センターアームレスト付きのベンチシートとなり、大人3人がゆったり座ることができます。
リクライニングレバーの操作だけでシートバックが前に倒れ、自動的にシートがはね上がる機構になっており、手軽にラゲッジスペースを拡張することが可能です。
中古車市場では、全体的に走行距離が短めで低価格なものが多いようです。例えば、年式が新しい2015年式でも、走行距離が5万km以下のものが100万円以下で購入可能です。
さらに、2013年式以前のものでは、走行距離3万km以下で50万円以下の中古車が多く見受けられ、低価格で購入しやすい相場となっています。
次に紹介するのは、シエンタやフリードと同じく販売台数ランキングの上位に位置する日産のミドルサイズミニバンの「セレナ」です。
セレナは、1991年の発売から現在に至るまで長く販売され続けている、日産を代表する人気のミニバンです。初代は、「バネットセレナ」として販売され、1994年の改名で「セレナ」となりました。
1999年発売の2代目、2005年発売の3代目、2010年発売の4代目を経て、2016年から5代目の現行が販売されており、価格は257万6200円からとなっています。
予算内で購入可能なのは、最新モデルや2018年発売のe-POWER搭載モデルなどの一部を除き、約3000台が流通しており、初代から現行まで幅広い選択が可能です。
ガソリン車とディーゼル車の2種類が用意され、ボディサイズは全長4355mm-4380mm×全幅1695mm×全高1825-1915mmとなっていました。
現行の5代目では、全長4685mm×全幅1695mm×全高1850mm-1875mmのサイズという日常でも使いやすい5ナンバーサイズに収まっています。
ちなみに、ディーゼル車は2代目の2001年に廃止されており、3代目はガソリン車のみ、4代目の2012年の一部改良からハイブリット車を販売。2018年に追加されたe-POWERモデルの登場により、瞬く間にミニバンジャンルを代表する1台となりました。
セレナは販売期間が長いぶん、モデルの種類も多いので選択肢が豊富です。例えば、2代目なら走行距離5万km以下の本体価格30万円以下となっています。
また、現行でもエントリーグレードの「S」であれば、走行距離約9万kmで本体価格約100万円というように、価格や年式、走行距離など何を重視するかで幅広い選択が可能です。
■人気のトヨタミニバン! 100万円で購入可能?
トヨタのミニバンラインナップには、コンパクトサイズのシエンタ以外にミドルサイズの「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」、ラージサイズとして「アルファード/ヴェルファイア」、さらに送迎用ニーズに応えるために「グランエース」が存在します。
このなかで、シエンタに続いて人気なのが、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟です。2020年5月以降、トヨタは全店舗で全車種の取り扱いをおこなっていますが、それまでは4つの販売チャネル(トヨタ店/トヨペット店/カローラ店/ネッツ店)で、異なる車種を販売していました。
そのため当初は、ノアはカローラ店、ヴォクシーはネッツ店、エスクァイアはトヨタ店とトヨペット店で販売されており、それぞれターゲットとなるユーザーが異なっていたのです。
登場背景としては、ノアとヴォクシーの初代が2001年に発売。2007年に2代目、2014年に現行モデルの3代目が発売されており、この3代目のタイミングでエスクァイアが追加されました。
現行モデルのエントリー価格は、ノアが255万6400円、ヴォクシーが281万3800円、エスクァイアは296万3400円となっています。
中古市場で現行モデルを100万円の予算で検討すると、ノアとヴォクシーともにエントリーグレード「X」であれば、2016年式で走行距離5万キロから8万キロで約80万円から90万円という価格帯で存在します。
また、現行のエスクァイアは2016年式で当時のエントリーグレード「Xi」が走行距離9万キロで、約90万円から100万円です。
次に、2002年に登場した初代アルファードは、当初前述の販売チャネルの体制によって、「アルファードG(トヨペット店)/アルファードV(ビスタ店・現ネッツ店)」として販売されていました。
2008年にアルファードが2代目にフルモデルチェンジしたタイミングで、アルファードVがヴェルファイアとして展開されます。
アルファード/ヴェルファイアともに、2015年に現行が登場し、先代よりも内外装で高級感ある仕様となっており、アルファードでは「唯一無二のラグジュアリーな空間」と謳われるほどの存在感をもっています。
現行アルファード/ヴェルファイアの価格は、両車ともエントリー価格は352万円。個人や企業など幅広い層から人気があり、状態の良いものであれば中古市場でも高値で取引されているようです。
予算内で購入可能なのは約1300台あり、初代と2代目が購入可能です。現行では、走行距離約8万からで190万円から流通しているようです。
なお、現行のハイブリッド車では走行距離10万km以上が約230万円からで、2017年以降のマイナーチェンジ後のモデルの中古車価格は、約250万円からとなっています。
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みんなのコメント
小さい子がウンコや小便をシートや床に漏らしたり、ほじくった鼻くそをシートに擦り付けたりで、清掃しても完全にキレイにならないってさ。ただでさえクソダサいのに、ミニバンの中古なんか汚くて絶対に買わないって。ミニバンは不潔だよ。