トヨタの高規格救急車「ハイメディック」が1992年の生産開始から1万台を達成した。これを記念してトヨタカスタマイジング&ディベロップメントのウェブサイト「トヨタ救急車WEB」で特製のPC用壁紙を公開している。
トヨタ救急車WEB
PHEVの追加とGマークで再起に一転の曇りなし!? 新型エクリプス クロス
●初代トヨタ ハイメディックは1992年6月にデビュー
1991年に救急救命士法が制定され、救命行為に必要な機材を備え付けた高規格救急車のコンセプトカーが同年の東京モーターショーで「トヨタAMBULANCE」の名称で参考出品。翌92年6月に国産初となる消防庁認定の高規格救急車として、トヨタ救急車「ハイメディック」の名称で発売された。
車名は高規格救急車として、「高度な」という意味の「High」と「医療の」を意味する「Medical」との造語で、ベースが当時の100系ハイエースであるところから、ハイエースの「ハイ」の意味合いも含んでいる。2代目はグランビアがベースとなったが、3代目はハイエース(200系)に戻った。
エンジンは4リットルV8の1UZ-FE型で、220馬力/34.0kgmのパワーを発揮。車両総重量2880kg(車両重量2440kg+乗車定員8人)のボディを、余裕をもって走らせるために、セルシオに積んでいたV8 DOHCと同系列のユニットを組み合わせた。使用燃料はプレミアムガソリンだった。開発時に室内レイアウトは紙で模型を作り(ペーパーモックアップ)検討したという。価格は東京渡し1550万円で、フルオプションの場合は約3000万円になったという。
●100系ハイエースをベースに専用に拡幅したボディを採用
●トランスミッションは4速AT専用。各種スイッチを機能的に配置
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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