下の写真はベストカーの編集者・B所有の2006年式ホンダストリーム(と同タイプの写真)。10年以上もの間大切に乗ってきた1台だ。ちなみに走行距離は5.6万kmとのこと。
なぜ編集者のクルマ? かというと、Bが「13年ぶりに愛車を買い換えよう」と動き出したからなんである。
とはいうものの、言うは易し行うは難し。いざ自分が10年ぶりに買い換えるとなると、あまりの進化ぶりに目が回りそうになってしまった。「10年一昔」とはよくいったものだ。
こんな人、意外と多いのでは? と思い、10年でクルマはここまで進化したんだ! というものを集めて並べてみた。
ちなみにBのストリームの装備なども下に列挙しておこう。本文を読めば「は? こんなのが驚き?」と思うかもしれないが、この装備を見ればBの「隔世の感」を追体験してもらえるかもしれない。
●キーを挿し込んでエンジンスタート
●ハロゲンヘッドランプ
●足踏み式パーキングブレーキ
●今や少数派のインパネシフト
●メーター類はすべてアナログ。液晶表示なし
●ETCカードは後付けで本体剥き出し
●ヨメの希望により「コーナーポール付き」(2回ほどしか使ってない)
●実燃費は極悪の一般走行で9.1km/L(2L、NA搭載)
※本稿は2019年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年7月10日号
【ちょい高級車~高級車編 01】「ヘイ! メルセデス」など、クルマと会話が!
欧州車などに備わっているのがクルマと会話できるシステム。
例えば、「ヘイ! メルセデス」や「ヘイ! BMW」などと声をかけ、「ちょっと暑いかな」と話せば、「温度を1℃下げましょう」と音声で応じて、自動で温度調整する優れモノ。まるで1980年代のリアル『ナイト・ライダー』じゃないですか!
クルマと会話ができるBMW3シリーズ
【ちょい高級車~高級車編 02】 モーターが2つも3つもある!?
ハイブリッド量産モデル誕生から22年。ハイブリッド技術も進化しており、たとえば現在、ホンダでは2モーター(名称/i-MMd)のシステムをオデッセイなどに搭載。
今年10月登場の次期フィットにも搭載されると発表したから驚き。さらにNSXは3モーターハイブリッドシステムと、贅沢さが漂う。
【ちょい高級車~高級車編 03】 足の出し入れでドアが開く。そんな時代にビックリ
セレナなどミニバンのスライドドアや、VWやBMWなどのモデルのリアゲート。ボディ下への足の出し入れでそれらが開く! 手を使わずに開くことが感動ものです。
【ちょい高級車~高級車編 04】 「ミラーレス化」の序章!? ドアミラーが小さく、しかも「デジタル」になっている!!
レクサスESには量産車初の「デジタルアウターミラー」を搭載。
小さなドアミラーに見えるのはカメラで、そこからの映像をインパネ左右の画面で見る、というもの。
【ちょい高級車~高級車編 05】 ボタンを押すだけで自動で駐車
これにも超絶進化を感じる。クラウンやリーフなどに備わる「自動パーキングシステム」。ボタンを押せばクルマが縦列駐車も難なくこなす。奥さんが泣いて喜ぶ機能。凄い!
* * *
【クルマ選び編 01】 5ナンバーサイズがこんなに減ってオドロキ!
国産車の肥大化は進むばかり。なので、10年ぶりに新車買おうと思っている人は「5ナンバーサイズ、少ないじゃん」と思うはず。ロードスターもレガシィも旧型は5ナンバーだったし、カローラも世代交代ですべて3ナンバーへ。
【クルマ選び編 02】マツダにミニバンがない!!!
現行ラインナップにミニバンがないマツダ。ある意味潔いかも。でも、3列シートモデルのニーズは高いようで、CX-9は現在ヒット中。
マツダ唯一の3列シートモデル、CX-8
【クルマ選び編 03】 自動ブレーキなどの安全装備が満載。もちろん軽にも!
“10年前車”オーナーが一番驚くのがコレだろう。性能の違いこそあれ、軽から高級車まで安全装備が備わるのが現代のクルマ。事故ゼロを目指して今後も進化してほしい!
【クルマ選び編 04】 PHVに驚き! 片道20~30kmならガソリン代ゼロ!
10年前はなかったPHV(PHEV)モデル。普段使いの街乗りで、片道20~30kmならEV走行も可能。なのでガソリン代はゼロ。もちろん通常走行も。こんな素晴らしいクルマ、驚くしかない。
【クルマ選び編 05】 ホントにディーゼル? 音が静かでビックリものです
「ガラガラ音がして燃費もイマイチ」。旧車しか知らないそんな人が現行ディーゼル車に乗ったら、「本当にディーゼルなの? 燃費もいい」と驚く。ここにも如実な進化が!
【クルマ選び編 06】 気づけばホンダ、セダンだらけ!!!!
グレイス、シビック、アコード、レジェンド、インサイト、クラリティPHEVと、気づけばセダン王国のホンダ。セダンへの買い換えはホンダで決まり!?
ホンダセダンの一翼、グレイス
【クルマ選び編 07】 スバルに軽がない!!
10年ぶりに新車買おうという人、これも驚くかも。スバルは2012年2月で自社製の軽を撤退しているので……。ちなみにスバル、現行ラインナップはすべて3ナンバー。
* * *
【カーライフ編 01】 プッシュボタン式のエンジンスタート
キーシリンダーへの挿し込み式しか知らないBのヨメがかなり驚いていたボタン式。「炊飯釜のボタンみたい」と感動。でも、「ブレーキを踏んで作動」を知らないと苦労するかも。「知恵袋」なんかを見ていると、エンジンを落とせなかったときの質問も結構おい
「炊飯釜のボタンみたい」
【カーライフ編 02】 フロントガラスに何か映ってる! 「ヘッドアップディスプレイ」
デミオなどコンパクトカーにも採用されるほど浸透しつつある、ヘッドアップディスプレイ。
走行する道路の制限速度などの情報も映り、とっても未来的感覚! が、「便利かもしれないけどうっとうしいだけ」という声も出てきそうですけどね。
こんな感じで表示されます
【カーライフ編 03】 足踏み式じゃない! パーキングブレーキが電子ボタン式
これも10年ぶりに新型車に乗る人は戸惑うと思う。サイドブレーキでもないし足踏み式でもない。パーキングブレーキが小さなボタンになっていることに「進化」を感じるはず。
でも、アクセルを踏むと自動解除されるタイプは操作上、戸惑うケースもある。あまりいいと思わないけど……。
ボタンひとつで駐車できるなんて
【カーライフ編 04】 「マイルドハイブリッドって何?」
発進や加速時にモーターがエンジンをアシスト! “10年前車”オーナーはそんなシステムにもきっと驚くでしょう!
マイルドハイブリッド搭載のクロスビー
【カーライフ編 05】 ACCがフツーに設定されている。便利な世の中を実感
「クルーズコントロールなら10年前の俺のクルマにもあるよ!」と息巻きたいところだが、昔のクルコンは設定速度では走るが前にクルマがいても減速しない。
が、現代のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は減速&停止。「おお~っ! 自動で止まる」と、“10年前車”に乗る人は感動の嵐だろう。
自動運転の第一歩がACCなのです
【カーライフ編 06】勝手にハンドルが動いてビックリ!? 「レーンキープアシスト」
こちらも自動運転の一端だが、走行中、レーンを外れそうになるとハンドルが自動で微調整する。10年ぶりに今のクルマに乗る人、これも驚くか、「余計なお世話だ」と思うか。さて、どっちでしょう。
【カーライフ編 07】 オートライトがある! そして自動ハイビームまで備わっている!
今のクルマしか知らない人には意外かもしれないが、昔のクルマにはオートライトがなかった(もちろんBのストリームにもない)。
さらに、対向車がくるとロービームに替わる自動ハイビームなんて夢のまた夢。なので、これらが今の軽自動車にも備わっているなんて、驚きの進化なんですよ。
【カーライフ編 08】スライドドアが全自動開閉/シャークフィンアンテナもオシャレだ
“10年前車”オーナーが驚くこと必定なのが、ワンタッチで全自動開閉するスライドドア。
軽でもこのタイプが多いもの。さらに、最近のクルマのアンテナ、シャークフィンが増殖中。手動で伸ばしたりしていた時代が懐かしい~。
【カーライフ編 09】 ミラーまでも進化。映像式の「インテリジェントルームミラー」
セレナやエクストレイルなどに設定されるインテリジェントルームミラー。車両後方のカメラ映像をルームミラーに映し出すものだが、ミラーの機能までこんなに変わるとは。
ミラーに映しだされるのは「映像」だ。未来を感じます
【カーライフ編 10】 VICSより高精度。ITSからの情報がナビに入る!
ナビに渋滞情報を送るVICSはホントに助かる! ずっとそう思っていたが、今はITSによるより精度の高い渋滞情報がナビに映し出され、進化を感じる。
でも、ETC2.0でないとITSからの情報を得られない。新車購入時はもれなくETC2.0設置とのことで……、そこになんらか策略を感じますね(笑)。
【カーライフ編 11】 シートベルトしない→警告音が鳴る/コーナーセンサーが鳴り続ける
Bの13年ものストリームは、シートベルトをしないと5秒ほど警告音が鳴るだけだが、現行モデルは警告音がだんだん強くなる。コーナーセンサーも「ピピピピ!」と鳴りまくり、その手厚い安全対策に驚く。
【カーライフ編 12】 車両経由で情報交換。「コネクテッドカー」登場!
たとえばトヨタがクラウンなどで展開するコネクテッドサービス、これも驚き! クルマ側の状況を判断し、必要とされる情報をオペレーターやAIなどが提供。たとえばドライブサポートや販売店からの“予防整備”など。つながるって便利・安心なのね。
【カーライフ編 13】ハイブリッドとEV、シフト操作にかなり違和感あり!
10年前にもハイブリッドモデルはあったが、“10年前車”のオーナーが現行モデルのハイブリッドやEVに乗ると「このシフト操作、どうすんの?」と一瞬戸惑うはず。ややわかりづらいよね。
【カーライフ編 14】もっと言うと、ホンダNSX、インサイトのシフト操作も「あれ?」
輸入車でも見られるPやDのボタンを押すシフト操作。これと似たようなものがホンダNSXやインサイトなどのハイブリッドモデルにあるけど、現行車に久しぶりに乗る人は「なんじゃこれ?」と思うはず。
とくに「R」は手前に押してバック。違和感があり、ある意味驚きです。
インサイトのシフトがこれ
【番外コラム】 「約10年ぶりの買い換えで一番驚くクルマ」はCH-Rに決定! 一体なぜ?
驚きではFCVのトヨタMIRAIだろうが、現実路線としてC-HRで決まり。選出理由は、
・10年前は考えられなかったSUVだらけの現代の象徴の一台、
・10年前は考えられない、アグレッシブすぎるスタイル、
・アグレッシブなデザインにかかわらずエコなハイブリッドもある。
10年ぶりに買い換える方、ぜひぜひ驚いてほしい!!
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