2021年12月10日、2021年に発表・発売された新車のNo.1を決める2021-2022日本かー・オブ・ザ・イヤーの発表が行われた。29台のエントリーの中から10ベストと呼ばれる10台が選ばれ、その中からイヤーカーが決定した。
2021年は激戦が繰り広げられ、335点を獲得した日産ノート/ノートオーラ/ノートオーラNISMO/ノートAUTEC CROSSOVERが栄冠を手にした。
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2位のGR86/スバルBRZが264点、ホンダヴェゼルが227点そして三菱アウトランダーが206点と近年希に見る少ない点数差だった。また、インポート・カー・オブ・ザイヤーには輸入車で最高得点を獲得したVWゴルフ/ゴルフヴァリアントが輝いた。
日産ノートファミリーの受賞理由は、新開発のプラットフォームと第2世代e-POWERの組み合わせにより、走りの質感が大幅向上。従来のコンパクトカーの概念を大きく変えたこと。優れたシリーズハイブリッドシステムを搭載していながら、より手頃な価格で体感できること。
そして、基準車のノートに加えて、質感を向上させたノートオーラをはじめ、合計4つの個性を用意し、選択肢を広げた点でも支持を集めたとされている。
2021年のNo.1カーが決まったところで、過去5年のイヤーカーを振り返り、中古車としてどのような魅力を放っているのかを調べてみた。
文、写真/萩原文博
[gallink]
レヴォーグはアイサイトX搭載車を中心に狙いたい
現行型レヴォーグの走行シーン
2020年のイヤーカーに輝いたのは、スバルレヴォーグ。受賞理由はSGPと呼ばれる「スバルグローバルプラットフォーム」とフルインナーフレーム構造の組み合わせで、類稀な操縦性と解析性を高次元で両立したこと。
日常域での扱いやすさを重視した新開発の1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジンはリーン稀少という新しい技術を取り入れたこと。インテリアでは、大型センターインフォメーションディスプレイや、フル液晶メーターで構成された先進的なデジタルコクピットを採用するなど大きく進化したこと。
さらに3D高精度地図データと、GPSや準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用した高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を設定しながら、当時317万円スタートというコストパーフォーマンスの高さが評価されている。
先日、2.4Lターボエンジン搭載車を追加したばかりの現行型レヴォーグの中古車は、現在、約100台流通している。平均価格は約388万円。中古車の価格帯は約279.8万~約461.7万円だ。
中古車のグレード構成は1.8STIスポーツEXが約51台。1.8GT-H EXが約28台、そして1.8GT EXが約9台とアイサイトX搭載車が上位を独占。中古車におけるアイサイトEX装着率は約90%となっている。
アイサイトEX装着車でまだ200万円台の中古車はないが、グレードによる価格差が小さくなっているので、上級グレードを積極的に狙うのが良い。
RAV4は2Lエンジンのアドベンチャーが狙い目
RAV4のフロントスタイル
2019年はトヨタRAV4がイヤーカーに輝いた。受賞理由は、日本市場に復活となったグローバルカーのトヨタRAV4は新時代のSUVとしてあらゆるニーズに高いレベルで対応したこと。
ガソリン車、ハイブリッド車それぞれのパワートレインに3種類の4WDシステムを搭載し、最新のプラットフォームの組み合わせによる走りは快適性、楽しさともに秀逸。またラゲッジスペースは広く、使い勝手も良好なこと。
さらにDCMを全車標準装備とした上でリーズナブルな価格設定としたことも高く評価されての受賞となった。
デビュー当初は2Lガソリンエンジン車にのみ、設定されていたアドベンチャーがハイブリッド車に設定の拡大やPHVを追加するなどユーザーの選択肢が広がっている。
現在、現行型RAV4の中古車の流通台数は約873台と非常に豊富で、平均価格は約344万円。中古車の価格帯は約233万~約511万円で500万円を超える中古車はドレスアップ済のモデルだ。
現行型RAV4の中古車のグレード構成は最も多いのが、ダイナミックトルクベクタリング4WDを搭載し、高い走行性能を実現したアドベンチャーの約208台。次いで、同じ4WDシステムを搭載する2.0G Zパッケージが約204台。そしてハイブリッドGの約155台と続く。
先日の一部改良で、人気のアドベンチャーがハイブリッド車にも設定されたことで、ガソリン車のアドベンチャーの相場が下がればオイシイ。
XC40は多彩なパワートレインを選べるのが魅力
ボルボXC40のフロントスタイル
2018年のイヤーカーはボルボXC40。受賞理由は、 日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現したこと。
インテリアが上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高いこと。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめること。さらに高度な安全装備を全車標準しているところが評価されている。
電動化を進めているボルボらしく、XC40も登場から3年で搭載するパワートレインが大幅に変更されているのが特徴だ。
現在、XC40の中古車は約252台流通していて、平均価格は約418.6万円となっている。中古車の価格帯は約299.5万~約578万円とかなり幅広くなっている。
一時は新車の納車までの時間が長くなっていたが、現在は解消されているし、400万円以下の中古車が約100台流通している。
グレード構成を見てみると、最も多いのがデビュー時に設定されていたベーシックグレードのT4モメンタムの約39台。続いて多いのが、2020年に登場したマイルドハイブリッド車のB4AWD R-デザインの約35台。そして、T4AWD R-デザインの約34台だ。
プラグインハイブリッドのT5インスクリプションも約19台流通しており、予算に合わせて様々なパワートレインを選べるようになっているのが特徴。
新車ではラインアップから消えたディーゼル車が中古車なら手に入る
ボルボXC60のフロントスタイル
2017年はボルボXC60が初めて、輸入車でイヤーカーに輝き新たな歴史を作った年だった。受賞理由は 日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現したこと。
インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性が高いこと。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめること。さらに高度な安全装備を全車標準していることが評価されている。
現在、現行型XC60の中古車は約275台流通していて、平均価格は約563.4万円。中古車の価格帯は約310万~約948万円と幅広くなっているのが特徴だ。かつては、ディーゼルエンジン搭載モデルもあったが、現在は48Vハイブリッドとプラグインハイブリッドのみとなっている。
XC60の中古車のグレード構成を見てみると、ディーゼルからPHVまで多彩。その中で最も多いのが、約62台というディーゼル車のD4 AWDインスクリプション。これに続くのはガソリン車のT5AWDインスクリプションの約46台。そして約25台のD4AWD モメンタムが続く。
ただ、マイルドハイブリッド車やPHVの流通台数も増えており、勢力図は変わりそうだ。中古車でしか手に入れられないディーゼルエンジン車は流通台数が多いうちに狙ったほうが良いだろう。
100万円以下で手に入る中古車でベストバイな現行型インプレッサ
インプレッサスポーツのフロントスタイル
2016年のイヤーカーが、スバルインプレッサスポーツ/G4。受賞理由は、新開発のスバルグローバルプラットフォームなどにより質の高い走行性能を実現したこと。
国産車初の歩行者保護エアバッグ、運転支援システムのアイサイトをはじめとする多くの安全装備を標準装着するなど世界トップレベルの安全性能も実現したこと。さらに200万円を切る手頃な価格からラインナップしたことも高く評価されている。
現行型インプレッサスポーツの中古車は約640台流通していて、平均価格は約161.7万円。中古車の価格帯は約80万~約328万円となっている。
一方、現行型のインプレッサG4は約110台の中古車が流通していて、平均価格は152.4万円、中古車の価格帯は約90万~約220万円とセダンの不人気を受けてG4のほうが割安になっている
現行型インプレッサスポーツ/G4はすべてスバル独自の運転支援システム「アイサイト」が標準装備となっており、100万円以下で購入できる中古車としては抜群の高性能を誇る。
流通している中古車の搭載するエンジンは、1.6Lと2Lの水平対向4気筒が中心。購入時に注意してもらいたい点がある、街乗り中心というのであれば、1.6Lでも不満はないが、高速道路を頻繁に使用するというのであれば、2L車をオススメする。
1.6Lエンジンはパワー不足気味で、高速道路での合流などのシーンでストレスを感じるからだ。2Lと1.6Lの燃費差も小さいので、インプレッサスポーツ/G4の中古車は2L車を積極的に狙いたい。
さすが、各年を代表するクルマだけあって、中古車となってもその実力に陰りはないようだ。
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みんなのコメント
特にこれは評価してる人達(選考委員様とやら)がね・・・・・下らない。
でも実際は色々妥協して実用性重視や見栄重視で
選ぶ人がほとんど。
評価されるものと売れるものは違うよね。