この記事をまとめると
■SUVブームということもありオーテックも既存車のSUV化に乗り出している
ステルビオに4ドアGT-Rで驚くのはまだ早い! オーテックだから挑戦できた「尖りに尖った」名車&迷車5台
■オーテックらしい独創的なマシンメイクが目を惹く存在となっている
■ガワだけでなく足まわりや内装、エキゾーストまでこだわった本格派が多い
チューニングならお任せあれ。オーテックはSUVも大得意なのだ!
先日、新型ノートに新たに加わったモデル「ノートオーテッククロスオーバー」は、ノートをベースに大径タイヤや車高をアップしたサスペンションなどを採用し、アクティブなクロスオーバーモデルに仕立てたもの。昨今のクロスオーバーSUVブームの影響もあって注目を集めているモデルと言えるだろう。
そんなノートオーテッククロスオーバーを手掛けたのは、日産車カスタマイズのスペシャリストであるオーテックジャパンであるが、オーテックは過去にもさまざまなSUVモデルをリリースしている。今回はそんなモデルたちを振り返ってみよう。
1)デュアリス クロスライダー
欧州生まれのミドルサイズクロスオーバーSUVとして、その上質な乗り味が人気となったデュアリスをベースに、都市とリゾートエリアを快適かつスマートに行き来するというコンセプトで生まれたのがクロスライダーだ。
同社の人気シリーズ「ライダー」にクロスオーバーテイストを加えた仕上がりで、メッキを配した専用のエクステリアやボディ同色となった樹脂部分などスタイリッシュなエクステリアと、オンロード性能を重視した専用ローダウンサスペンション、センター2本出しとなった専用スポーツマフラーなどがおごられていた。
2)エクストレイル アクシス パフォーマンススペック
ガンガン使えるタフギアとして歴代モデルとも高い人気を誇っているエクストレイル。その2代目モデルに設定されたアクシス パフォーマンススペックはなかなかに異彩を放つ存在と言えるだろう。
そもそものベースとなった「アクシス」は、大人のための高級、上質なオンロードSUVがテーマとなっており、SUVの持つ泥臭さを排除したモデル。そのため、無骨な樹脂部分はフルカラー化され、アクシス専用色となるシャンパンシルバーのボディカラーとベージュの本革シートを中心とした内装色を持っている。
そしてパフォーマンススペックは、専用チューンドサスペンションに専用タイヤ、専用タワーバー&フロントピンステーにFUJITSUBO製の専用マフラーを装着し、スムースかつフラットな乗り味のオンロードSUVに仕上がっていたのである。
独創的なマシンメイクはオーテックのお家芸
3)セレナ キタキツネ
ミニバンであるセレナにSUVテイストを織り交ぜたのが、1994年にリリースされた「キタキツネ」である。
初代のC23型に設定されたキタキツネは、フロントにSUVテイスト溢れる大型のグリルガードを備えた姿が特徴的で(じつはグリルガードレス仕様もあったのだが)、専用フォグランプとフロントアンダーガードが一体化した本格的なものが備わっていた。
また、内装も撥水加工がなされたシートやトリムが採用されており、名前のとおりウインタースポーツを意識した装備がプラスされていたのだ。さらに、「雪ん子ぱっく」を選択すると、シートヒーターや寒冷地仕様が標準装備となるだけでなく、純正装着タイヤがスタッドレスタイヤになるという、まさに冬仕様となっていた。
4)キューブ/キューブキュービック トラビス
最後はオーテックジャパンがSUVテイストをプラスした、「キューブ/キューブキュービック トラビス」をご紹介しよう。
このモデルは2代目のキューブとその派生車種であるキューブキュービックに設定されたもので、専用のバンパーやオーバーフェンダー、汚れに強く防水性に優れたシート素材を用いた専用シートなど、アクティブに使えるような装備が備わっていた。
足まわりなどを含め、パワートレインはベース車のままとなっていたが、そのルックスだけでもクロスオーバーSUVテイストを演出しているのはさすがオーテックジャパンといったところだろう。
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