日米融合!学生のアイディアが光るカスタム!
徹底的に磨き込まれたエンジンルームは必見
「サニトラに学生魂を注入」透明ボンネットでカスタムエンジンを猛烈アピール!【幻の東京オートサロン2021】
ノスタルジックなスタイルながら、実は12年ほど前まで新車販売されていたサニトラ。その長いモデルライフのおかげで、様々なスタイルのカスタム&チューニングベースとして親しまれている。そんな名車を、2ヶ月半という短期間でコンテストレベルまで仕上げてきたのが、日産愛知自動車大学校のカーボディマスター課に通う学生達だ。
企画段階では「アメ車を作りたい!」「レーシングカーを作りたい!」と、学生の間で意見が真っ二つに割れて大変だったそうだが、最終的に『日本の走り屋的なエッセンス』と『アメリカ西海岸的なローライダー』を組み合わせていく方向性で確定。そして、たまたま学校にあった朽ち果て寸前のサニトラ(1990年式)をベースに選んだそうな。
ハイライトとなるのは、やはりクリア仕様のボンネットだろう。ワイヤータックや鏡面加工の妙技を炸裂させたエンジンベイをアピールするために、エポキシ樹脂を積層して透明なボンネットを製作したのだ。
エクステリアは、クリスタル塗装やエアブラシなどの技術を駆使してモディファイ。ボディサイドに描かれた美しいカスタムペイントもハイクオリティで、さすがカーボディマスター課に通う学生達の作品である。
旧車らしいチンスポイラーは、既製品ではなく学生が作ったオリジナル仕様。まるで製品のようなクオリティだ。
チンスポ同様に、ビス留めオーバーフェンダーも車両に合わせてデザインしたスペシャル。カスタムペイントなどはアメリカンな雰囲気だが、エアロパーツ類の形状は日本の改造車スタイルへのリスペクトを感じさせるようにメイキングしているのだ。
懐かしさを覚えるホイールは、かつて大ブレイクしたフォーカスレーシングファイブ。サイズは8J-13を通しで履く。組み合わせるタイヤサイズは175/60R14だ。
トノカバー部もファイバーで作った学生オリジナル。裏側には強度確保のためにリブを設けるなど、苦労の跡が垣間見える。
このトノカバーは、マーチのボンネットヒンジとティーダのリヤゲートダンパーを組み合わせて開閉状態をキープできる仕様としているのも大きなポイントだ。また、開閉をロックする部分には日産モコのボンネットオープナーを流用。他車種の部品を組み合わせながら、実用的に仕上げているところも芸が細かい。
エンジン同様、ドアインナーカバーも手作業で鏡面仕上げ。ボロボロだったダッシュボードも作り直し、ウッドパネルを取り入れながらクラシカルかつ高級感のあるインテリアにまとめる。
「クリアボンネット」という発想の面白さが注目を集めていたが、よく観察してみると、細部フィニッシュまで徹底的に拘ってメイキングされたことが分かる。学生ならでは発想力と挑戦魂が生んだ、まさに大作だ。
TEXT:三木宏章
PHOTO:金子信敏/三木宏章
●取材協力: 日産愛知自動車大学校 愛知県名古屋市港区港栄1-7−12 TEL:0120-58-1623
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みんなのコメント
エンジンだってまだまだ輝けるんだってアピールしているようだ。
草むらのヒーロー化にはならなかったので イベント用には良いですね エンジンルーム見えてるし 丸目ライト仕様が多い中 角目仕様で拘り有りそうな雰囲気ですし