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ホンダ「新型オデッセイ」発売! 一度消滅もなぜ「再投入」? 2年ぶりに「最上級ミニバン」登場 ラインナップ復活の理由とは

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ホンダ「新型オデッセイ」発売! 一度消滅もなぜ「再投入」? 2年ぶりに「最上級ミニバン」登場 ラインナップ復活の理由とは

■一度販売終了した「オデッセイ」復活へ なぜ「再投入」を決めた?

 ホンダは2023年12月7日、上級ミニバン「オデッセイ」の改良モデルを発表し、翌8日に発売すると明らかにしました。
 
 一度販売を終了していたオデッセイですが、なぜラインナップに復活したのでしょうか。

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 オデッセイは1994年に登場。セダンのような走行性能や快適性能、背の低いスタイリッシュなデザインを採用したことで人気を獲得し、ミニバンブームの火付け役となりました。

 最新モデルは2013年11月に登場した5代目で、国内モデルとしては歴代初となる両側スライドドアを採用。全高はアップし、全長も延長するなど、ボディサイズを大型化しています。

 エクステリアは大きなメッキフロントグリルを装備し、インテリアも上質感を向上。オットマンやシートバック上部のみを調整できるプレミアムな2列目シートを装備するなど、上級志向のミニバンへと進化しました。

 その後も改良を続け、2モーターハイブリッドモデルを設定したほか、2020年11月には大規模マイナーチェンジを実施します。

 フロントフェイスは力強いイメージを与える垂直に近いデザインへと一新し、インテリアの質感もさらに高まったほか、先進運転支援「ホンダ センシング」の機能も向上しました。

 しかし、このマイナーチェンジを実施したわずか1年後の2021年末に、製造を担当していた狭山工場(埼玉県)の閉鎖を理由とし、国内での販売を終了しました。

 そうしたなか、ホンダは2023年4月にオデッセイの再投入を発表するとともに先行サイトを公開。12月8日に発売します。

 では、なぜ2年ぶりに復活するのでしょうか。ホンダの商品企画担当者は以下のように説明します。

「現在ホンダでは、中型ミニバンとして『ステップワゴン』、小型ミニバンとして『フリード』を販売しています。

 しかし、現在も需要のある中大型ミニバンは、オデッセイの販売終了以来ラインナップがなく、車格を求めるユーザーに対し、長い歴史と唯一無二の価値があるオデッセイを再投入し、提供することとしました」

 さらに、ホンダ広報担当者によると、ユーザーからも強く要望があったといいます。

「生産終了当初から、オデッセイの再販を求めるお客さまの声が上がっていたことが再投入理由のひとつです。各販売店の現場からも、再販を求める声があるという意見が本社へ寄せられていました。

 さらに、ホンダとして、長く愛されてきたオデッセイというブランドを残したいという想いがあったことも理由で、オデッセイ誕生から30年を迎えるにあたり改良モデルを発売します」

 現在、国内の上級ミニバン市場は活況を見せており、2023年6月にはトヨタから「アルファード/ヴェルファイア」の新型が登場したほか、レクサスの最上級ミニバン「LM」が日本市場へ正式に投入され、12月下旬の発売を予定しているなど、新型モデルの発売が相次いでいます。

 新たに上級ミニバンとして復活するオデッセイが、こうしたミニバンのなかでどのような存在感を発揮するのか、注目されます。

■生産国も変更に? 新型の変更点とは

 では、新モデルではどのような改良が行われたのでしょうか。
 
 再投入されるオデッセイは、国内販売終了後も中国で継続生産されていた改良モデルを輸入することとなり、国内のホンダ車としては初めての中国生産車となります。

 新モデルでは、市場動向やニーズを踏まえ、2リッターエンジンに2モーターハイブリッドを組み合わせる「e:HEV」モデルのみとなりました。

 また、かねてから要望があったという「減速セレクター」を装備し、アクセルオフ時の減速の調整が可能になりました。

 これにより下り坂での走行や、前走車との車間距離の調整に活用できるといいます。

 さらに、近年のホンダ車で採用されているスイッチ式シフト「エレクトリックギアセレクター」をオデッセイ初採用し、先進感が高められています。

 エクステリアは、フロントデザインを一部変更。フロントグリルの開口部上段を拡大し、水平基調の5本バーに突起状のデザインを組み合わせ、ワイド感と高級感を高めています。

 インテリアでは、2列目に4ウェイパワーシートを標準装備しました。オットマンやリクライニング動作を電動化することで、きめ細かい調節が可能となっています。

 さらに、2列目シートヒーターや折りたたみ式センターテーブル、2列目専用の急速充電付きUSBチャージャーも2個装備されるなど、快適性の向上が図られました。

 先進運転支援機能では、最新のホンダ センシングを採用。近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能(オプション)が追加されています。

 加えて、フロントカメラを広角化することで、衝突被害軽減ブレーキの検知対象が拡大。交差点右折時の対向車や横断自転車、夜間の歩行者検知が可能になるなど、安全性能の刷新も図っています。

 また、オデッセイでは初となるコネクテッド機能「ホンダ コネクト」を採用し、エアコンやドアロックなどの操作のほか、緊急通報やロードサービスなどを利用することができます。

 ラインナップは「e:HEV ABSOLUTE(アブソルート)」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION(ブラックエディション)」の3タイプを設定。いずれもFF(前輪駆動)のみとなっています。

 このうちブラックエディションは、フロントグリルやドアミラー、テールランプなどの各部がブラックアウトされ、インテリアも専用のブラックルーフライニングやブラック加飾を装備する新タイプです。

 新型オデッセイの価格(消費税込)は480万400円から516万4500円に設定されています。

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みんなのコメント

18件
  • fxs********
    さすがに基本設計が10年も昔の車を500万も出して買う人はいないでしょう。記事にあるような付け焼刃な装備に魅力があるとでも思っているのでしょうか??
  • gen********
    ほんと意味がわからん
    エリシオンをやめてエリシオンの需要をオデッセイでカバーしようとする
    それでオデッセイが魅力を失ったらオデッセイをやめてステップワゴンでカバーしようとする
    それでステップワゴンは全長がストレッチされてノアヴォクシーに客を取られる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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