現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベースがマーチからヤリスになって4代目が登場! 光岡ビュートはなんと30年ものご長寿車だった

ここから本文です

ベースがマーチからヤリスになって4代目が登場! 光岡ビュートはなんと30年ものご長寿車だった

掲載 32
ベースがマーチからヤリスになって4代目が登場! 光岡ビュートはなんと30年ものご長寿車だった

 この記事をまとめると

■光岡の看板車種として名高いビュートの4代目の販売日が決定

牛乳のテトラパック!? 冗談みたいな見た目の1人乗りマイクロカー「ZOEジッパー」はじつは日本の光岡産だった

■3代目までは日産マーチをベースとしていた

■4代目からはトヨタ・ヤリスをベースとし、6速MTも設定される

 レトロ調なデザインで人気のビュートを振り返る

 個性的なデザインをまとった車種を多くリリースし、人とは違うクルマに乗りたいと考えるユーザーから熱い支持を集めている光岡自動車。そんな光岡自動車のラインアップのなかでも、もっとも長い歴史と高い知名度を誇るのが、ビュートだろう。

 最近まで販売されていた3世代目となるビュートは、初代モデルから日産のマーチをベース車両として使用しており、メカニズムはベース車と共に進化を続けている一方で、エクステリアデザインは1960年代前後のイギリス車を思わせるクラシカルなものを踏襲し続けているのが大きな特徴となる。

 また、ベースとなるマーチはハッチバックタイプであるが、ビュートは独立したトランクが新設され、4ドアセダンスタイルとなっているのも大きな違いと言えるだろう。

 そんなビュートは1993年に初代モデルが登場。パワートレインはベース車に準じて1リッターと1.3リッターが用意され、トランスミッションもATのほか5速MTを選ぶことも可能となっていた。

 この初代ビュートは登場と共に瞬く間に人気車種となり、手作りで1日当たりの生産台数に限りがあるということもあって、当初は1年近い納車待ちとなるほどだったのである。

 その後、1997年にはマーチにカブリオレが追加されたことに伴ってビュートにも「コンバーチブル」を追加設定。ベース車がBピラーの残るクラシカルなスタイルだったことも相まって違和感の少ないルックスとなっていた。

 2005年になるとビュートは2代目へとフルモデルチェンジを果たす。基本デザインは初代と共通ながら、あらたにルーフパネルも専用のものを使用し、より自然なラインになるように改良がなされていた。

 パワートレインはベース車に準じて1.2リッターと1.5リッターのほか、先代では設定されたなかった4WDモデル(1.4リッター)が設定されたのが大きなトピック。

 2009年には年内いっぱいで生産終了することがアナウンスされ、20台限定の特別仕様車「The Final Viewt Anniversary」が発表されたが、終売を惜しむ声が多く寄せられたからかその後改良を加えて復活したことも話題となった。

 ついに4代目の販売日も決定!

 そして2012年には3代目が登場。エクステリアデザインは不変だが、今回新たに内装のインストルメントパネルにも手が加えられ、大きな横長の化粧パネルが配されるなど、よりオリジナリティ溢れるものへと進化した点が特徴だ。

 2015年にはビュートの派生車種として「ビュートなでしこ」が登場。こちらはリヤセクションがセダン型となるビュートとは異なり、ベース車と同等のハッチバックとなっている点が最大の特徴で、ビュートらしいクラシカルな雰囲気はそのままに、使い勝手の高さと低価格を両立したモデルとなっていた。

 そんな3代目ビュートではあるが、ベースとなっていた4代目マーチが終売となったタイミングで、新車はミツオカディーラーが保有する在庫のみといった状況だった。そして今年2月17日に4代目となるビュートが発表された。

 先行予約がスタートしていたこの4代目ビュートは、車名を「ビュート ストーリー」とし、ベースは新たにトヨタのヤリスを採用。ベース車と同じく1リッターのガソリンと1.5リッターのガソリンとハイブリッドが用意され、1.5リッターガソリンモデルにはビュート初となる6速MTも選択可能となっている。

 エクステリアはフロント周りについては従来のビュートと共通するデザインとなっているが、リヤはビュートなでしこを思わせるハッチバックタイプとなっており、もしかすると今後独立したトランクを持つモデルが追加されるのかもしれない。

 なお、このビュートストーリー9月22日(金)より販売を開始するとのことで、それまでの間はこれまでどおり先行予約を受け付けるそうだ。

こんな記事も読まれています

アルボン「昨年と比べるとクルマは大幅に進歩し、レースを通じて正しい選択と判断ができた」:ウイリアムズ F1第10戦決勝
アルボン「昨年と比べるとクルマは大幅に進歩し、レースを通じて正しい選択と判断ができた」:ウイリアムズ F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
スタイリッシュな新型「4ドアセダン」発売! 1000台限定で「495万円から!?」 日本の道で試したBYD「SEAL」の実力とは
くるまのニュース
周冠宇「13位は僕らの望める最善の結果。これまでよりドライブが楽で、大きな前進だ」:キック・ザウバー F1第10戦決勝
周冠宇「13位は僕らの望める最善の結果。これまでよりドライブが楽で、大きな前進だ」:キック・ザウバー F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
10年ぶりの勝利を目指すチームWRT、スパ24時間で使用するBMWのマシンカラーリングを公開
10年ぶりの勝利を目指すチームWRT、スパ24時間で使用するBMWのマシンカラーリングを公開
AUTOSPORT web
【跳ね馬4ドアモデルが受賞】 工業デザイン分野の権威ある賞に「フェラーリ・プロサングエ」
【跳ね馬4ドアモデルが受賞】 工業デザイン分野の権威ある賞に「フェラーリ・プロサングエ」
AUTOCAR JAPAN
隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも
隣に座る「トナラ―」被害、なんと海外でも多発していた! 「臭いものでブロック」というノウハウも
Merkmal
大雨で終盤に赤旗中断。波乱のワトキンス・グレン6時間をポルシェ7号車が制し今季2勝目/IMSA第6戦
大雨で終盤に赤旗中断。波乱のワトキンス・グレン6時間をポルシェ7号車が制し今季2勝目/IMSA第6戦
AUTOSPORT web
アロンソ「母国のファンの前で無得点に終わり残念。改善を目指し努力を続ける」:アストンマーティン F1第10戦決勝
アロンソ「母国のファンの前で無得点に終わり残念。改善を目指し努力を続ける」:アストンマーティン F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
雨のなか、同一箇所で計4台がコースオフ。太田格之進「死の恐怖を感じるくらいでした」/SF第3戦SUGO
雨のなか、同一箇所で計4台がコースオフ。太田格之進「死の恐怖を感じるくらいでした」/SF第3戦SUGO
AUTOSPORT web
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
600馬力! プーチン大統領の「すごい高級車」登場! 約7トンの「巨大ボディ」に驚きの声も! 金正恩氏に贈られた“超高級車”「アウルス セナート」に反響!
くるまのニュース
工具のハナシ 「スパナ」と「メガネ」どう使い分ける?
工具のハナシ 「スパナ」と「メガネ」どう使い分ける?
バイクのニュース
ヒュルケンベルグ「競争力のあるペースを維持できて満足。今後は予選を改善しないと」:ハース F1第10戦決勝
ヒュルケンベルグ「競争力のあるペースを維持できて満足。今後は予選を改善しないと」:ハース F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
シビれるほどに[精悍な]クロスオーバーSUV!! 40キロ超えの鬼トルクが人気の[プジョー 3008]
シビれるほどに[精悍な]クロスオーバーSUV!! 40キロ超えの鬼トルクが人気の[プジョー 3008]
ベストカーWeb
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
いすゞ「ビークロス」がなぜ今話題に!? カニエ・ウェスト改めYeも愛車として迎え入れたカルトカーの販売台数は?
Auto Messe Web
スバル、最新モデルに見る「ぶつからないクルマ」を目指した取り組みとは?
スバル、最新モデルに見る「ぶつからないクルマ」を目指した取り組みとは?
driver@web
自動車メーカーとアパレルがコラボ ワールド北青山ビルでファッションショー 内装の廃材などを衣装に
自動車メーカーとアパレルがコラボ ワールド北青山ビルでファッションショー 内装の廃材などを衣装に
日刊自動車新聞
【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
AUTOCAR JAPAN
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
くるまのニュース

みんなのコメント

32件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

206.8336.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0398.0万円

中古車を検索
ビュートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

206.8336.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.0398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村