日本仕様はディーゼルターボとマイルドハイブリッドの2本立て
フォルクスワーゲンジャパン(VW日本)2024年7月3日、3代目にフルモデルチェンジしたミドルSUVの「ティグアン(Tiguan)」の予約受注を同年9月から開始し、11月以降に出荷開始予定と発表しました。
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新しいティグアンとは、どんなクルマなのでしょうか。
ティグアンは2019年以降、世界でいちばん売れているVW車です。2007年に初代モデルが登場、今回の新型は、2023年11月に世界初公開された3代目にあたります。
新型ティグアンは、ボンネットの位置を従来モデルより高くして、SUVらしい力強さを強調するとともに、空力性能を追求してCd値は0.33から0.28へ改善しました。
また、従来のMQBアーキテクチャーの進化版である“MQBエボ”を採用しました。これにより、アダプティブシャシーコントロール“DCC”から”DCCプロ”に、従来のマトリックスヘッドライト“IQ.ライト”が“IQ.ライト”HDへ、インフォテイメントシステムは新世代設計となる“MIB4”へと進化を遂げ、上級セグメントの先端技術を数多く採用することができました。
インテリアでは、センターコンソールに配置されたドライビング・エクスペリエンス・コントロールはオーディオの音量調整や運転モードの選択といった機能への素早いアクセスを実現します。
またシートベンチレーション機能により、乗員とシートの間にこもった熱を逃し、快適性を維持するほか、外気温を検知してシートヒーター/ベンチレーションを自動的に作動するよう設定することもできます。
日本仕様のパワートレインは、ティグアンとして初の1.5リッターeTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、日本でも人気の高い2.0リッターTDIクリーンディーゼルエンジンにフルタイム4WDシステム4モーションを組み合わせた、2種類をラインナップしています。
1.5リッターeTSIガソリンターボエンジンは、最高出力150馬力、最大トルク250Nmを発生し、アクティブシリンダーマネジメント機構(ACT)が強化され、4気筒のうち2気筒をより頻繁に停止して走行して効率を高めています。
走行中にエンジンの停止・再始動を行い、エココースティング走行に切り替えることもできます。また、回生ブレーキで電力を蓄える48Vリチウムイオンバッテリーと、オルタネーターとスターターの役割を果たす48V水冷式ベルトスターター ジェネレーターを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを初搭載しています。
2.0リッターTDIディーゼルターボエンジンは、最高出力193馬力、最大トルク400Nmを発生。SCRシステムを2つに増やして窒素酸化物(NOx)の排出量をさらに削減する、ツインドージングシステムも搭載しています。
1.5リッターeTSI、2.0リッターTDIとも、エントリーグレードの「アクティブ(Active)」、中核グレードの「エレガンス(Elegance)」、そして専用エクステリアでスポーティなグレード「Rライン(RーLine)」を設定。計6グレードの展開となります。
なお、車両価格については現在調整中で、予約受注を開始する2024年9月までには発表される予定です。
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