■シティ派SUVに見えてもラフロードもへっちゃらな「エクリプスクロス」
3月から国内でも発売が開始されたエクリプスクロス。全長4.4mのコンパクトなSUVで、見た目のシャープさからオンロードユースのSUVと捕らえる方も多いのではないでしょうか。しかしエクリプスクロスの優れた四輪駆動機構であるS-AWCのおかげで、実は未舗装のラフロードでも快適な運動性を示してくれます。
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そんなエクリプスクロスを朝霧ジャンボリーキャンプ場で試乗してきました。キャンプ場などにつながるラスト1マイルは概ね未舗装路となっていることが多く、慣れていない方であれば躊躇してしまうことも多いはず。そんな時でも安心なクルマがエクリプスクロスです。
エクリプスクロスのS-AWDは単なるフルタイム4WDではなく、前後左右のタイヤの動きの違いや滑り出しを感知して安定した走行をクルマ自身が作り出してくれるので、特別な技能を必要としないままキャンプ場のテントサイトまで乗員を連れて行ってくれることが出来ます。また1.5リッターのダウンサイジングターボは240N・mという強いトルクを発生してくれるので、意外とエンジンパワーと使うギャップの乗り越えなどもスムーズ。
またSUVならではの豊富なホイールトラベルもあって、ギャップや窪みなどに対してサスペンションがかなり追従してくれるので、よほどの加速をしない限りはラフロードでもオンロード並みの乗り心地を示してくれるのです。
今回試乗したグレードはG plusパッケージ。ボディカラーは3月の国内導入に合わせて追加された新色のブロンズメタリックとなります。
このグレードでは電動の本革パワーシートも選べるため、新色のブロンズメタリックと相まってラグジュアリーな雰囲気があります。
G plusパッケージにはもうひとつの重要な装備があります。それはオーディオ関連の「スマートフォン連携ディスプレイ」。スマートフォンをUSBでクルマと接続すると地図情報や音楽、電話などをクルマのデバイスとして利用することが可能となります。
分かりやすく言えばスマートフォン連携ディスプレイとスマホがあれば大画面でグーグルマップのナビ機能が使えるので別にカーナビを購入する必要がなくなるのです。そしてApple Car Playとandroid autoの両方に対応しているので、最新のOS搭載であれば世の中のほぼ全てのスマホに対応しているといっても過言ではありません。
iPhoneでのナビの目的地設定はなんと「Siri」。androidならグーグルアシスタントを使います。つまり音声入力によるAI検索で目的地を設定。ハンズフリーで目的地設定を可能にしています。
S-AWDの安心安定な走行性とスマートフォン連携ディスプレイの利便性で「ガチキャン」でも「ゆるキャン」でも、どんなキャンプでも楽しくしてくれそうなのがエクリプスクロスなのです。
■中身が変わった新型アウトランダーPHEVの実力
また今回の朝霧高原にはアウトランダーPHEVの2019年モデルもチラ見せ。フロント部分やリアバンパーなどが一新されよりかっこよくなったアウトランダーですが、一番の変更ポイントはバッテリーが12kwhから13.4kwhへと15%増量されたこと。
それによってEV走行の距離もアップしますが、100V1500Wの電源供給も供給時間が延長されることになります。そこで実際にアウトランダーPHEVで最近はやりのe-bikeの充電も行われていました。
このe-bike、PanasonicのMX-2というモデルですが、マウンテンバイクを電動アシストとした自転車で、乗ってみると未舗装の山道のでもグイグイ登っていきます。SUVをプラグインハイブリッドとしたアウトランダーPHEVとe-bikeのマウンテンバイク。電気でアシストするアウトドアな乗り物としての親和性はかなり高いと思います。
エクリプスクロスとアウトランダーPHEV。最新のSUVはどんな道、どんな場所へも気軽に連れて行ってくれる最高の相棒となるのではないでしょうか。
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