コスパの高さで人気のコンパクトハッチバック
スズキによる公式なアナウンスはありませんが、2022年9月、同社のコンパクトハッチバック「スイフト」に一部改良が行われました。どのような点が変更となったのでしょうか?
英語で「軽快」を意味する「スイフト(Swift)」の名が与えられているように、スズキ・スイフトはコンパクトなハッチバックながら、スポーティな走りを魅力としているスズキのベストセラーモデルです。
スズキ「スイフト」 安価でも装備が充実したベーシックグレードがねらい目
スズキのクルマらしく、コストパフォーマンスに優れているうえ、スポーツグレードの「スイフトスポーツ」は、本格的な走りを楽しめるホットハッチとして、初めて購入するスポーツカーにも最適と言われる1台です。
現行モデルとなる4代目スイフトは2017年1月に発売され、同年9月にスイフトスポーツもフルモデルチェンジを果たしました。
その後、2020年5月に一部改良を行い「2型」へとアップデート。安全装備や運転支援機能の充実化が図られたほか、グレード構成やボディカラーも見直されました。
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おもな変更点は法規対応と値上げ、そしてハイブリッド車の廃止
今回の一部改良でスイフトは「3型」へと進化しました。
ただし、外見上の変更はほとんどなく、おもな変更点は排ガス関連の法規対応がメインとなっています。
具体的には、継続生産車に対して、排出されるPM(大気中に浮遊する粒子状物質)の量の規制が、2022年11月より厳格化されることをうけて、エンジンや排気系などに改良が加えられています。
ただ、運動性能やドライバビリティに対する大きな変化はなく、ドライバーが実感できるほどの違いを感じることなさそうです。
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フルハイブリッドはカタログ落ち
それより、スイフトを検討している人にとってはグレード構成の変更の方が影響が大きいかもしれません。
これまでスイフトには、
・ガソリンエンジン
・マイルドハイブリッド
・ハイブリッド
という3つのパワートレインがラインナップされていました。ちなみにスズキの(フル)ハイブリッドはモーターのみでの走行は可能なものの、モーター出力が他社のフルハイブリッドシステム比ではやや控えめという特徴があります。
しかし、一部改良後は、(フル)ハイブリッドがカタログ落ちとなり、マイルドハイブリッドの「ハイブリッド RS」と「ハイブリッド MG」、ガソリンエンジンの「RS」と「XG」というシンプルなラインナップとなっています。
販売店関係者によれば、ハイブリッドがカタログ落ちした理由は「単に売れなかったから」と言います。実際、スイフトのハイブリッド車はそのほかのグレードと比べてやや割高であるにもかかわらず、燃費性能が圧倒的に優れているというわけではなかったため、コストパフォーマンスに敏感なスズキの顧客層にはマッチしなかったのかもしれません。
また、「ラッシュイエロー×メタリックシルバー」の2トーンルーフもカタログ落ちしています。
全グレードでキッチリ1万円の価格上昇
各グレードの価格が1万1000円値上げし、次のようになっています。
<ガソリン車>
「XG」(2WD/MT):153万5600円→154万6600円
「XG」(2WD/CVT):154万円→155万1000円
「XG」(4WD/CVT):169万7300円→170万8300円
「RS」(2WD/MT):178万2000円→179万3000円
「RS」(2WD/CVT):178万6400円→179万7400円
「RS」(4WD/CVT):194万3700円→195万4700円
<マイルドハイブリッド車>
「ハイブリッド MG」(2WD/CVT):163万3500円→164万4500円
「ハイブリッド MG」(4WD/CVT):179万800円→180万1800円
「ハイブリッド RS」(2WD/CVT):187万9900円→189万900円
「ハイブリッド RS」(4WD/CVT):203万7200円→204万8200円
<スイフトスポーツ>
「スイフトスポーツ」(2WD/MT):201万7400円→202万8400円
「スイフトスポーツ」(2WD/AT):208万8900円→209万9900円
2023年フルモデルチェンジで「純ガソリン車×MT」は廃止に!?
今回の一部改良では、法規制への対応や原材料高騰による値上げなどがメインとなっているため、スイフトを検討中の人にとってはあまりメリットのない変更点も多いのが実情です。
一方、スイフトは2023年にもフルモデルチェンジが行われる見通しです。詳細はまだ明らかにされてはいませんが、ガソリン車が廃止され、すべてマイルドハイブリッド車もしくはハイブリッド車になるという噂もあります。
現行のスイフトは、ホットハッチモデルのスイフトスポーツはもちろん、通常のスイフトのガソリン車にもMT仕様が用意されていることが大きな魅力ですが、もし、スイフトのガソリン車が廃止になれば、それと同時にMT車も廃止される可能性が濃厚です。
そのため、現行モデルが、スイフトとしては最後の「ガソリン車×MT」となるかもしれない点は、おさえておきたいポイントです。
文:ピーコックブルー
写真:
1~4枚目:スズキ スイフト ハイブリッドRS
5枚目:スズキ スイフト XG
6~8枚目:スズキ スイフトスポーツ
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