ボルボのラインアップのうち、日本に導入されているSUVの『XC40/XC60/XC90』シリーズに加え、セダン系の『S60/S90』、ステーションワゴンの『V60/V90』、そして各『クロス・カントリー』の全ラインアップと仕様が変更され、昨年の『XC60』から導入されたGoogle搭載の新インフォテイメントシステムを全車に拡大しつつ、プラグイン・ハイブリッドモデルではワンペダル・ドライブ機能を実装するなど大きな進化を遂げることに。
同時に“Ultimate(アルティメット)”と“Plus(プラス)”の2グレードを基本とする新たな体系を導入し、ベストセラーの『XC40』では初のフェイスリフトも実施し、7月6日より発売が開始されている。
BMW、旗艦『7シリーズ』を刷新。圧巻フェイス採用にフルEVモデル『i7』もラインアップ
世界的なブランド戦略に即し、ここ近年は急速に電動化戦略を推進してきたボルボだが、その渦中で幾度かの名称変更を受けて来たグレード名が刷新され、最上級モデルの“アルティメット”と、充実装備“プラス”の2グレードを基本とするラインアップへと変更された。
なかでもPHEVとなる最上級モデルのアルティメットでは、北欧の価値観で仕上げられたラグジュアリーな内装を継承しながら、よりモダンな造形と精悍なグロッシーブラック仕上げのディテールを組み合わせた新しいエクステリアデザインテーマが与えられ、インテリアはナッパ・レザーに加えて“テイラード・ウール・ブレンドシート”がオプション選択可能となった。
また、デビュー以来初となるフェイスリフトを受けた『XC40』は、シャープなデザインを特徴とする新デザインのフロントヘッドライトが与えられ、フロントフェイスはより端正な印象へと進化。新たなホイールや外装色が追加されるとともに、パワートレインには48Vハイブリッドを採用するB3(前輪駆動)とB4 AWD(全輪駆動)を設定している。
■ラインアップ全車でGoogle連携の各種アプリが利用可能に
これにより、最多量販モデルの『XC40』では、導入済みのツインモーター仕様とシングルモーター仕様が選択できるピュア・エレクトリック(電気自動車)モデルと合わせ、合計4種類の動力源が用意された。
そのほか、PHEVの全車にはアクセルペダルのコントロールだけで、加速と減速を直感的かつシームレスに制御できる“ワンペダル・ドライブ機能”が装備され、ストップ・アンド・ゴーが繰り返される都市部の交通環境において、より快適に車速の調整が可能に。
アクセルを離した瞬間に制動が開始することで、緊急時における制動距離短縮にもつながり、ブレーキ作動で発生する制動エネルギーを積極的に回生し、バッテリーに蓄電することで燃費向上にも寄与する。
さらにGoogle搭載の新インフォテイメントシステムにより、ドライバーディスプレイ(メーターパネル)と連携するGoogleマップによるナビゲーションや、Googleアシスタントによる音声操作、さらに各種アプリケーションが利用可能に。また、緊急通報サービスならびに故障通報サービスなどと連携する“Volvo Cars app(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)”が、ラインアップ全車で利用可能となっている。
この仕様変更で、前輪駆動の上級モデル“アルティメットB4”を導入した『S60/V60』はリヤバンパーやアルミホイールのデザインを一新するなど、各車とも細部のブラッシュアップも図られ、主要モデルの価格は『XC40』が459万~679万円、『XC60』が669万~969万円、そして『S60/V60』が539万~859万円(すべて税込)となっている。
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みんなのコメント
だが北欧的でシンプルなところが良い。