ヤマハのマネージングディレクターとして、同社のMotoGP活動を率いてきたリン・ジャービスは今季限りで同職を離れることをAutosportのインタビューで明かした。
66歳のジャービスは、長年ヤマハのレース活動に携わってきた。ヤマハのファクトリーチームが1999年に立ち上がって以来チームを率い、ダビデ・ブリビオとともに2004年のバレンティーノ・ロッシ獲得に尽力、後の成功に導いた。
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ロッシとともにヤマハは2004年、2005年、2008年、2009年にタイトルを獲得し、2010年、2012年、2015年にはホルヘ・ロレンソがチャンピオンに輝いた。
2013年から2019年にかけては、マルク・マルケスとレプソル・ホンダが6回のタイトルを獲得する圧倒的な強さを見せたが、2021年にはファビオ・クアルタラロの手でヤマハが王座に返り咲いた。
ジャービス体制でヤマハは計8回タイトルを獲得。先週発表されたクアルタラロとの2年契約更新も、ジャービスの功績のひとつだと言える。
ジャービスにとって次の課題は、独立系チームのひとつと契約を結び、2023年にRNFとの契約更新をしなかったことで失った、サテライトチームを取り戻すことだ。
ジャービスはアメリカズGPの木曜日にAutosportが行なったインタビューで「今シーズンがヤマハでの最後のシーズンとなる」と語った。
「今年いっぱいで辞めるつもりだ。何をするのか、何に時間を捧げるのかは、後で決める」
「ファクトリーチームが立ち上がったのは1999年。それから非常に長い時間が経った。もう66歳だし、旅にも少し疲れてきた」
「同じ人間がこれほど長い期間、ファクトリーでプロジェクトを率いるのは並大抵のことではない」
「移行するには理想的な時期だ。私のチャプターを閉じ、調和を保ちながら新しいチャプターを始めることができなければならない」
「まだ正式には決まっていないが、私の後継者となる可能性の高い人物はすでに決まっている。来年1月に私のポジションを引き継ぐのは、ヤマハグループ出身の人物になるだろう」
Autosportによると、ヤマハの執行役員から見て理想的な候補者は、現在ヤマハ・ヨーロッパのマーケティング兼レース部門ディレクターを務めるパオロ・パベッシオだという。
このイタリア人はレースと密接な結びつきがあり、スーパーバイク世界選手権(WSBK)やモトクロスにも頻繁に顔を出しているという。
今のヤマハは苦境から立ち直るべく懸命に開発を進めている中であり、誰がジャービスの後任になるにせよ、難しい仕事が待っていると言えるだろう。
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みんなのコメント
無能なリンジャービスは、彼が抜けた後、同じことを繰り返し、ロッシやビニャーレスの意見を切り捨て、本社のご機嫌取りばかりして、ヤマハの不調を長引かせた。重い腰を上げて彼を切ったヤマハの決断は本気の様だ。