21世紀の勝ち残りを目指した欧州戦略車
ヴィッツは新世代コンパクトカーの世界基準を目指した意欲作であり、21世紀の勝ち残りを目指すトヨタの世界戦略車である。とくに実力派の小型車が目白押しのヨーロッパ市場で強力な地歩を築くための切り札的な存在のクルマといっていい。
【復刻版カタログ】1999年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/トヨタ・ヴィッツの肖像
3610×1660×1500mmのボディには、トヨタの世界戦略への道筋がぎっしりと詰め込まれている。品質、コスト、デザイン、パッケージング、走行性能、環境性能――そう、ヴィッツ(=ヤリス)は、こうした種々の点で高得点を獲得し、ヨーロッパの実力派小型車たちと対等、あるいは対等以上の魅力を実現することが求められている。
ヴィッツのキャビン空間は広く、重量は810~880kgと非常に軽い。もちろん衝突安全性では世界トップレベルの基準をクリアしている。つまり、小さくて、軽くて、高い衝突安全基準を満たし、スペース性に優れている、というわけだ。これらはまさに新しいコンパクトカーに求められる基本素養である。
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みんなのコメント
デビューのころ欧州で働いていた。自分が業界人というのもあるが、まだ出始めで数が極めて少なかったにもかかわらず、パリで、「異質なもの」として目に飛び込んでくるのはすごかった。
「異質感」は重要で、欧州車ぽく作った日本車は欧州で沈んで見えることが多かったからね(スターレットや当時のマツダなんかがそれ)。
中に乗れば割に広い。
また、センタインパネ周りで操作系をまとめた意匠も安価な車としては極めてよかった。