トヨタ自動車は、EVの『bZ4X』の2025年モデルを米国で発表した。大幅な価格引き下げと新グレードを追加している。
価格面では、最大6000ドル(約95万円)の引き下げを実施。エントリーグレードであるXLE FWDの新価格は3万7070ドル(約585万円)となり、従来比で約14%の値下げとなる。高級グレードのリミテッドFWDも4万1800ドル(約659万円)まで下がり、5380ドル(約85万円)の価格引き下げとなった。
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新グレードとしては、トヨタ初となるEVの「ナイトシェード」を追加した。ブラックを基調としたエクステリアデザインに、レッドステッチを施した内装を組み合わせ、スタイリッシュさを強調している。20インチブラックマルチスポークアルミホイールや、ブラックのエンブレム、ドアハンドル、スプリットリアスポイラーなど、グレード専用の外装パーツも採用された。
さらに、リミテッドグレードには新たな運転支援技術が標準装備される。渋滞時支援システム、車線変更支援、前方交差点警報などが追加され、安全性と利便性の向上が図られている。
bZ4Xは、静粛性の高い走行と、FWDモデルで最大252マイル(約405km)のEPA推定航続を特徴としている。トヨタブランドへの信頼と合わせ、EVを検討するドライバーにとって魅力的な選択肢となることが期待される。
2025年型のbZ4Xは2025年初頭から全米のトヨタディーラーで販売開始予定だ。価格引き下げと新グレードの追加により、トヨタはEV市場での存在感をさらに高めようとしている。
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