■新型「シビック e:HEV」が欧州で発表された
2022年3月22日、ホンダの欧州法人(欧州ホンダ)は、新型「シビック e:HEV」を発表しました。
すでに日本などで発売されているガソリン車とは何が違うのでしょうか。
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シビックは、ホンダを代表するグローバルモデルとして現行モデルで11代目となります。
2021年には日本をはじめとするアジアや北米市場に新型シビック(ガソリン車)が投入されていました。
その際、日本ではガソリン車に続き「2022年にハイブリッド車(e:HEV)、タイプRを投入」することを明かしています。
また欧州では2022年末までに主要モデルをすべて電動化するというホンダのミッションを達成するという目標があったこともあり、シビック e:HEVが投入されることになりました。
シビック e:HEVのエクステリアデザインは、新しい先進的なアプローチ「Exhilarating」をテーマにしています。
先代モデルよりボンネットラインを25mm下げることで流麗でスポーティなシルエットとしたほか、ガラス面積を増やすことで明るく開放感のある室内空間を実現。
また、洗練されたプレミアム感を演出するために、よりクリーンでノイズの少ない表面処理を施し、ベルトラインやフィーチャーラインをより明確にすることで、主要なディテールを際立たせています。
インテリアでは、ホイールベースを35mm延長したことでより広々とした快適なキャビン空間を実現するとともに、ダイナミック性能と直進安定性を向上させました。
また、水平基調のダッシュボードが車幅を強調し、広い視界と相まって、風通しの良い開放的な空間を実現。ダッシュボードの幅いっぱいに配されたハニカムパターンの吹き出し口が印象的で、手触りの良い上質な素材を随所に使用しています。
機能面ではドライバーズディスプレイに10.2インチHDカラー液晶パネルを採用、中央のタッチスクリーンは9インチに拡大され、視線の上下動を最小限に抑えるために上方に移動されました。
また、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したワイヤレスシステムを搭載しているほか、上級グレードには12プレミアムBOSEスピーカーを搭載し、コンサートのような音響体験を提供します。
新型シビックe:HEVについて、ラージプロジェクトリーダーである山上智之氏は次のように述べています。
「新型シビックには非常に大きな期待が寄せられており、この最新モデルはドライバーと乗員の気持ちや感情、日常生活をより豊かにすることに重点を置いています。
エモーショナルなスタイリング、魅力的なドライビングダイナミクス、卓越した使い勝手を求める現代のお客さまに、当社の最新技術と開発思想を革新的に適用し、その要求に応えました。
業界をリードする『e:HEV』技術と先進の安全性能を備えた新型シビックは、電動化の新時代を迎えたいと願うお客さまにとって、魅力的な選択肢となることでしょう。
既存のお客さまも新しいお客さまも、この最新世代のシビックとその進化に驚かれることと思います」
※ ※ ※
なお欧州市場に投入される新型シビックe:HEVのグレードは、「エレガンス」、「スポーツ」、「アドバンス」の3グレードで構成されるようです。
■新型シビックe:HEVの気になるパワートレインは?
また、新型シビックe:HEVは、ホンダの先進安全装備「SENSING」シリーズを拡充しています。
新開発の100度フロントワイドビューカメラと認識技術の向上により、歩行者、道路境界線、二輪車を含む他の車両や自転車の識別能力を向上させました。
また、ソナーセンサーをフロント4個、リア4個を装備。衝突軽減ブレーキシステム、レーンキープアシスト、i-ACCの改良に加え、低速ブレーキコントロール、ブラインドスポット情報、クロストラフィックモニター、トラフィックジャムアシストなどが新たに追加されています。
新しいアクティブセーフティ技術に加え、側面衝突性能を向上させるドアビームの追加、衝撃エネルギーを吸収して脚や膝の損傷を軽減するフロントバンパービームセーフティプレート、後席用サイドエアバッグ、前面衝突時の乗員傷害を軽減する前席用ニーエアバッグ、側面衝突時にドライバーとフロントパスの衝突を防ぐドライバーシート用フロントセンターエアバッグなど合計11種類の構造部品を新たに採用しました。
パワートレインは、新開発の2リッター直噴アトキンソンサイクルエンジンと72セルの新型リチウムイオン電池とコンパクトでパワフルなふたつのモーターを組み合わせて搭載しています。
これにより、モーターの最高出力は135kW、最大トルクは315Nmを発揮。なお熱効率は41%という自動車業界では市販車として最高レベルの数値を達成しました。
e:HEVならではの特徴としては、EV、ハイブリッド、エンジン駆動をドライバーの操作なしでシームレスに切り替えることが可能なうえ、エコ、ノーマル、スポーツといった走行モードを選んで走行出来ます。
さらに、エンジン、トランスミッション、クラスターメーターの表示を個別に制御できる新しいインディビジュアルモードでは4つのドライブモードを選択でき、必要に応じて車両のレスポンスを調整することが可能です。
※ ※ ※
シビックは、1972年の発売以来、世界170か国で2750万台以上を販売しています。
新型シビックe:HEVは、2022年秋から欧州に導入され、新たなクラスのベンチマークを確立することを目指しているといいます。
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みんなのコメント
インサイトが無くなるから
1.5リッターかと思いきや。