■ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い!
トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」といったコンパクトミニバンは、小さなボディに多くの人と荷物を積載できることから、近年人気となっています。
しかし、これらのモデルが登場するより前に、ホンダは一風変わったレイアウトを持つコンパクトミニバンを販売していました。
【画像】「すげぇぇぇぇぇぇ!!!!」これがホンダの超斬新「コンパクト・ミニバン」です!(50枚)
そのモデルとは、2004年に発売した「エディックス」です。
同車は2列のシートレイアウトですが、前列に個性的な3人掛けシートを採用することで、後列と合わせて最大6人が乗車できる画期的なミニバンとなっていました。
このシートは6席とも独立していて、全席リクライニング可能。前3席と後部中央席はスライドできるうえ、前部中央席と後部中央席は大きく後退が可能となっており、それぞれを実質1.5列目と2.5列目といえる絶妙な位置に配置することで、左右の席の乗員と体が当たらないように配慮されていました。
また上記のシートアレンジを使えば、たとえ前部中央席にチャイルドシートを取り付けたとしても、助手席と前部中央席を両方カバーする大型エアバッグの干渉を避けることができるため、小さな子供も安全に乗ることが可能。
さらにルームミラーの位置を運転席側に動かせるといった、フロントシートに3人が快適かつ安全に乗るための様々な工夫が凝らされているのも、エディックスの特長でした。
そんなエディックスのボディサイズは、全長4285mm-4300mm×全幅1795mm×全高1600mm-1635mm。
全長はコンパクトであるものの全幅は多少ワイドという、個性的なサイズ感です。
エクステリアは、フロントから見るとバンパーの角を落とした立体感のあるデザインとなっており、ノーズが突き出ているようなインパクトの強いフェイスが特徴的。
サイドから見ると、大きく前傾したクラウチングスタイルと疾走するアスリートの筋肉を思わせる有機的な面構成によって、走りの躍動感を表現しています。
リアから見ると、横基調のデザインでワイドスタンスの安定感を強調。
斜めに切り落としたような造形のルーフエンドとサイドからつながるキャラクターラインをずらすことで動きをつけ、安定感と軽快感をそれぞれ演出しました。
インテリアは、先述した独立型の6席を使用した通常時でも、容量439リットルのラゲッジスペースを確保。後部座席をすべて倒せば、1049リットルの大容量が出現します。
パワートレインには3種類のエンジンを用意し、最高出力130馬力・最大トルク155Nmの1.7リッターエンジン、最高出力156馬力・最大トルク188Nmの2.0リッターエンジン、最高出力162馬力・最大トルク218Nmの2.4リッターエンジンから選択可能。
新車時の車両価格は178万円から235万円で販売されていました。
※ ※ ※
前列と後列ともに3人掛けシートを備え、6人乗りのミニバンとして誕生した、エディックス。
コンセプト自体は画期的でしたが、いま振り返ってみると、このシート配列を楽しむ生活スタイルは多くの日本人には合わなかったようです。
また排気量も、1.7リッターは中途半端で、2.0リッターと2.4リッターでは重量税・自動車税が割高になるという理由もあり、エディックスの販売は苦戦。
基本性能や実用性は高かったにも関わらず、わずか約5年で販売終了となってしまいました。
現在、中古車市場では約35万円から90万円程度で出回っているので、もし上記のシート配列に魅力を感じたのであれば、一度検討してみるのも良いでしょう。
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みんなのコメント
そういえばくるまのニュースって、指摘されたら反発する反抗期の子供みたいな記者ばかりなんだったな。
週刊エディックス
エンドレス再掲載