現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 660ccの「小さな高級車」ってサイコー! 超ラグジュアリーで快適すぎる「オトナの軽自動車」が存在! ダイハツ渾身のモデル「エグゼ」とは

ここから本文です

660ccの「小さな高級車」ってサイコー! 超ラグジュアリーで快適すぎる「オトナの軽自動車」が存在! ダイハツ渾身のモデル「エグゼ」とは

掲載 30
660ccの「小さな高級車」ってサイコー! 超ラグジュアリーで快適すぎる「オトナの軽自動車」が存在! ダイハツ渾身のモデル「エグゼ」とは

■オトナの「高級な軽自動車」!

「軽自動車」は、小さな車体を活かした取り回しの良さや車両価格の安さが魅力ですが、一方で「内外装の高級感が物足りない」と感じる人も。
 
 しかし過去を振り返ると、コンパクトさに高級感も兼ね備えた“上質な軽自動車”が存在しました。

【画像】「えっ…!」 これが軽の「小さな高級車」です(54枚)

 そのクルマとは、ダイハツが2009年に発売した「タントエグゼ」です。

 同車は、広々とした車内空間を確保した軽スーパーハイトワゴン「タント」の2代目モデルをベースに開発された派生モデル。

「広さ」にくわえて内外装の「高級感」も身につけており、最大の特徴が、「グラマラスシート」と名付けられた座席でした。

 これは座席の厚みをたっぷりと確保し、さらに座面に起伏を設けることで、従来の軽自動車では成し得なかった上質な座り心地を実現したシートです。

 また、シート高をベースのタントよりも15mm高く、室内高も20mm拡大したことで、先述の乗り心地にくわえて視界の良さと開放感も向上させています。

 そんなタントエグゼのインテリアは、ベージュとブラックを組み合わせた、大人に似合う落ち着いた雰囲気を採用。

 エクステリアはAピラーを大きく寝かせるなど、タントとは全く異なるスタイリッシュなデザインとし、タントシリーズの中でも大きく差別化されています。

 さらに見どころと言えるのが、リアドアに「スライドドア」ではなく高級車のような「スイング式ドア」を採用した点で、いかにダイハツがタントエグゼの開発に力を入れていたのかが垣間見えます。

 パワーユニットは、標準タイプに最高出力58馬力を発揮する直列3気筒エンジンを搭載。

 またカスタムタイプの「タントエグゼカスタム」には、最高出力64馬力の直列3気筒ターボエンジンが搭載され、トランスミッションはいずれもCVTを組み合わせていました。(タントエグゼ4WD仕様のみ4速AT)

 このように、もともと快適性が高いと評判のタントシリーズにおいても異色の存在として登場した、高級仕様モデルのタントエグゼ。

 しかし外装デザインや上質なインテリア、座り心地の良いシートは高く評価されたものの、実際の販売台数は伸びず当初の予測を下回ります。

 その理由として挙げられるのが、開発にあたって「あえてスライドドアを採用しなかったこと」だといいます。

 当時すでに軽ハイトワゴン市場では、乗り降りに便利なスライドドアをリアドアに装備することが一般的という状況でした。

 そんな中で、意図的な差別化としてスイング式ドアを採用したタントエグゼの選択が、残念ながら裏目に出てしまったのです。

 これに対しダイハツは、魅力を伸ばして商品力を高めようと、2011年にはマイナーチェンジを実施。

 外装デザインをより高級感のあるデザインに刷新するものの、それでも販売上での苦戦は続きます。

 また間の悪いことに、この頃の軽スーパーハイトワゴン市場ではホンダ「N-BOX」の初代モデルが発売されており、大きな人気を獲得していました。

 軽自動車という枠の中でかつてない上質感を備えていたタントエグゼでしたが、その魅力を多くのユーザー層に伝えきれないまま、ついに2014年9月で販売を終了。

 販売台数は約10万台となり「善戦」したとは言えるものの、後継モデルも発売されず約5年で姿を消してしまったのです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
くるまのニュース
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
くるまのニュース
ホンダ新「アペックスエディション」初公開に反響多数! 約220万円の豪華“ホワイト”内装仕様に「カッコイイ」の声! 4.3m級ボディ&MT設定もある「エレベート」印国に登場で話題に
ホンダ新「アペックスエディション」初公開に反響多数! 約220万円の豪華“ホワイト”内装仕様に「カッコイイ」の声! 4.3m級ボディ&MT設定もある「エレベート」印国に登場で話題に
くるまのニュース
全長3.8mで「160万円台」から! 「ヤリス」より小さなトヨタ「最小・最安級コンパクトカー」とは? “GRモデル”やMT仕様もある「アギア」尼国仕様がスゴイ!
全長3.8mで「160万円台」から! 「ヤリス」より小さなトヨタ「最小・最安級コンパクトカー」とは? “GRモデル”やMT仕様もある「アギア」尼国仕様がスゴイ!
くるまのニュース
2人乗りのみ! ダイハツに斬新「スライドドア付き軽バン」あった! 新車140万円以下で「リアシート」なし! 超割り切ったシンプルバン「キャディー」とは
2人乗りのみ! ダイハツに斬新「スライドドア付き軽バン」あった! 新車140万円以下で「リアシート」なし! 超割り切ったシンプルバン「キャディー」とは
くるまのニュース
100万円以下で「クラウン」に乗りたい! めちゃ安い“高級セダン”は買っても大丈夫? 古くても「やっぱりクラウン」だけど格安中古はやめたほうがいい?
100万円以下で「クラウン」に乗りたい! めちゃ安い“高級セダン”は買っても大丈夫? 古くても「やっぱりクラウン」だけど格安中古はやめたほうがいい?
くるまのニュース
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
くるまのニュース
ホンダ「人気軽バン」発売に反響多数!? 「日本イチ売れているクルマ」に新モデルも登場! N-BOXが人気な理由は?
ホンダ「人気軽バン」発売に反響多数!? 「日本イチ売れているクルマ」に新モデルも登場! N-BOXが人気な理由は?
くるまのニュース
“低燃費”な新型「クーペSUV」発表!軽量ボディד独自ユニット”装備でめちゃ楽しそう!「映え内装」も超カッコイイ「アルカナ」の魅力とは?
“低燃費”な新型「クーペSUV」発表!軽量ボディד独自ユニット”装備でめちゃ楽しそう!「映え内装」も超カッコイイ「アルカナ」の魅力とは?
くるまのニュース
“約230万円”のダイハツ新型「コンパクト“ミニバン”」公開に反響多数! 新「スポーティ」仕様&MT設定に「カッコイイ」の声! 「セニアADS」尼国で実車展示され話題に
“約230万円”のダイハツ新型「コンパクト“ミニバン”」公開に反響多数! 新「スポーティ」仕様&MT設定に「カッコイイ」の声! 「セニアADS」尼国で実車展示され話題に
くるまのニュース
新車135万! スズキのコスパ最強「“7人乗り”ミニバン」が凄い! ほぼ「軽自動車」の全長3.7mに“3列シート”搭載! 画期的レイアウト採用した「ランディ」とは!
新車135万! スズキのコスパ最強「“7人乗り”ミニバン」が凄い! ほぼ「軽自動車」の全長3.7mに“3列シート”搭載! 画期的レイアウト採用した「ランディ」とは!
くるまのニュース
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース
ダイハツ新「タント」発売! 改良で何が変わった? 意外な反響アリ! 柱が無い個性ワゴン、145万円から
ダイハツ新「タント」発売! 改良で何が変わった? 意外な反響アリ! 柱が無い個性ワゴン、145万円から
くるまのニュース
斬新フォルムの「SUVミニバン」がスゴい! ほぼ“コンセプトのまま”市販化実現!? 強烈インパクトの三菱「Concept-D:5」とは?
斬新フォルムの「SUVミニバン」がスゴい! ほぼ“コンセプトのまま”市販化実現!? 強烈インパクトの三菱「Concept-D:5」とは?
くるまのニュース
トヨタの斬新「“SUV”商用車!?」がスゴイ! 鮮烈ブルー&“アゲアゲ”スタイルが超カッコイイ! タフ顔のライトバン「“アゲ”ボックス」とは
トヨタの斬新「“SUV”商用車!?」がスゴイ! 鮮烈ブルー&“アゲアゲ”スタイルが超カッコイイ! タフ顔のライトバン「“アゲ”ボックス」とは
くるまのニュース
全長2.7m!? 49万円のスズキ「極小マシン」がスゴい! 5速MTも搭載! 軽初の画期的システムも斬新だった「Twin」どんなモデル?
全長2.7m!? 49万円のスズキ「極小マシン」がスゴい! 5速MTも搭載! 軽初の画期的システムも斬新だった「Twin」どんなモデル?
くるまのニュース
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
くるまのニュース
8年ぶり全面刷新! 日産新型「小さな高級車」登場! 全長4.3mに「クラス超え上質内装」とめちゃ“スゴいシート”採用! ちょうどイイサイズの「新型キックス」日本には来る?
8年ぶり全面刷新! 日産新型「小さな高級車」登場! 全長4.3mに「クラス超え上質内装」とめちゃ“スゴいシート”採用! ちょうどイイサイズの「新型キックス」日本には来る?
くるまのニュース

みんなのコメント

30件
  • *****
    ナイトドライブが好きな人には、ぼんやり青く光るタントエグゼの
    室内イルミネーションは、ササるものがあったはず…。
  • bay********
    これの何処が高級車なの?w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

120.3138.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.398.0万円

中古車を検索
タントエグゼの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

120.3138.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村