この記事をまとめると
■無限の最新ラインアップを体感できる「ホンダSUVカスタマイズモデル試乗会」が開催された
「実効空力」と「しなるホイール」って……こんなに違うの!? ホンダアクセスのパーツを装着したヴェセルの走りが衝撃だった
■ZR-Vに対しては「Emotional Urban Sports」をコンセプトにしたスポーティなパーツを用意
■ヴェゼルに対しては「Sports Style」をコンセプトにスポーティでプレミアム感を高めるパーツを用意
モータースポーツで得た技術力を活かしたパーツを用意する無限
幅広いニーズに応えるべく、ホンダはZR-V、ヴェゼル、WR-Vといった商品性や価格帯の異なる3モデルのSUVをラインアップしている。そのホンダSUVの魅力をさらに拡大すべく、ホンダアクセスと無限ではホンダカーズで購入できる数々のカスタマイズパーツを展開している。
最近ではホンダアクセスが発行するカタログ等に無限の製品が掲載されていたり、ホンダアクセスのWEBサイトに無限のページへのリンクが設けられていたりと、両社のカスタマイズパーツをより比較して選びやすい環境が整えられてきたことも特筆できる。
そんな両社の最新ラインアップを見て、触れて、乗って、体感できる「ホンダSUVカスタマイズモデル試乗会」がこのほど開催された。今回は無限について紹介する。
ホンダの創業者である本田宗一郎氏の長男の本田博俊氏により1973年に設立され創業50周年を迎えた無限は、当初からモータースポーツに参戦して技術力を磨いてきた。
F3000では1988~2005年で172戦161勝という恐るべき成績を残したほか、エンジンサプライヤーとして1992~2000年に参戦したF1でも4勝を挙げた。ちなみに日本メーカーで F1優勝経験があるのはホンダと無限のみだ。近年はスーパーフォーミュラでタイトルを獲得し、存在感を発揮している。
また、4輪のイメージが強いが、モトクロスや鈴鹿8耐、2014年から6連覇を達成したマン島TTレースなど、じつは2輪でも輝かしい戦績を挙げてきた。
こうした長年のモータースポーツ参戦によって得た技術力を一般向けにフィードバックしたカスタマイズパーツを幅広くラインアップしている。
ZR-Vには、「Emotional Urban Sports」をコンセプトに、アクティブなユーザーに向けて、無限らしくスポーティさを高めたパーツを用意。スポイラー類をフルにまとったエクステリアは、やや控えめなベース車とは一線を画している。
大型のフロントアンダースポイラーに合わせて、純正テールゲートにガーニーフラップを追加して、ダウンフォースの前後バランスが最適になるようにされている。リヤスタイルの力強さを演出する大型テールゲートガーニッシュも目を引く。
19インチアルミホイール「MDC」は、純正が18×7.0J+50のところ、19×8.5J+50サイズとなり、インチアップだけでなくリム幅が1.5Jも広くなるのもポイントだ。
コーナリング時やブレーキング時の安定性が向上し、ワインディング等でもよりドライビングが楽しめる。さらに、無限が力を入れているパフォーマンスダンパーも装着されていた。
スポーティなホンダSUVを作り上げる無限のパフォーマンスパーツ
ドライブフィールは無限らしくスポーティな味付けだ。足まわりのキャパが増すとともに、上から押さえつけるかのように効く空力も手伝って、路面をガッチリ捉える感覚が常にある。コーナリングでは、鋭く回頭して、限界がはるか遠くにあるような感覚だ。それでいて乗り心地も微振動や突き上げが軽減しているように感じられたのも、エアロパーツやパフォーマンスダンパーの相乗効果に違いない。
もうひとつが、ダイナミックな4本出しのデザインにこだわりながら上質な音質を追求したというオールステンレス製のスポーツエキゾーストシステムだ。ZR-V用は中間から交換するタイプで、より理想的な音質を作り込めたというだけあって、低く乾いたサウンドが心地よい。e:HEVでもエンジンがかかるのが楽しみになる。
一方のヴェゼルに向けては、「Sports Style」をコンセプトに、スポーティかつプレミアム感を高めるパーツが豊富にラインアップされている。
マイナーチェンジの前後を問わず、エクステリアではフロントフェイスにアクセントを加えるパーツや、前後左右のアンダースポイラー、大型のウイングスポイラーやテールゲートスポイラーなどが設定されている。
パフォーマンスパーツとしては、1輪あたり3.2kgもの軽量化を実現するという18インチアルミホイールや、パフォーマンスダンパー、スポーツサイレンサーなど既存のパーツに加えて、マイナーチェンジ前のe:HEVのFF用に向けて15mmローダウンとなるスポーツサスペンションを開発中で、試乗車マイナーチェンジ前の車両に装着されていた。
バネ下がこれだけ軽くなると発進時の蹴り出しからして軽やかで、スポーツサスペンションとの相乗効果で切れ味の鋭いハンドリングを楽しめるようになっている。乗り心地に多少の硬さを感じるが、不快ではない絶妙な案配でチューニングされている。おそらくちょうどよいところを探って相当にテストを重ねたに違いない。
ステンレスをメインに出口にチタンを組み合わせたスポーツサイレンサーが放つエキゾーストサウンドも気もちがよい。これまた見た目も走りも無限ブランドに期待されるスポーティテイストが全身で巧みに表現されていた。
その他、車内環境を向上するためのベンチレーテッドバイザーから、スタイリングにアクセントを加える各種デカール、ハイドロフィリックLEDミラーやスカッフプレートといったユーティリティアイテムまで、無限ならではのアイテムが各車に向けて幅広くラインアップされている。
また、発売されてまもないニューモデルのWR-Vに向けたパーツも鋭意開発中とのことで、WR-VのもつSUVらしい力強さに無限らしいレーシーさを加えたエアロパーツやアルミホイールのデザインスケッチが先行で公開された。こちらも発売が楽しみだ。
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みんなのコメント
実際運転しても、至って普通。走りに特化した車でも無いし
その辺の忖度を切り離して記事にすべき。