現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産新型「ノート」はカッコイイだけじゃない! 歴代オーナーが気になるポイントは?

ここから本文です

日産新型「ノート」はカッコイイだけじゃない! 歴代オーナーが気になるポイントは?

掲載 更新 9
日産新型「ノート」はカッコイイだけじゃない! 歴代オーナーが気になるポイントは?

■ノートが新時代の日産デザインに一新! e-POWERのみに変更

 日産にとって小型車のけん引役となる「ノート」が、約8年ぶりにフルモデルチェンジして2020年12月23日に発売されます。

日産 新型「シルビア」e-POWER搭載で復活か! 凄い新世代FRスポーツの可能性!

 扱いやすいサイズと優れたスペース効率、また日産独自のエコ技術などを先行投入されるなど、さまざまな意味で注目度が高いクルマです。

 今回のフルモデルチェンジでは、次世代の日産を印象付ける新しいデザイン意匠を散りばめたエクステリアと優れた環境性能、高い安全性に加え、純正ナビと連動した運転支援システム「プロパイロット」の搭載など注目すべきポイントがいくつもあります。

 3代目となる新型ノートは、どのようなクルマに進化するのでしょうか。

 初代ノートが販売開始されたのは2005年。「マーチ」などにも採用された、BセグメントのFF車用設計の「Bプラットフォーム」を採用し、1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載(2008年には1.6リッターエンジンも追加)。

 マーチよりもひと回り大きいボディで快適な居住性を確保しつつ、カスタム仕様の「ノート ライダー」をラインナップするなど、スポーティさも意識。それでも初代は「大人しい普通のコンパクトハッチ」という印象でした。

 その印象が変わったのは、2012年から最近まで販売されていた2代目からです。

 新開発の「Vプラットフォーム」を採用して軽量化を図るとともに、1.2リッターへと排気量をダウンサイジング。同じ排気量の自然吸気エンジンとスーパーチャージャー付きの直噴ミラーサイクルエンジンを用意しました。

 2代目ノートはワゴンとしても使える広い居住空間などで高評価を獲得し、初代を超える大ヒットモデルに成長しましたが、そのなかでも一番のトピックは、2016年に追加設定された「e-POWER」の採用です。

 e-POWERは、搭載されるエンジンは発電用で、基本的にモーターのみで走行するという「シリーズ方式ハイブリッド」で、アクセルのオンオフで走行できる「ワンペダル走行」ができることでも話題になりました。

 現在「セレナ」などにも採用されるe-POWERがノートに最初に投入されたことを考えると、チャレンジングなクルマでもあったといえます。

 そして2020年12月に、3代目へとフルモデルチェンジ。次世代クロスオーバーEV「アリア」に似たデザインを採用し、近未来感あふれるルックスに生まれ変わりました。

 パワートレインはe-POWERのみとなり、新しい「CMF-Bプラットフォーム」を採用。日産の運転支援システム「プロパイロット」を純正ナビと連動させるなど、先進性と安全性を組み合わせ、新しいコンパクトカーの方向性を打ち出しています。

 新型ノートに搭載される新技術のなかでも、注目されるのは第二世代に進化したe-POWERです。

 今回、モーターとインバーターを刷新。モーターは先代に比べて、トルクを10%、出力を6%向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現しています。

 インバーターは、従来型よりも40%小型化、30%軽量化し、さらにエンジンの効率も高めたことで、加速性能だけでなく燃費向上。

 新型ノートはかなり静粛性が高められているのも大きな違いです。先代はエンジンが始動している状態が長く、いわれない限りはハイブリッドだと気づきにくいほどでしたが、新型ではシステム制御によるエンジン作動頻度の低減や、遮音性の向上も、あり静かなEV走行時間が増えました。

 ちなみに、荒れた路面などでロードノイズが大きい場面をクルマが判断しエンジンを始動させ発電させるなど、路面状況によってエンジンの始動状況をフレキシブルに変化させる世界初の制御システムも搭載しています。

■歴代オーナーからの評価も高い?

 このように大幅な進化を遂げる新型ノートですが、歴代のオーナーはどんな印象を持っているのでしょうか。

「良くも悪くも普遍的なコンパクトカーだった初代からは、大幅に進化しています。見た目にもスポーティだし、インテリアも(ほかのコンパクトカーと比べて)ダントツで格好良くなったと思います。新型だったらまた購入を検討してみたくなりました」(初代の元オーナー・30代男性)

「新型はアリアに似た近未来なデザインになりました。現在乗っているe-POWERも燃費は良いのですが(市街地で22km/L程度)、新型はどれくらい向上しているかが気になります。e-POWER特有のギクシャク感が解消されているといいのですが。

 インパネもディスプレー式になって大型ナビ画面と一体感もありますね」(2代目オーナー・60代男性)

「普通のガソリンエンジン搭載モデルがなくなったのが気になります。e-POWER搭載モデルはクセが強いと聞いていたので、運転に自信がない自分でも大丈夫か少し不安はあります。ただ、ナビ画面が大きくなっているし、操作性は向上していそうかな」(2代目オーナー・30代女性)

「随分前に2代目に乗っていましたが、よくできたコンパクトカーでした。後部座席に大人が2名乗車しても車内空間的にも余裕がありましたし、自分が乗っていたのはスーパーチャージャー付きだったので遅いと感じたこともありませんでした。

 新型はe-POWERだけになったんですね。モーターのほうが加速はいいと聞いていますので、あとはどれだけ違和感なくスポーティに走れるかがポイントになりそうです」(2代目オーナー・30代男性)

※ ※ ※

 歴代オーナーからは、内外装のデザインや新世代のe-POWERに興味を持つ声が多くあがり、新型ノートはおおむね高評価を獲得しているようです。

 今回話を聞いた人のなかにはすぐに新型に乗り換えるという人はいなかったものの、やはりかなり気になる存在のようです。

 また今回、新型ノートに運転支援技術「プロパイロット」を搭載してどう変わったのかも気になるところです。

「スカイライン」に搭載された「プロパイロット2.0」ではないのでハンズオフ走行はできないものの、純正ナビで利用できる「Nissan Connect」ナビと連動し、地図の自動更新だけでなく、適正な車間距離や、車線中央をキープするなどの運転支援だけでなく、カーブやジャンクションの大きさを事前に把握して車速までコントロールしてくれる機能が搭載されました。

 これがあれば、長距離での運転への不安もかなり解消されますし、さらに運転者にも優しいクルマになったといえます。

こんな記事も読まれています

”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
くるまのニュース
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
レスポンス
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
日刊自動車新聞
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
motorsport.com 日本版
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
AutoBild Japan
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
くるまのニュース
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
レスポンス
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
グーネット
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
VAGUE
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
くるまのニュース
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
バイクのニュース
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
グーネット
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
カー・アンド・ドライバー
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
AUTOSPORT web
【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
WEBヤングマシン
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
カー・アンド・ドライバー
カローラより小さい!? トヨタの「小型クーペセダン」実車公開! スポーティカスタムがカッコいい「Yaris ATIV」タイでお披露目
カローラより小さい!? トヨタの「小型クーペセダン」実車公開! スポーティカスタムがカッコいい「Yaris ATIV」タイでお披露目
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
  • これ、カッコいいんだ??
  • 試乗レポートではセグメントを超えた走りが多く報告されている。まだ日産のテストコースでの試乗なのでお手盛りを差し引いても相当な出来のようだ。ルーテシアなどと共通の新プラットフォームやe-powerシステムの熟成が寄与していそう。オプション含めた実質価格が同クラス(ヤリス、フィットなど)より割高のようだが早く試乗したい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.5298.9万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.5298.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村