LSは乗り心地改善、LCはよりスポーティに。レクサス、フラッグシップのLSとLCを一部改良

レクサスはLSとLCを一部改良し、8月30日に発売した。

「LS」は乗り心地と安全性を強化

　フラッグシップセダンの「LS」は今回の一部改良で、AWD車のショックアブソーバーに伸圧独立オリフィスを採用することで、減衰力可変幅の拡大や摩擦を低減させ乗り心地が向上した。また、マルチステージハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速制御のチューニング、制振材の追加などによって静粛性も向上しているとのこと。

　さらに、予防安全パッケージの「Lexus Safety System +」を標準仕様に採用。単眼カメラ+ミリ波レーダーという従来の構成はそのままに、以下の機能を進化させた。

・単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」
・自動車専用道路等においてレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーダークルーズコントロール」と「レーントレーシングアシスト（LTA）」
・カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト（RSA）」
・先行車の発進をメーターとヘッドアップディスプレイ内での表示とブザーで知らせる「先行車発進告知機能（TMN）」

価格は以下の通り。

■LS
＜3.5ℓ V型6気筒ツインターボ＞
LS500：981万4000円（FR）／1021万4000円（AWD）
LS500“I package”：1042万5000円（FR）／1082万5000円（AWD）
LS500“F SPORT”：1200万5000円（FR）／1210万5000円（AWD）
LS500“versionL”：1320万5000円（FR）／1360万5000円（AWD）
LS500“EXECUTIVE”：1500万5000円（FR）／1540万5000円（AWD）

＜マルチステージハイブリッド＞
LS500h：1121万4000円（FR）／1161万4000円（AWD）
LS500h “I package”：1180万5000円（FR）／1220万5000円（AWD）
LS500h “F SPORT”：1310万5000円（FR）／1350万5000円（AWD）
LS500h “versionL”：1460万5000円（FR）／1500万5000円（AWD）
LS500h “EXECUTIVE”：1640万5000円（FR）／1680万5000円（AWD）

「LC」はスポーティな走りが進化

　「LC」に施された改良は、「LS」と同じく伸圧独立オリフィスの採用による乗り心地と操縦安定性の向上に加えて、ステアリングサポートのアルミダイキャスト化による剛性の向上や、ブッシュ特性のチューニングなどによるステアリングフィールの向上、さらにブレーキ制御とマルチステージハイブリッドシステムのチューニングなどにより「LC」ならではのスポーティな乗り味に磨きが掛けられた。

　また、クラウドと車載機でのルート探索を融合したハイブリッドナビゲーションシステムの標準設定により、利便性を向上させている。そのほか、「LC」と「LS」ともに事故や急病時に車両データをもとに重症度を指定してドクターヘリ等の早期出動判断を行なうD-Call Net®に対応した。

価格は以下の通り

■LC
＜5.0L V型8気筒＞
LC500：1302万2000円
LC500“L package”：1302万2000円
LC500“S package”：1402万2000円

＜マルチステージハイブリッド＞
LC500h：1352万2000円
LC500h“L package”：1352万2000円
LC500h“S package”：1452万2000円