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女性が運転するとカッコイイ! オススメの国産MT車5選

掲載 更新 26
女性が運転するとカッコイイ! オススメの国産MT車5選

■絶滅危惧種のMT車 女性におすすめのモデルは何?

 最近ではAT限定免許を取得する人が増えており、その割合は6割以上と年々増加傾向です。

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 女性のみならず、男性もAT限定免許を取得する人が増えているようですが、逆にいえば、4割の人は今でも限定ではない普通免許を取得しているのです。

 せっかく普通免許があるのに、MT車を運転しないのはもったいないのではないでしょうか。

 AT車でもパドルシフトなどのMTモードでシフトチェンジすることはできるため、MT車は不要になることも考えられますが、MT車はクラッチとシフトを手足で操作することにより、自らがクルマを操る一体感を感じられるのが魅力です。

 そこで今回は、「普通免許はあるけどMT車は無理」と思っている女性でも運転しやすいMT車を5台紹介します。

●ホンダ「S660」

 軽オープンカーとして2015年に登場したS660は、軽自動車という枠にとらわれない本格スポーツカーを追求し、ホンダらしい「走る喜び」の実現を目指して開発されました。

 スポーツカーの醍醐味である、曲がる楽しさを最大限に体感できるよう、高い旋回性能にこだわり、ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)レイアウトを採用。

 エンジンは、低回転域から力強く、高いアクセルレスポンスの専用ターボチャージャーを搭載。トランスミッションには、軽自動車初の6速MTを採用しました(CVTも設定されています)。

 なお、2020年1月にマイナーチェンジし、内外装のデザインなどが変更されています。

 着座位置が低く狭い室内空間は、男性では窮屈に感じてしまいますが、女性が乗るのには問題ありません。コンパクトな室内空間は包まれ感があり、クルマとの一体感を感じられます。

 ルーフは脱着式のソフトトップ「ロールトップ」を採用し、屋根を開けてオープンエアを楽しめます。ロールトップは、女性には少々重いかもしれませんが、持てないほどの重さではありません。取り外したロールトップは、ボンネット内の収納スペースに格納することができます。

 また、腿から腰にかけて風を送り込めるエアアウトレットが設置され、寒さ対策も問題なく、快適な室内空間を実現しました。

 一方、エンジンが車両のリアに搭載されているためトランクスペースがなく、荷物を載せるのは助手席かボンネット内のロールトップの格納スペースしかない点は注意が必要です。

 オプションで専用キャリアーベースが設定されており、ルーフの上に荷物を載せることもできます。

 S660の価格(消費税込、以下同様)は、203万1700円から232万1000円です。

●日産「ノート NISMO S」

 日産のコンパクトカーで絶大な人気を誇るノートは、2016年に電動パワートレイン「e-POWER」が追加設定されたことで、販売ランキングの上位にランクインしています。

 モーター駆動による力強くスムーズな走行性能と静粛性に加え、アクセルペダルの踏み戻しで加減速をおこなえる「e-POWER Drive」が高い評価を得ているといいます。

 そんなノートには1.6リッターガソリンエンジンと5速MTを組み合わせた「NISMO S」という、ノート唯一のMTモデルがラインナップしています。

 ノート NISMO Sは、日産車のコンプリートカーを数多くラインナップするNISMOブランドのモデルで、内外装のデザインにNISMOを象徴する赤いアクセントを盛り込み、スポーツ志向のクルマに仕上げました。

 コンパクトなボディで扱いやすいのも、女性にはうれしいところ。NISMO S専用のエキゾーストシステムからは心地よいサウンドが響き、MT車を操っている楽しさが味わえます。

 ほかの人とは違う個性を求める人にはオススメの1台だといえます。

 ノート NISMO Sの価格は237万1600円です。

■ギャップ萌え確実! 女性が運転すると映えるMT車とは?

●トヨタ「86」/スバル「BRZ」

「86(ハチロク)」「BRZ」はトヨタとスバルが共同で開発したFRスポーツカーで、2012年に登場。2016年にマイナーチェンジを受けています。

 ボディサイズは全長4240mm×全幅1775mm×全高1320mmと、全幅は3ナンバーサイズですが、比較的コンパクトなボディなので、女性でも乗りやすいクルマだといえます。

 スポーティなクーペであることから2人乗りと思われがちですが、2+2の4人乗りです。とはいえ、後席は狭く、大人が乗るのは困難。中学生くらいまでの乗員を想定しているといわれています。

 エンジンは、スバル製の2リッター水平対向4気筒エンジンにトヨタの直噴技術を組み合わせています。エンジンに「TOYOTA D-4S」と「SUBARU BOXER」と刻まれているのもユニークなところ。幅広い回転域で高出力・大トルクを引き出すとともに、高い環境性能を両立しています。

 トランスミッションは、6速MTと6速ATが用意されていますが、はやり人気はMT車。86は6割、BRZは7割のユーザーがMT車を選んでいます。

 エンジンやボディといったクルマの基本構造は86・BRZ共通ですが、走りの味付けが異なり、86はドリフト志向、BRZは安定志向とされています。

 スポーツカーならではの着座位置の低さやサイドサポートが張り出したスポーツシートにより、男性は乗り降りに苦労することが多いようですが、女性ではさほど気にならないでしょう。

 卓越したハンドリング性能や走行性能を楽しむには、ぜひMTで乗りたいモデルです。

 価格は、86が267万1900円から348万7000円、BRZが247万5000円から343万7500円です。

●スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」

 本格四駆であるジムニーは、2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジをおこないました。

 軽自動車のジムニーと、1.5リッターエンジンを搭載する普通車のジムニーシエラがあり、トランスミッションはどちらも5速MTと4速ATを揃えています。乗車人数はどちらも4人乗りです。

 軽規格でコンパクトなボディサイズかつ、背が高くて視界が広いため運転しやすいのもジムニー/ジムニーシエラの特徴です。

 ラダーフレーム構造にエンジンを縦置きしたFRレイアウトを採用。副変速機付きパートタイム4WDや3リンクリジッドサスペンションも採用され、抜群の悪路走破性を発揮します。

 安全装備も充実し、単眼カメラとレーザーレーダーで危険を回避する「デュアルセンサーブレーキサポート」を搭載し、ジムニー初の衝突事故軽減ブレーキも採用されています。

 悪路走破性の高さがウリのジムニーですが、スクエアでゴツいフォルムに丸目のヘッドライトの組合せが可愛いと、ファッション感覚で購入する女性オーナーも増えているといいます。

 価格は、ジムニーが148万5000円から187万5500円、ジムニーシエラが179万3000円から205万7000円です。

●マツダ「マツダ2」

 マツダ2は、それまで「デミオ」として販売されていたコンパクトカーです。2019年のマイナーチェンジの際に、マツダ2という名称に変更されました。

 新生マツダ2の特徴は、エレガントなデザインです。とくに外観の大型のフロントグリルは、内部にスタッズ(鋲)を打ったようなメッシュパターンのデザインで、クラスを超えた上質感を表現しています。

 マツダはボディカラーにもこだわっており、色もデザインの一部と考えています。華やかな赤を実現した「ソウルレッドクリスタルメタリック」や、金属の輝きを表現した「マシングレープレミアムメタリック」など、マツダ2が映えるカラーを用意しているのもうれしいポイントです。

 内装の質感も高く、オシャレな印象。また、正しい姿勢でできるよう、骨盤を立てて脊柱が自然なS字カーブを維持できるシートを採用しています。

 エンジンは1.5リッターガソリンと1.5リッターディーゼルがあり、それぞれに6速MTと6速ATが設定されています。また、モータースポーツのベース車「15MB」という走りに特化したモデルもあり、こちらは6速MTのみの設定です。

 マツダは、「CX-8」と軽自動車を除くすべてのモデルにMT車を設定しています。MTによる運転の楽しさを提供したいという思いから、近年では珍しくMT車に力を入れているメーカーです。

 マツダ2の価格は、157万3000円から266万7500円です。

※ ※ ※

 昨今は、販売されている新型車の98%がAT車で、MT車はわずか2%未満だといわれていますが、それでもさまざまなMT車がラインナップされています。

 今回紹介したモデル以外にも、トヨタは「カローラシリーズ」や「ヤリス」「C-HR」、日産は「マーチ NISMO S」「フェアレディZ」、ホンダは「シビックハッチバック/シビックタイプR」、スズキは「スイフト/スイフトスポーツ」「アルト/アルトワークス」、ダイハツは「コペン」などに設定があります。

 MT車のラインアップは、一時期は姿を消しつつありましたが、最近ではまた増えてきており、自分で操る楽しさを味わえるMT車が存続することを、期待したいです。

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