現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > セリカが生んだ隠れ名車!! 今なら売れるコンセプトよ! 超地味名車[カレン]をぜひ知ってほしい

ここから本文です

セリカが生んだ隠れ名車!! 今なら売れるコンセプトよ! 超地味名車[カレン]をぜひ知ってほしい

掲載 15
セリカが生んだ隠れ名車!! 今なら売れるコンセプトよ! 超地味名車[カレン]をぜひ知ってほしい

 バブル崩壊後から、日本で消費されるものは実用性が高く評価され、「ムダを楽しむ」ということが少なくなった。社会に受け入れられず、良いモノなのに評価されなかったというケースは数多くあり、今回紹介するのはそんなクルマ。お洒落なスペシャリティカーであり、実は本格的なスポーティクーペ、トヨタ・カレンを堪能せよ!

文:佐々木 亘/写真:ベストカーWeb編集部

セリカが生んだ隠れ名車!! 今なら売れるコンセプトよ! 超地味名車[カレン]をぜひ知ってほしい

■え?姉妹車って本当?個性が爆発なクルマ

時代が違えば、大人気車両間違いなしだったであろう…..

 実はT200系セリカの姉妹車として登場したカレン。各所に共用部品が存在するが、フロントマスクが大きく違うことで、姉妹関係とわからない人も多いかもしれない。

 ゴリゴリのターボ4WDだったセリカに対して、カレンはNAエンジンを積んだFFである。本格的なスポーツ走行を楽しむというよりも、日常使いでカッコいいスペシャリティクーペを意識していた。

 ヘッドライトは薄型ワイドな3連コンビ。薄型グリルとマッチして、切れ長の瞳が妖艶さを醸し出す。リアフェイスはダックテールでシンプルかつスポーティ。前後でここまで大きく印象が変わるクルマは、あまり見たことが無い。

 カレンのデザインで、最も秀逸なのがボンネットのプレスラインだと思う。目頭からフェンダーにかけて続くプレスラインが、フェンダーラインのボリューム感にもつながっている。

 この2本のラインがあることで、クルマ全体が伸びやかでふくよかな印象になるのだ。FFモデルであるが、フェンダーのボリュームが比較的大きいため、パッと見た形でFRクーペを想起させるのも、カレンの特徴であろう。



記事リンク















前の記事





2140ccで680PSを発揮!! 2代目[カムリ]にも搭載された名機3Sって知ってる?















次の記事





新型MR2の確定情報、入電! ポルシェ911ダカール、クラウン”ランドスケープ”など激アツ車種勢ぞろい【ベストカー8月10日号】















■実はあのクルマはカレンから生まれた!?

調和の整った、正に”可憐’’なスタイル

 相反する2つの要素を、上手く調和させて個性を高めるカレン。この手法は、レクサスのブランドステートメントの中にも出てくる「二律双生」と同じだ。

 日本国内にレクサスが導入されるよりはるか昔に、カレンの中でレクサスの本質が生まれていたということか。

 1代限りで幕を下ろし、マイナー車的な扱いを受けているカレンだが、その存在が今日のトヨタ・レクサスに与えた影響は、計り知れない。



記事リンク















前の記事





2140ccで680PSを発揮!! 2代目[カムリ]にも搭載された名機3Sって知ってる?















次の記事





新型MR2の確定情報、入電! ポルシェ911ダカール、クラウン”ランドスケープ”など激アツ車種勢ぞろい【ベストカー8月10日号】















■外と中、作り出された対比はこれまた見事

エクステリアだって、こだわりが詰まってるんだ!!

 艶やかなエクステリアデザインとは反対に、インテリアは直球スポーティだ。インパネデザインこそ、曲面構成で美しさを感じるものの、ステアリング・シート・シフトレバーなど、ドライバーの触れるところには、セリカと同等の剛健さが目立つ。

 インパネ中央のエアコンやオーディオスイッチ類は、少しドライバーズシートの側へ向けられ、シフトレバーとパーキングブレーキは並行配置されている。

また、その身を委ねるのは、本格的なスポーツシートで、クッション調連動リアバーチカルアジャスターが付く。シートクッションを上下させる動きに連動して、シートクッションが前後して、適切な運転姿勢に導く装備だ。

 シートリクライニングには、ダイヤルノブ操作の無段階調整機構と、レバー操作によるクイック機構を共存させているのも面白い。

 心臓部には、高性能ツインカムエンジンを載せ、足回りにはデュアルモード4WSを搭載する念の入れようだ。見た目のエレガントさとは裏腹に、内装もエンジンも足回りも、本格的なスポーツ走行を望んでいるような作り込みがされている。



記事リンク















前の記事





2140ccで680PSを発揮!! 2代目[カムリ]にも搭載された名機3Sって知ってる?















次の記事





新型MR2の確定情報、入電! ポルシェ911ダカール、クラウン”ランドスケープ”など激アツ車種勢ぞろい【ベストカー8月10日号】















■デートカー全盛期なら爆売れ間違いなし!?

一昔前の感じられるような…..そんなドライブデートをしたい全ての若者よ!是非ともカレンに乗ろう!

 シルビアやプレリュードが爆売れしていたバブル期に、カレンが登場していたら独り勝ちだったかもしれない。登場がバブル崩壊後になってしまったため、時流には乗れず、車名のようには立ち振る舞えなかったのだろう。

 カレンを今風にSUVで表現するなら、クラウンクロスオーバーとクラウンスポーツを掛け合わせ、ランクルの走行性能を入れたようなもの。

 一見すると何をしたいのか分からなくなるところもあるが、「クルマって本来はこういう夢のあるモノだったよな」と、カレンを見て再認識させられた。

【画像ギャラリー】本来クルマってこうあるべきだよね…..隠れた名車、トヨタ・カレン!(9枚)

投稿 セリカが生んだ隠れ名車!! 今なら売れるコンセプトよ! 超地味名車[カレン]をぜひ知ってほしい は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
WEB CARTOP
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

15件
  • tma********
    私は当時、ST202セリカSS-Ⅱに乗っていました。
    当時のデートカー流行りの中でセリカを選んだのは、2Dノッチバックのプレリュード、シルビアに対してセリカは3Dハッチバックだったから。
    セリカは後席を倒した広大なラゲッジルームでそれこそSUV的な使い方ができました。
    走ってよし、スキーや旅行もよし。私の下宿の引越しもセリカ1台でやることも出来たほど多目的に使えました。
    一見すると何をしたいのか分からなくなるところもあるカレンは、誰にも振り向カレン。というところがオチでしたねw
  • ats********
    4ドアセダンも2ドアクーペも青色吐息のこのご時世、今更復活したからって売れるワケないじゃん…GT-Fourぐらいにガチのスポーツへ全振りすればあるいはワンチャンあるかもって程度。
    当時のように、雰囲気だけスポーティなFFクーペってコンセプトでは見向きもされないに決まってる。それが通るぐらいならレビトレもセリカも消えはしなかっただろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

171.5234.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.982.9万円

中古車を検索
カレンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

171.5234.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.982.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村