レクサスの4ドアセダンをエアサスでベタっとローダウン
2023年8月13日(日)に千葉県の幕張メッセで開催された「A-MESSE TOKYO」は、国内トップクラスのカスタムカー、ショーカーが集まるイベント。スタンス系から大がかりなボディモディファイ系、そしてラグジュアリー系など、あらゆるカスタム車両が2000台以上集まった。今回紹介するのは、見た目は普通なのにボタンひとつでリムとタイヤの間にフェンダーが刺さる「ポークスタンス」を実現したレクサス「IS」だ。
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白いボディをベースにシンプルなエアロをチョイス
オーナーの“kmn0002”さんにお話を伺ってみたところ、ベースとなっているのは2022年式のレクサス「IS300」で、購入後いきなりエアサスの装着やホイールの交換などを行いこの姿になったそうだ。
ちなみにホワイトのボディカラーにAIMGAINのエアロパーツをカーボン地のまま装着することで、ボディ下部のエアロはあまり目立たないよう工夫されている。これによって見た目はかなりシンプルなボディとなっているのだ。4ドアセダンのレクサスISが生足ではありえないスタンスで会場に佇む姿は、インパクト大。会場でも目立っていた
ポークスタンス達成のためのミリ単位の緻密なセットアップ
足まわりはエアフォースのエアサスを装着したうえで、各部のアーム類にも加工を施すことで、この車高とスタンスを実現している。ホイールは19インチのLEONHARDIRITT(レオンハルト)のBeifall(バイファル)で、フロント10.5J-7、リア11.5J-3をチョイス。オフセットは実際に計測したうえで最適なサイズをチョイスしているが、細かな誤差や個体差によって左右が揃わず、最終的にはミリ単位のスペーサーを使って微調整することで、ジャストサイズのオフセットを作り出している。
この細かな微調整とボタンひとつで設定した車高を実現できるエアフォースによって、4輪それぞれのフェンダーが、リムとタイヤの隙間に挟まれるように収まるポークスタンスを実現しているのだ。ちなみにここからわずか数センチ車高を上げるだけで、地を這うように走ることができるそうだ。
トランクの中にセットアップされた魅せるエアサス配管
さて、全体的にシンプルなスタイルのレクサスISだが、唯一ショーアップされ、魅せ場となっているのが、トランクルームの中だ。トランクを開けると、中にはハイエンドオーディオ用のウーファーが左右に設置され、中央にはエアサスのエアタンクやコントロールバルブシステム、そしてそれぞれを結ぶエアの配管などが美しく配置され、ブルーにライトアップされているのだ。
このエアフォースのコントロールバルブはリモコンなどで離れた場所から制御できるようになっているだけでなく、非常にコンパクト。
これによってエアサスでもハイドロのような配管の美しさをディスプレイとして活用できるようになったのだ。結果としてISのトランクルームには何も入らなくなってしまったが、開けた際のインパクトは十分というわけだ。
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どこ走ってもノーマルより遅くなるのは理解できる