■あり得ない存在だけど…期待したくなる「LC Shootingbrake」とは
2017年3月に発売されたレクサスのフラッグシップクーペ「LC」。2020年6月にはコンバーチブルモデルとなる「LC500 Convertible」が登場しています。
そのデザイン性の高さから見る者を魅了するLCですが、2022年4月14日にとある画像がインスタグラムに投稿されました。
LCのデザインは、低重心かつ低い全高とワイドな全幅でアグレッシブなスタンスとなり、四隅のタイヤを強調するフェンダーが張り出した抑揚ある立体構成でクーペとしての機敏さを表現しています。
各部分は艶やかな曲面とシャープなラインで構成され、ラグジュアリークーペにふさわしいエレガントさが強調されています。
フロントは、下端からボンネットフードへと続く流れを強調し、ボディと一体化させ躍動感を高めたスピンドルグリルを中心に超小型3連LEDヘッドランプユニットとL字型に発光するLEDクリアランスランプにより、エレガントな表情を演出しました。
リヤも特徴的なデザインとなっており、中央部にフロントからの流れを受けたスピンドル形状のテーマを採用。
テールランプ外側から縦下方向に伸びたターンシグナルランプや、マフラーディフューザー左右下端の配置と合わせ、重心の低さとワイド感を強調しています。
走りの面では、GA-Lプラットフォームを採用。慣性諸元の作りこみやボディの高剛性・軽量化に徹底的にこだわり、FRが持つ本質的な魅力である優れた走りとデザインの実現に大きく寄与。
パワートレインは、5リッターV型8気筒エンジンにDirect Shift-10ATを組み合わせたガソリン車と、3.5リッターV型6気筒エンジンにマルチステージハイブリッドトランスミッションを組み合わせたハイブリッド車をラインナップしています。
このようにLCは、レクサスのアイデンティティを盛り込んだ唯一無二のクーペ/コンバーチブルモデルとなりますが、前述のインスタグラムでは夢のステーションワゴン化といえる「LC500 Shootingbrake」のレンダリングがお披露目されています。
投稿したのは中国・杭州に住むカーデザイナーのSugar・Chow氏です
レンダリングされたLCのフロントは、従来のLCと変わりはありませんが、サイドビューではクーペスタイルのピラーでは無く、リアエンドまでルーフが延長されワゴン化。
クォーターガラスも従来の形状から後方に伸びた独特のものになっているのが特徴です。
リアでは、ルーフ後端にはルーフスポイラーを装着しているものの、テールランプより下側は従来のLCと同様のデザインとなっています。
この投稿に対してユーザーからは「カッコイイ」、「好きです」、「これは完璧」、「うまくいかないはずなのに、なぜかうまくいく」といった声の一方で「美しくない」や「CT200hのように見える」といった声も寄せられています。
※ ※ ※
LCは前述の通りラグジュアリークーペです。そのためLC Shootingbrakeは現実的には存在し得ないものですが、それでもレンダリングの完成度の高さゆえに市販化を期待したくなります。
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