2019年5月に登場したマツダ3から始まったマツダの第7世代商品群。続けてCX-30が登場したが、2020年はひと休み。夏にピュアEVのMX-30が発売になるものの、量販ニューモデルは予定されていない。
しかし、2021年にはマツダにとって重要なモデル、マツダ2がフルモデルチェンジする。
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台数を稼げるコンパクトクラスだけにその成否は大きなポイント。さて、どんなクルマに「変身」するのか。今わかっている情報をお伝えする。
■2020-2021年 マツダ 新車登場予定カレンダー
2020年9月 MX-30/2021年9月 マツダ2 ※いずれも予定。
●【画像ギャラリー】マツダ2予想CG+レンジエクステンダー搭載のデミオ(2013年)をギャラリーでじっくりチェック!!!
※本稿は2020年1月のものです。新車登場予定カレンダーは2019年12月時点で当編集部および流通ジャーナリストの遠藤徹氏が、各メーカーや新車販売店に取材した結果を反映したものであり、発売日が近づくことによって流動する可能性があります。新情報が入り次第更新していきます
文・写真・予想CG:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年2月10日号
■直3、1.5L SKYACTIV-Xをメインに、「魂動デザインフェイズ2」でコンパクトカーの地平を切り拓く
マツダの「第7世代商品群」とは、SKYACTIVテクノロジーをもう一度見直して生まれるクルマたちのこと。
新世代ユニットとしてガソリンを圧縮着火させる新エンジン、SKYACTIV-Xが目立っているが、それだけでなくボディ、シャシー、サスペンションからシートに至るまで、すべてを改善、進化させるというものだ。
新型マツダ2もそのルールに則って一新される。
世界のコンパクトクラスをリードする圧倒的なクォリティを携えてデビューする新型マツダ2(画像はベストカー予想CG)
エンジンはマツダ3の直4、2Lを1気筒減らして1.5Lに排気量ダウンするSKYACTIV-X+マイルドハイブリッドが搭載され、ほかに通常燃焼のガソリン1.5Lと1.5Lクリーンディーゼルとなりそうだ。
マツダの最量販車として「進化した魂動デザイン」を体現したデザインに生まれ変わり、先行するマツダ3と同じテイストを与えらえる。
価格との兼ね合いが重要だが、マツダ3同様、圧倒的な質感を備える内外装が新型マツダ2の大きなウリとなり、国産コンパクトクラスのなかで群を抜いたクォリティを発揮してくれるだろう。
最量販モデルだけに、内外装の質感はもちろんエンジンからシャシー性能まで、マツダの持てるポテンシャルをフルに発揮するクルマになるはず。2021年新車の台風の目だ!(画像はベストカー予想CG)
■ロータリーレンジエクステンダーもマツダ2に搭載か?
2020年9月登場のMX-30(ピュアEV)に搭載されるのでは? と目されているのがロータリーエンジンで発電し、電気で駆動するレンジエクステンダー。これがマツダ2にも搭載される。
2013年に試乗会を開催するなど、マツダはずいぶん前からREレンジエクステンダーの開発を進めていたが、ようやく陽の目をみることになりそうだ。
写真は2013年の試乗会で用意されていた、先代デミオのREレンジエクステンダー車
発電用に使われるREは水平配置が可能な330ccのシングルロータリーで、コンパクトで静かなのが最大の長所。
これのマツダ虎の子の最新技術が、まずは今年のMX-30に搭載され、次いで新型マツダ2にも搭載される流れとなる可能性が高い。
小さくて静かなREを発電専用エンジンとして使用し、電気で走る。バッテリーの残量を気にすることなく走れる実用的なEVとなる
■マツダ2 予想スペック
・全長×全幅×全高:4100mm×1730mm×1520mm
・ホイールベース:2600mm
・車両重量:1150kg
・エンジン:直列3気筒DOHC1.5L+モーター
・最高出力:130ps/6000rpm
・最大トルク:16.0kgm/3000rpm
・モーター出力:6.5ps/6.2kgm
・予想価格:150万~280万円
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