■流行りのクロスオーバー系軽自動車とは?
昨今、アウトドア志向や都市生活の多様化に伴い、軽自動車市場でもクロスオーバー系のモデルが注目を集めています。
軽自動車の経済性やコンパクトさを保ちながら、SUVのような力強いデザインや高い走行性能を兼ね備えたクロスオーバー系軽自動車は、多くのユーザーにとって理想的な選択肢となるでしょう。
今回は、現行のタフでゴツゴツしているワイルドな軽自動車を3台紹介します。
【画像】超カッコイイ! これが「超ゴツゴツボディ」の軽自動車です(30枚以上)
●スズキ「ハスラー タフワイルド」
ハスラーはスズキの軽クロスオーバーSUVで、初代モデルは2014年に登場しました。
軽自動車の使いやすさを維持しつつ、未舗装路などの多少荒れた路面でも走行できるため、日常使いからアウトドアを楽しむユーザーまで、幅広い層から支持されています。
現行モデルとなる2代目は2020年にデビュー。
そして2024年5月に新たに設定されたのがハスラータフワイルドです。
このクルマは、ハスラーをさらにタフな存在に昇華したモデルで、エクステリアには専用フロントグリル、メッキバンパーガーニッシュ、タフワイルドエンブレム、ブラックメタリックの15インチアルミホイール、ルーフレールを採用。
インテリアには、撥水加工が施されたファブリックシート表皮やドアトリムクロス、マットカーキを基調とした専用インテリアカラーが特徴で、アクティブな印象を醸し出しています。
パワートレインは最高出力49ps・最大トルク58Nmを発揮する660cc直列3気筒エンジンと、最高出力64ps・最大トルク88Nmを発揮するターボエンジンを設定。
それぞれ2WDと4WDから選択可能で、これらにCVTが組み合わされます。
タフワイルドの価格(消費税込、以下同)は176万円から202万1800円です。
●ダイハツ「タント ファンクロス」
タントの初代モデルは2003年に登場し、軽自動車のスーパーハイトワゴンというジャンルを確立しました。
両側パワースライドドアや、センターピラーをドアに内蔵して広い開口部を実現した「ミラクルオープンドア」の採用で人気を博しました。
現行モデルの4代目は、2019年7月にデビュー。
そして2022年10月に新たなバリエーションとして、タント ファンクロスが追加されました。
このモデルは、アウトドアシーンにマッチするアクティブなデザインとタフな外観を持ち、SUV風のエクステリアを採用。
また、ルーフキャリアの積載を想定したルーフレールも装備されています。
インテリアには撥水加工が施されたカモフラージュ柄のシートを採用し、タフな印象を強調しています。
パワートレインは最高出力52ps・最大トルク60Nmを発揮する660cc直列3気筒エンジンと、最高出力64ps・最大トルク100Nmを発揮するターボエンジンを設定。
それぞれ2WDと4WDから選択可能で、これらにCVTが組み合わされます。
価格は168万8500円から193万500円となっています。
●三菱「eKクロスEV」
「いい軽(=eK)」として誕生した「eKワゴン」ですが、2019年のフルモデルチェンジにおいて、SUVテイストの「eKクロス」が設定されました。
そこにEVの要素を追加したクルマとして、2022年5月に「eKクロスEV」を発表。
このクルマは日産「サクラ」とプラットフォームを共有しているものの、内外装のデザインは大きく異なっています。
エクステリアはeKクロスに準ずるデザインとなっており、フロントフェイスは新型「アウトランダーPHEV」や「デリカD:5」などと同様の「ダイナミックシールド」を採用。
インテリアはEVでありながらもSUVのようなアクティブさを感じられるものに仕上がっています。
パワートレインは前輪駆動モーターを搭載し、最高出力64ps・最大トルク195Nmを発揮。
また総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載し、通勤や買物、送迎といった日常使いに十分な一充電走行距離180kmを実現しています。
ほかにも一般家庭の約1日分の電力消費量に匹敵する大容量の電気が使え、非常時の電源として有効利用することができます。
価格は256万8500円から313万1700円です。
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