■日本に初めて導入されるアルファロメオの新型ディーゼルエンジン
FCAジャパンは、新開発のディーゼルターボエンジンを搭載した「ステルヴィオ」と「ジュリア」を日本に導入し、2019年4月6日より発売します。
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なお、日本にアルファロメオのディーゼルエンジン搭載車が導入されるのは、今回が初めてとなります。
コモンレール式のディーゼルエンジンを市販車で初めて「156」に搭載したアルファロメオは、新たに2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを開発しました。基本設計は「ステルヴィオ」と「ジュリア」で同じですが、それぞれの特性に合わせて最適なチューニングが施されました。
プレミアムSUVの「ステルヴィオ」は、最高出力210馬力、最大トルク470Nmを発生し、リッター100馬力に迫る最高出力とディーゼルエンジンならではの力強さを両立。その結果、0-100km/h加速は6.6秒と、スポーツカー並みの加速性能を実現しました。
また、どのエンジン回転域においても扱いやすいのもこのエンジンの大きな特徴で、「ステルヴィオ」では1250rpmで300Nm以上を、1750rpmで最大トルク470Nmを発揮し、常用エンジン回転域においての操作性も優れています。
プレミアムサルーンの「ジュリア」は、最高出力190馬力、最大トルク450Nmで、0-100km/h加速は7.2秒となります。
燃費(WLTCモード)については、「ステルヴィオ」が16.0km/L、「ジュリア」が17.2km/Lを達成し、同クラスのガソリンモデルに比べて最大約45%の燃費向上を実現しています。
■先進技術により優れたスポーツ性能や快適性、環境性能を実現
アルファロメオのディーゼルエンジンとして初めてアルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトを採用しました。155kgという軽量なエンジンユニットにより、クイックで収まりの良いアルファロメオらしい軽快なハンドリングが楽しめるといいます。
さらに、バランサーシャフトの採用でエンジンの振動が抑制されるとともに、8速オートマチックトランスミッションのシフトショック低減も図られました。車両設計と並行してエンジン開発が行われたことで全体の騒音や振動の低減が相乗効果として現れ、車両全体のバランスが整って高い静粛性も実現したといいます。
また、様々な先進技術の導入により、高効率でクリーンな排出ガス性能を実現。低回転域からターボラグが少なく、レスポンスに優れたエンジン特性を実現するe-VGT(電子制御式バリアブル・ジオメトリー・ターボ)をはじめ、1行程に2000barの高圧燃料噴射を最大8回行う高精細な燃料噴射装置「マルチジェットII」を搭載しました。
加えて、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)やSCR(選択式触媒還元)、アドブルー(尿素水溶液)噴射装置といった排出ガス後処理技術の採用により、世界的に厳しいと言われる日本の排出ガス基準「ポスト新長期規制」をクリアしています。
■日本に導入される2モデルの特徴
「ステルヴィオ 2.2 ターボディーゼル Q4」は、既存のガソリンモデル「2.0 ターボ Q4」と同等の装備内容となっています。
バイキセノンヘッドライトをはじめ、18インチ5スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のレザーシート、前席パワーシート、リアパーキングカメラ、パワーテールゲート、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などの快適装備を標準装備しました。
「ジュリア 2.2 ターボディーゼル スーパー」は、ガソリン仕様の「2.0 ターボ スーパー」と同等の装備内容で、バイキセノンヘッドライトのほか、18インチ10スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のプレミアムレザーシート、前席パワーシート、Harman/Kardonプレミアムオーディオシステム、リアパーキングカメラ、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などを備えています。
価格(消費税込)は、「ステルヴィオ」が617万円、「ジュリア」が556万円となります。
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