■最高速度300km/hオーバー、速さに特化した高速国産車たち
近年、クルマは目的地へ向かうための単なる移動手段という枠を超え、機能性やデザイン性までも求められる時代となっています。
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現在、国内で売れているモデルでは、軽自動車のホンダ「N-BOX」やコンパクトカーのトヨタ「アクア」や日産「ノート」であり、コンパクトで使い勝手が良いクルマが人気を集めています。
そんななか。クルマの「走り」に重点を置いたモデルも存在します。今回は、時速300キロ超えが可能な国産スポーティモデルを3台紹介します。
●日産「GT-R」
日産「GT-R」は、世界中で人気のあるスポーティモデルです。すべてのGT-Rは、日本の栃木工場で生産されており、1日の生産台数は最大20台となっています。
「スカイラインGT-R」と間違われることがありますが、かつてはスカイラインの最上級グレードがGT-Rと呼ばれており、現在のGT-Rはスカイラインシリーズとは別物です。
3.8リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジン(最高出力570馬力/最大トルク65.0kgfm)を搭載し、リミッターを解除すれば300km/hオーバーが可能なモンスターマシンです。
また、NISMOの専用チューニングを施したセッティングでは最高出力600馬力、最大トルク66.5kgfmを発揮し、欧州仕様のカタログ上では最高速度315km/hとなっています。
2019年9月現在では、標準モデルとして3グレード(Premium/Black/Pure)が存在。価格(消費税8%込み)は、1063万1520円から1253万9880円となり、「Track edition engineered by NISMO」の価格(消費税10%込み)は1463万6600円です。
また、さらなる高性能スペックを誇るNISMO仕様は、2420万円(消費税10%込み)という価格が設定されています。
●ホンダ「NSX」
ホンダの初代「NSX」は、1990年から2005年の販売終了まで約15年間販売されていました。当時の新車価格は900万円から1300万円となっており、販売された15年間は、国産スポーツカーの最高新車価格でした。
その後、2016年に2代目となるNSXが登場します。エンジンは、F1エンジンメーカーの「コスワース」との共同開発となっており、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジン+ハイブリッドシステム(最高出力581馬力)が搭載され、年式や国や地域によって異なりますが、カタログ上では最高速度308km/hとなっています。
ハイブリッドシステムには、エンジンをアシストするダイレクトドライブモーターが1基、前輪を左右独立で駆動・制御するツインモーターユニットが2基、合計で3基のモーターが搭載されています。
エンジンだけでは補えないパワー域をモーターの力を合わせることにより、スタートから最高速まで途切れることなくパワフルな加速を実現。ちなみに、NSXの名前の由来は「New SportsCar X」の頭文字をとっており、Xは未知数を表しています。
なお、NSXの価格(消費税8%込み)は、2370万円です。
■いまも語り継がれるレクサス「LFA」とは
●レクサス「LFA」
レクサス「LFA」は、2010年に限定500台で販売されたモデルです。限定車両のため街中で見かけることは稀で、ほぼすべてのパーツが専門の職人によるハンドメイドです。
エンジンは、国産車では珍しい4.8リッターV型10気筒ガソリンエンジン(最高出力560馬力)を採用しており、最高速度は325km/h以上と公表されています。日本の道路事情では、性能を引き出せないくらいのスペックですが、国内販売の割り当て200台はあっという間に予約が埋まったといいます。
GT-Rが量産車を前提として開発されたのに対し、LFAは利益を出すのではなくレクサスのブランド力や技術力を世界に発信することを目的に開発されたといわれ、LFAの名前の由来は「Lexus Future Advance」の頭文字を取っています。
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