現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「20年かけて辿り着いたアルテッツァ最強クラスのパワーチューンド」520馬力の3S-GE改ターボ仕様が吠える!【W-Option JAMBOREE】

ここから本文です

「20年かけて辿り着いたアルテッツァ最強クラスのパワーチューンド」520馬力の3S-GE改ターボ仕様が吠える!【W-Option JAMBOREE】

掲載 更新
「20年かけて辿り着いたアルテッツァ最強クラスのパワーチューンド」520馬力の3S-GE改ターボ仕様が吠える!【W-Option JAMBOREE】

520馬力の3S-GE改TD06-25Gターボ仕様を搭載!

最初に買ったアルテッツァを愛し続ける男

「20年かけて辿り着いたアルテッツァ最強クラスのパワーチューンド」520馬力の3S-GE改ターボ仕様が吠える!【W-Option JAMBOREE】

免許取得後、最初に購入した愛車を浮気することなく今でも乗り続けている岡田さん。アルテッツァ歴はすでに20年を超えているという強者だ。

アルテッツァは、“FR+MT+4ドア+5ナンバーサイズボディ”という貴重なパッケージングを採用する存在だが、絶対的なパワー不足を指摘する声も大きい。

岡田さんもどうにかパワーを稼ごうと、パワーエンタープライズの遠心式スーパーチャージャー仕様にはじまり、S13純正タービンを使ったボルトオンターボ仕様、腰下に3Sターボのコンロッドを組み込んだTD06-25Gターボ仕様…など、様々なパワーチューンを実行。そして、2018年に大幅なモディファイを敢行し、現在のスペックまで辿り着いた。

手がけたのは、埼玉県の名医“ブラックライン”。アルテッツァとしては最強クラスのパワーチューンド、じっくり見ていこう。

心臓部の3S-GEは、腰下に戸田レーシングの87φローコンプピストンとJUNオートのI断面コンロッドを投入。ヘッドは燃焼室加工やポート研磨を行った上でカムもJUNの290度/13mmリフトという強烈なハイリフトを組み込んだ。

そんな強心臓に、42.7φのワンオフEXマニを介して以前と同じTD06-25Gターボをセット。現在は慣らし中だが、F-CON Vプロでのセッティングがキマれば最高出力は520psに達するという仕様だ。

ハイチューンドは高回転域での失火が命取りになる。そのため、ブラックラインでは16Vまで昇圧する点火システムを開発。RB系のイグニッションコイルと日産イグナイターを4個ずつ使い、これを昇圧機で16Vまでアップさせるのだ。「点火系が劣化している個体も増えてきているから、どんなクルマにもオススメだよ」とはブラックライン鈴木代表。

インファンネル式のサージタンクはブラックラインのワンオフ。スロットルも電子制御式はキャンセルして80φのワイヤー式に変更済みだ。このあたりの美しい造作は、ブラックラインならではだ。

バンパー開口部いっぱいに広がる前置きインタークーラーも、ブラックラインによるワンオフ品。ラジエターはアルミ2層式でしばらく走らせていたが、渋滞時の水温上昇が気になって銅3層式にシフトしたそうだ。

トランクにはコレクタータンクや燃料ポンプ(デンソー×1にボッシュ×2)を配置。フューエルラインはアルミで美しくレイアウトされ、非常に見栄えがするシステムを構築している。

エアロパーツはフロント&リヤバンパーがシーウエストで、サイドは純正。520馬力の強心臓を全く感じさせないエクステリアは、まさに“羊の皮を被った狼”だ。

車高調は、アペックスN1ダンパーからHKSハイパーマックスMAX4(F14kg/mm R16kg/mm)に変更。岡田さんのライフスタイルに合わせて、その都度、最良の仕様にしているのだ。

追加メーターが乱舞するスパルタンな室内。赤いボタンはラインロック用で、ゼロヨン大会等に参戦するときに使用する。ミラー下に確認できるのは、ブラックラインの人気メニューでもある吊り下げ式のメーターホルダーだ。

20年かけて520ps仕様にまで進化した岡田アルテッツァ。今後の目標は趣味のゼロヨンでタイムアップ(現在14秒)することなのだとか。岡田さんとアルテッツァの走り屋ストーリーは、まだまだ続いていきそうだ。

●取材協力:ブラックライン 埼玉県川越市下広谷690-1 TEL:049-239-6667
●EVENT DATA:W-Option JAMBOREE(2019.10.6)

こんな記事も読まれています

軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
AUTOSPORT web
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
AUTOSPORT web
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
ベストカーWeb
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.5335.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8298.0万円

中古車を検索
アルテッツァの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.5335.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村