■市販化実現した「和製スーパーカー」 現在もラインナップ
これまで開催された国内外のモーターショーでは、登場が待ち望まれたスポーツカーのコンセプトモデルが多数公開されます。
なかでも2014年の北米国際自動車ショーでトヨタが発表した「FT-1」は、公開から10年が経過した現在でもなお、SNSなどでさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタの「和製スーパーカー」です(78枚)
FT-1は次世代のスポーツカーのあり方を示すスタディコンセプトモデルで、日本では2016年の東京オートサロンで日本初公開されています。
車名のFTは「未来のトヨタ」を意味する“Future Toyota”の略。数字の1は「頂点」を表すとされ、新たなフラッグシップスポーツカーとしての側面をもたせていることがわかります。
デザインはトヨタの北米デザイン拠点「Calty(キャルティ)」が担当。
同拠点の創立40周年目の節目ということもあり、「Caltyの集大成」として1967年に登場し国産スポーツカーの礎となった「2000GT」などをはじめ、トヨタのスポーツカーの歴史を紐解きながら情熱を注ぎこんだものだといいます。
全体的なフォルムは曲線美を強調しつつもレースカーらしい力強さを表現。未来的でありながら、クラシックスポーツカーのようなスタイリングも取り入れ、フロント・サイドのガラスのカーブの形状はトヨタ2000GTを彷彿とさせます。
フロントデザインは大胆な形状のフェンダーを備え、高い運動性能を予感させます。
サイドやリアは最適空力をイメージした吸排気口や可動式のリアウイングなどを装備するなど、デザイン性だけでなく機能性も持たせています。
インテリアはドライバーに最適化されたシンプルなものにまとめ、ドライビングに集中できる環境を構築。インパネやドアトリムにはカーボンコンポジット素材を用い、軽量化にも貢献しています。
その一方で、センターコンソールやシートはブラックレザー素材に赤ステッチを施したほか、フルアルミのペダルを採用するなど、プレミアムなしつらえにもこだわっています。
なお、公開当時は詳細スペックなどが明かされませんでしたが、当時最新作の「プレイステーション3」向けドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモ6」では、発表翌日に車両データを配信。ゲーム内で操ることができるようになっていました。
ゲーム上のスペックは全長4675mm×全幅1970mm×全高1225mm、ホイールベース2740mm。
1320kgの車体には493PS/58.8kg・mを発揮し、直列6気筒風のサウンドを奏でるターボエンジンが搭載されていました(実際の気筒数などは発表されておらず不明)。
さらにおよそ7か月後の2014年8月、「FT-1 ビジョングランツーリスモ」というレーシングモデルが追加され、FT-1はレーシングマシンへと進化しています。
そんなFT-1ですが、公開時はトヨタの新たなスポーツカーでかつ非常にアグレッシヴなスタイリングであったことなどから「和製スーパーカー」などともてはやされ、登場に期待が高まっていました。
そして、公開から4年が経過した2018年3月、ジュネーブ国際モーターショーで後継モデルの「GR Supra Racing Concept」が公開。2002年に生産終了した2ドアスポーツカー「スープラ」の名称が用いられるとともに、市販化がアナウンス。
2019年5月に「GRスープラ」として正式発売され、各部のデザインなどはほぼそのままに、コンセプトスポーツカーとしては奇跡的ともいえる市販化が果たされ、現在もラインナップされています。
※ ※ ※
SNSなどでは「当時発表されたときはホントにアツかった。」「これ出たときワクワクしたよね」と10年前の発表時を思い出す人や、「まさかスープラとして出しちゃうとはね、あっぱれ」「スープラ復活の伏線がFT-1だったのヤバすぎる」など市販化に期待が高まり、それに応えるような形で登場した経緯を感慨深いと感じるコメントも。
一方で、「コレをそのまま市販化してほしかった」「中身はドイツ製になってしまった」「このまま出してれば、伝説になったのに…」と、市販化を果たしたもののトヨタ内製ではないことを残念がる声も寄せられています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
メリットなかった!? トヨタもホンダも「アイドリングストップ機能」廃止へ! 「使いにくい」の声も! どんな反響があった?
「え…あたしのクルマが勝手に改造されてる…」!? 母のクルマの「変わりすぎた姿」に反響多数! 衝撃の「変貌」に集まった声とは
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
日産が「新型セレナ」をまもなく発売! 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加! 待望の「性能向上モデル」に販売店でも反響あり
全長4.3m! トヨタの斬新「スライドドアSUV」登場に期待の声! 超タフな「ゴツゴツ」デザイン採用した「小型ミニバン」が超カッコいい! “悪路走破性”も備えた「TJクルーザー」とは
レクサスの悩みは頂点「L」を冠した高額モデル4台の売れ行き低迷。期待の新型車はいつ発売?
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
『これはやらないと!』オートマティックフルード交換に革命! 過走行車も安心の最新メンテナンス術~カスタムHOW TO~
石破内閣不支持急増、斉藤国交相後任もまた公明党の中野氏起用へ[新聞ウォッチ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
どこがスーパーカーなん?